アニメ『甘々と稲妻』各話で登場した料理まとめ

『甘々と稲妻』とは、雨隠ギドによる漫画作品。講談社の『good!アフタヌーン』で連載され、2016年にアニメプロジェクト「あにめのめ」第1弾作品として、アニメが放送された。妻を亡くした高校教師の犬塚公平は、男手ひとつで幼い娘を育てていた。料理がほとんどできず、コンビニ弁当や外食ばかりの日々。しかし、女子高生・飯田小鳥との出会いから、料理の楽しみに目覚めていく。作品に登場する料理が美味しそうで、見ているとお腹が空いてくると話題になった。ここでは、アニメ第1話から第4話に登場した料理を紹介していく。

『甘々と稲妻』の概要

『甘々と稲妻』とは、雨隠ギドによる漫画作品。講談社の『good!アフタヌーン』で連載され、2016年にアニメプロジェクト「あにめのめ」第1弾作品として、アニメが放送された。妻を亡くした高校教師の犬塚公平(いぬづかこうへい)は、男手ひとつで幼い娘の犬塚つむぎ(いぬづかつむぎ)を育てていた。料理がほとんどできず、コンビニ弁当や外食ばかりの日々。つむぎも毎日用意された食事を食べていたものの、徐々に食事を残すようになる。そんな時、泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥(いいだことり)と出会い、小鳥の実家である料理屋・恵の名刺をもらう。それから数日後、いつものようにお弁当を買って家に帰った公平が見たのは、圧力鍋で料理を作っている番組をかじりつくように見ているつむぎ。日々の食事につむぎが寂しさを感じていたことに気づかされた公平は、娘に美味しい料理を食べさせたい一心で、小鳥からもらった名刺の店へと急ぐ。お店が休みであることを知り落胆する公平を見た小鳥は、悪戦苦闘しながらも土鍋でご飯を炊き上げた。小鳥が炊いたごはんを食べるつむぎの表情は、公平と一緒にご飯を食べられる嬉しさを表していた。公平はつむぎに美味しい料理を作ってあげることを約束し、小鳥が一緒にご飯を作って食べないか、と提案。こうして3人で料理を作り、一緒にご飯を食べることになった。

料理をみんなで作って一緒に食べることの大切さを考えさせられる作品となっている。
作品に登場する料理がとても美味しそうで、見ているとお腹が空いてくると話題になった。ここでは、アニメ第1話から第4話に登場した料理を紹介していく。

『甘々と稲妻』に登場した料理

どなべごはん

アニメ第1話「制服とどなべごはん」に登場したのが、小鳥が炊いたどなべごはん。水道水で米を優しく洗い、その後ミネラルウォーターを入れ、米に水を吸わせるためにしばらく置いておく。その後、日本酒を混ぜる。炊いている間にアルコールが飛ぶため、子供と一緒に食べる場合でも問題ない。米の入った土鍋を火にかけ、しばらく蒸らしてからふたを開けると、ふっくらと美味しそうなご飯が炊きあがる。

豚汁

第2話「豚汁とみせあかり」の料理は、料理研究家である小鳥の母親が作成したレシピに沿って作る豚汁。材料は、大根・こんにゃく・豚肉・にんじん・ゴボウ・長ネギ、そしてじゃがいも。じゃがいもを入れると、良い出汁が出るそうだ。まずは、野菜を切る。この時に大きさを揃えておかないと、味の染み込み具合にムラが出るので注意が必要。こんにゃくは包丁で切るのではなく、指でちぎった後、下茹でをしておく。こうすることで断面が多くなり、味が染みやすくなるのだ。具材の下処理が終わったら鍋へ投入する。沸騰してからではなく、水から煮ることで野菜などのうま味を引き出すことができるのだ。具材に火が通った後は味付けに移る。味を見ながら味噌を溶いていき、自分好みの味になったら完成である。

煮込みハンバーグ

アニメ第3話「つむぎとおまたせのハンバーグ」に登場したのは、煮込みハンバーグ。煮込むことによって、中が生焼けになる心配がないため、初心者でも安心して作れる料理である。家庭によっては、おからや豆腐、キウイを入れることもあるそう。酢豚にパイナップルを入れるのと同じく、肉を柔らかくする成分が含まれているキウイを使うのだ。
まずは、玉ねぎをみじん切りにして、フライパンで飴色になるまで炒める。『甘々と稲妻』では、炒め終わった玉ねぎをそのまま挽き肉が入ったボウルに入れているが、冷ましてから挽き肉と合わせる方法もある。その他の具材を挽き肉と混ぜ合わせた後は、空気を抜きながらハンバーグを成形する。片方の手から片方の手へ、軽く投げるようにすると少しずつ空気が抜けていく。出来上がった時にハンバーグが膨らむのを避けたい場合は、しっかりと空気抜きをしておくことが肝心だ。成形したハンバーグは焦げ目がつく程度までフライパンで焼き、ソースと一緒に煮込む。本作では、盛り付けたハンバーグの上に黄身が半熟状態の目玉焼きを乗せていた。

コロコログラタン

第4話「きらいな野菜とコロコログラタン」の料理は、公平の同僚とつむぎのおばあちゃんからもらった野菜を使って作ったコロコログラタン。ピーマンをはじめ、あまり野菜が好きではないつむぎが、美味しく野菜を食べられる料理を考え、ベシャメルソースで上手く野菜を隠すことができるグラタンを作ることになった。
グラタンに使用する野菜は、ピーマン・赤パプリカ・玉ねぎ・じゃがいも・アスパラガス・にんじん・ズッキーニ・空豆・かぼちゃ・プチトマト。丸ごとのかぼちゃを切る際は、かぼちゃの中心に菜箸を突き刺してから抜き、その穴に包丁を突き立てるようにすると楽に切れる。ピーマン・赤パプリカ・玉ねぎは千切りにし、他の野菜は角切りにする。にんじんと空豆は、下茹でを済ませておく。フライパンにオリーブオイルを引き、鶏もも肉を炒めて一度皿に取り出し、硬くて火が通りにくい野菜から順に炒めていく。この途中で鶏もも肉もフライパンに戻す。後でオーブンで焼くので、この時は完全に火が通らなくても問題ない。炒め終わったら具材を耐熱容器に入れて、均等にならす。
続いてベシャメルソース作り。バターと玉ねぎをフライパンで炒め、薄力粉を加えたらひたすら混ぜる。粉っぽさがなくなってきたころに牛乳を投入。塩・胡椒で味を調えつつ、滑らかになるまで煮詰めると、ソースの完成である。
野菜の上から、ベシャメルソース、プチトマト、ピザ用チーズをかけてオーブンで焼くと、美味しいグラタンの出来上がり。

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