甘々と稲妻(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『甘々と稲妻』とは雨隠ギドによる漫画作品。2013年に『good!アフタヌーン』にて連載を開始。2016年にはアニメ化もされた。主人公「犬塚公平」は妻を亡くし、高校教師と子育てを両立する毎日。そんなある日、一人娘の「犬塚つむぎ」と二人でお花見に行くと、泣きながら一人でお弁当を食べている女子高生「飯田小鳥」と出会う。この出会いが縁となり、公平と小鳥は小鳥の実家で料理店「恵」で一緒に料理を作って食べることになった。

ごはんやさん 恵

小鳥の母「飯田恵」が営んでいる料理屋。
夕方から開く和食店であるが、恵が忙しいためお店の方は休みがちになってしまう。
小鳥はお店の明かりを消したくないという気持ちもあり、公平と一緒に料理を学ぶ場としてお店を使わせて貰う事になった。
二階は飯田家になっている。

ほしやま幼稚園

つむぎの通う幼稚園。
つむぎは友人のゆうかとハナと仲が良く、ミキオはつむぎにちょっかいをかける。
ゆうか・ハナ・ミキオの母親なども登場する。

すきっぷ通り

東京の武蔵境にある実際にある商店街。
犬塚家から徒歩で行ける距離にあり、商店街には料理屋「恵」がある。

『甘々と稲妻』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「おとさん、うんまぁい!食べるとこ見ていて!」

第一話で小鳥の作った土鍋ご飯を食べた時に、つむぎが言ったセリフ。
つむぎは自分が食べる所を公平に見るように言い、自分がどのくらい美味しいと思っているかを食べる表情で表す。
小さな子供特有の食べる所やなにかする所を大人に見ていてと言う、可愛らしいセリフ。

「私とごはんを作って食べませんか?」

一話にて、公平に一緒に料理会をしないかと提案する小鳥のセリフ。
このセリフが全ての始まりとなり、犬塚親子と小鳥は一緒に料理しご飯を食べる料理会をすることとなった。
休みがちなお店の明かりをつけたい小鳥と、料理を覚えたい公平との利害の一致で始まった料理会であるが、段々と料理し皆で食べるのが楽しくなっていく。

「つむぎの美味しいが嬉しいです」

第2話で、料理会で作った豚汁を食べて美味しいと喜ぶつむぎを見た公平のセリフ。
公平はつむぎが自分の作った料理を美味しいといってくれる事が嬉しいと、満更でも無い顔をする。
こうして公平は料理をすることや、愛娘に自分の手料理を食べさせる事の楽しさを覚えるのであった。
公平の料理を覚える意義は、主につむぎに美味しく食べて貰う事にあるのである。

「先生、もっとがんばって聞いてあげて。ちゃんと」

第3話で、小鳥の言ったセリフ。
幼稚園でゆうかとハナから粘土を貰ったつむぎは、それを返さず持ち帰ろうとしたことでミキオから泥棒だと責め立てられてしまう。
友人二人からの許可があっての事で決して泥棒というわけではないのだが、自分が粘土を返さなかった事も事実であり、ミキオの言葉にも一理あると思うつむぎ。
料理会中もつむぎはどこか元気がなく、つむぎに元気を出して欲しい公平は、粘土が得意なつむぎにハンバーグの形を整える作業を一緒にやろうと誘う。
するとつむぎは「(粘土の件で)悪いことしたなぁって思ってるから…」と口にしはじめるが、公平は咄嗟に「そんなことはない」と励まし、つむぎの話を遮ってしまう。
つむぎの様子を注意深く観察していた小鳥は、そんな公平にちゃんと全て聞いてあげるように諭した。
つむぎは自分は悪い子なのかと公平に問い、公平は悪い子では無いと否定し、自分はつむぎが大好きだと話した。
公平の言葉を聞き笑顔を取り戻したつむぎであるが、大好物のハンバーグを食べるとこれまでの緊張が解けたのか思わず泣いてしまうのであった。
小鳥のアシストがあってつむぎは本心を全て打ち明ける事ができ、公平はそれを全て受け止める事が出来たのである。

「甘々おうちカレーは、魔法でどんな野菜もカレー味に変身してるの」

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