クリア・ノート(金色のガッシュ!!)の徹底解説・考察まとめ
クリア・ノートとは雷句誠による漫画『金色のガッシュ!!』の登場人物で、アニメ版には登場していないラスボスである。
魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子の1人であり、他の魔物とは桁違いの圧倒的な力を持つ。
見た目は細身の青年だがその力の大きさは出会った瞬間に分かるほどに凄まじく、自身を「滅亡の子」と称している。
呪文の力は「消滅」で、生まれた時から魔物を滅ぼすという意思を持ち、それを実行するため王を目指す。
まさに最強・最悪の魔物である。
クリアの持つ最大呪文。
神々しい巨大な消滅エネルギーを出現させ、触れた術や物質を消滅させる。
最終決戦では、ブラゴとガッシュの最大呪文により敗れたかのように思えたが、それをきっかけに力の支配が始まり、クリアを取り込み完全体となった。
完全体となったシン・クリアは全身が消滅の力の塊で武器となっており、意識を持っている。
どんな状況や疑問、謎でも、瞬時に「答え」を出せるアンサー・トーカーを持つ清麿でも「奴を倒す答えが出ない」と言われるほど規格外の術である。
リア・ウルク
スピードを上げる呪文。
元々の身体能力がずば抜けているクリアが使うことで最大級呪文であるシン級の術を避けることもできる。
シン・クリア・セウノウス・ザレフェドーラ
完全体のクリアの右手から力の塊を分けて作られた、超長距離砲を撃つ呪文。
巨大な砲台と砲手を呼び出し、クリアの魔力探知の力を元に狙撃する。ヴィノーの目によっての狙撃も可能で、最大射程は、半径約5000km。
砲手には意思があり、「ファイア」の合図と共に消滅波の砲弾を連射する。
シン・クリア・セウノウス・バードレルゴ
完全体のクリアの左手から力の塊を分けて作られた、巨大な鳥型の消滅波を放つ呪文。
呪文そのものに意思があり、触れたものを消滅させる。
でたらめなスピードで襲い掛かり、自らの攻撃で体が朽ちるごこに更にスピードが増す。
フェイ・ガンズ・ビレルゴ
自在に動き回る大量の高速消滅派派を出す呪文。
クリア・ノートの来歴・活躍
圧倒的すぎる力を持つ悪魔
初登場は魔物の数が残り10体となってから、ブラゴの元に異空間から突然現れたゴームについてくる形で登場した。
魔界でも強くて名の知られているブラゴの中級呪文を術も使わず指先で弾き、上級呪文をスプリフォで軽々と打ち消した。
ブラゴにトドメを刺そうとした際に、笑うでも哀れむでもなく、「いなくなるのが当たり前」という顔をする為、悪魔とも呼ばれていた。
ブラゴの絶体絶命の瞬間、魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の中でも優勝候補と噂される竜族の神童アシュロンによってクリアの術が防がれる。
クリアは「なぜ魔界の王をきめる戦いが行われるか、考えたことはあるか?」と質問し、「こうやって争いで王を決めなければ、いずれ魔物は滅んでしまうからさ」と自身の考えを語った。
ガッシュは「絶対にお主に魔物は滅ぼさせぬ!」と最大呪文のバオウ・ザケルガを出した。
しかしクリアはガッシュの技を破り、圧倒的な力の差を見せつける。
ほとんど無傷のままアシュロン達を追い詰めるが、ガッシュのバオウ・ザケルガを消滅させるのに心の力を大量に消費していた。
アシュロンのシン級の術を迎え撃つ心の力は残っていなかった為、肉体強化の術であるリア・ウルクで逃亡を決める。
逃げようとしたその際、ブラゴのニューボルツ・マ・グラビレイを受け数秒動きを封じられ、そのすきにアシュロンのシン・フェイウルクにより体を貫かれた。
敗北したかのように思えたがギリギリのところで意識を取り戻し、ゴームのワープにより逃亡に成功。
ゴームの空間内での治癒の為、10ヵ月の猶予をガッシュ達に言い渡したのだった。
ゴームの裏切り
10ヵ月という猶予を言い渡したクリアだったが、7か月ほど経った時、仲間だったゴームに「キャンチョメも共に生き残らせてほしい」と言われた。
元々ゴームは他に生き残らせたい魔物が一体もいないからこそ生存を許していた為、クリアはゴームの願いを当然のごとく拒否。
キャンチョメとの出会いによって心境が変わり、どうしてもキャンチョメを生き残らせたかったゴームに戦いを挑まれ、返り討ちにしたもののアメリカのロッキー山脈に放置され逃亡される。
完全復活する前にクリアを討とうとガッシュ達が日本を経つ頃、すでに90%ほどの回復をしていたクリアは最後の戦いの場を造り、迎え撃つ準備をしていたのだった。
化け物じみた本領を発揮
クリアはガッシュ達が日本を出発してすぐに最大級呪文の攻撃をしかけ、その術を防いでいた盾の術を得意とする魔物のティオの本が燃えた。
「魔物が消える感じというものは何とも気分がいいものだ」と嘲笑っているところに、ブラゴとシェリーがロッキー山脈に到着する。
「前に戦った時よりは多少マシになったのか?」と見下していると、ブラゴの猛攻撃を受けた。
以前とは明らかに違うその強さに、クリアは体を完全体へと近づけた。
ブラゴはその化け物じみた強さに一歩も引かず、力をセーブして戦っていたところにガッシュと清麿も遅れて到着した。
クリアは凄まじいコンビネーションに苦戦し、シン・クリアを出すことを決意した。
完全体となったクリア
Related Articles関連記事
金色のガッシュ!!(ガッシュベル)のネタバレ解説・考察まとめ
『金色のガッシュ!!』とは、2001年より週刊少年サンデーで連載されていた、雷句誠による漫画。それを原作としたテレビアニメが『金色のガッシュベル!!』である。天才中学生、高嶺清麿の前に謎の少年ガッシュが現れる。この出会いによって清麿の生活は一変。不思議な本を手に、魔界の王を決める戦いに参加することになる。「優しい王様」になるために戦う中で出会いと別れを繰り返し、彼らは強くたくましく成長していく。
Read Article
金色のガッシュ!!(ガッシュベル)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「金色のガッシュ!!」は、雷句誠によって週刊少年サンデーに連載された漫画作品。 中学二年生の天才「高嶺清磨」は周囲から嫉まれ、不登校を繰り返していた。そこに現れたのは、謎の少年「ガッシュ・ベル」と、一冊の赤い本。口から電撃を放つ謎多きガッシュは実は魔物の子供だった。千年に一度行われる魔界の王を決める戦いを描くファンタジーバトル。王道じみた熱い展開に、胸打たれる名言も数多く存在している。
Read Article
ガッシュ・ベル(金色のガッシュ!!)の徹底解説・考察まとめ
ガッシュ・ベルとは、雷句誠による漫画『金色のガッシュ!!』の主人公で、1000年に1度行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の子の1人である。仲間たちからは「ガッシュ」と呼ばれている。 戦いの場は人間界となっており、パートナーである高嶺清麿と共に次期魔界の王を巡るサバイバルを生き抜き、“優しい王様”になることを目指す。 魔界では落ちこぼれと言われていたが、「悪しき心を持つ魔物を王にさせるわけにはいかない」と傷つきながらも戦い続け、仲間との辛い別れを繰り返し、日々成長を重ねていった。
Read Article
ゼオン・ベル(金色のガッシュ!!)の徹底解説・考察まとめ
ゼオン・ベルとは、漫画『金色のガッシュ!!』、およびアニメ『金色のガッシュベル!!』に登場するキャラクターで、1000年に1度、人間界で開催される「魔界の王を決める戦い」に参加した100人の魔物の子の1人である。主人公ガッシュ・ベルと瓜二つの容姿をしており、人間界に来たばかりのガッシュから魔界時代の記憶を奪った張本人で、強い憎しみを抱いている。強力な電撃の術を扱い、その実力を知る他の魔物からは「雷帝ゼオン」と呼ばれ、恐れられるほどの圧倒的な強さを持つ。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- クリア・ノートの概要
- クリア・ノートのプロフィール・人物像
- クリア・ノートのパートナー
- ヴィノー
- クリア・ノートの呪文・能力
- 魔本
- スプリフォ
- ラディス
- テオラディス
- ラージア・ラディス
- バ・スプリフォ
- アム・ドュ・スプリフォ
- クエア・スプリフォ
- ランズ・ラディス
- ギール・ランズ・ラディス
- ディオガ・ランズ・ラディス
- バ・ランズラディス
- シン・クリア・セウノウス
- リア・ウルク
- シン・クリア・セウノウス・ザレフェドーラ
- シン・クリア・セウノウス・バードレルゴ
- フェイ・ガンズ・ビレルゴ
- クリア・ノートの来歴・活躍
- 圧倒的すぎる力を持つ悪魔
- ゴームの裏切り
- 化け物じみた本領を発揮
- 完全体となったクリア
- クリアのその後
- クリア・ノートの関連人物・キャラクター
- ヴィノー
- アシュロン
- ゴーム
- ガッシュ・ベル
- ブラゴ
- クリア・ノートの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「こうやって争いで王を決めなければ、いずれ魔物は滅んでしまうからさ」
- クリア・ノートの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クリアは「愛」を知らない