ツルネ ―風舞高校弓道部―(ラノベ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ツルネ ―風舞高校弓道部―』とは、綾野ことこの部活青春小説。『夜多の森弓道場』というタイトルで、第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞を受賞している。テレビアニメは2018年10月から2019年1月までNHK総合テレビにて放送された。鳴宮湊は中学最後の弓道部の大会で「あること」を理由に試合で負け、もう弓道はしないと心に決めていた。しかし、「夜多の森弓道場」で凄腕の射手滝川雅貴と知り合い再び弓道をすることになり、風舞高校弓道部に入部する。

『ツルネ ―風舞高校弓道部―』の用語

弦音(つるね)

矢を放った際、弦が弓を打つと鳴る音。同じ人物が同じ矢を使用しても鳴らないこともあり、天気や射手の状態の影響を受けやすいため頻繁に聞くことはない。

体配(たいはい)

射場へ入場してから、弓矢を構え、矢を放つまでの基本となる一連の所作や姿勢のこと。

手の内

弓を構える際に弓を握る部分の握り方のこと。

立(たち)

試合における対戦回数の単位のこと。「一立(ひとたち)ニ立(ふたたち)」と数え、最大でも五立の場合が多い。試合の勝敗は立ごとの勝敗数、もしくは全ての立の合計的中数によって決まり、どちらの場合かは試合形式により異なる。一立で引く矢数は四矢だが、的中数が引き分けている場合一手競射によって勝敗を決める。

皆中(かいちゅう)

的に放たれた全ての矢が命中すること。主に一立で四矢全てあてた場合このように言う。試合の際などはチームメイトや対戦相手、観客が拍手を送る事もある。

一手(ひとて)

一度に引く矢数が2本であることをいう。甲矢(はや)・乙矢(おとや)で一組であり、必ずこの組み合わせを持って射位に入る。

本座・射位

弓を引く際の立ち位置。まず本座に立ち、的に向かって「揖(ゆう)=一礼」をした後、三または五歩で射位へ進み立つ。この時的に向かって体を横向きにし、射位が体の中心にくるように立つ。これを射法八節の「足踏み」という。

弓返り(ゆがえり)

出典: tsurune.com

弓返りで手の甲側へ弦が移動している。

離れで弦から手を放した際、弓が手の内を軸に回転し弦が手の甲側へ回転すること。手の内を正しく、最後まで崩れず、正しい体配で弓が引けていると弓返りし、未熟であれば上手く弓返りしないとされている。

早気(はやけ)

自分の意思に反して、「会」をする前に矢を放ってしまうこと。また会まできて間もなく弦を放してしまい、十分に伸び合う(会の状態を保つ)事が出来ていないときも早気とされる。

会(かい)

形の上では射手が弓を引き切り、的を狙った状態のことをいう。間が長ければ良いというものではなく、揺れや体のバランスが均等に保たれた「会」があることで、次の動作である「離れ」へとつなげることができる。

『ツルネ ―風舞高校弓道部―』の名言・名ゼリフ/名シーン・名場面

静弥を弓道に連れ戻す

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