
三四郎(さんしろう)とは、2005年結成のお笑いコンビ。ツッコミの小宮浩信がボケの相田周二を誘う形で結成された。一見アドリブのように見える独特なテンポの漫才を得意としており、相田の強烈なボケと、小宮がたどたどしい滑舌で繰り出す鋭いツッコミといったキャラクター性もお茶の間で人気を獲得した。『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2023』のファイナリストという確かな実力を持ち、バラエティ番組など多岐にわたって活躍している。
相田 周二

三四郎のボケ担当。1983年5月2日生まれ。東京都荒川区町屋出身。
趣味はゲーム、下町散歩、安くて美味しいお店巡り。特技はグランドホッケー、ゲームの『大魔界村』。

見た目の特徴としては、なで肩、鼻が大きい、顎がないという点が挙げられ、時折、映画監督の岩井俊二やナポレオンズ、城みちるに似ていると言われることがある。
美声をウリにしているところもあり、ネタやラジオなどでたびたび披露する機会がある。
旧メンバー
あべじゅりあ
あべじゅりあは現在お笑いコンビ・ほっとらいすとして活動中(右があべじゅりあ)
神奈川県出身。「三四郎に入りたい」と志願し、小宮、相田と共にお笑いトリオ「次男坊」を結成するが、活動から一年ほどで「2人の頭がおかしい」という理由でついていけず、脱退。
その後はお笑いコンビ「ほっとライス」で活躍している。
三四郎(さんしろう)の名言・発言
小宮「前と一緒じゃ、もう一回「三四郎」する意味ないと思ったんですよね。」

文春オンラインでインタビューを受けた小宮は、お笑いトリオとして活動していた際の「次男坊」のメンバー脱退や、自身らが一度解散しており、再び三四郎として活動を行に至るまでの経緯についても言及し、「前と一緒じゃ、もう一回「三四郎」する意味ないと思ったんですよね。」と述べている。元々は小宮がボケ、相田がツッコミとして活動を開始した二人だが、小宮は以前から「自分はボケの人間ではない」と思っていたということを明かしており、自分がツッコミに回ることで新しい「三四郎」として始動することを決意したという。そしてこの小宮の勘は正しく、実際に彼は「○○であれ!!」などのキラーフレーズを数多く生み出し、性別や年代を問わない、幅広い人気を獲得するに至った。
小宮の先見の明と、お笑いというものに対するストイックさがよく表れた一言である。
三四郎(さんしろう)のネタ動画
手紙
観客に向けて手紙をしたためてきた小宮の後ろで、相田がBGMを口ずさみ続けるという構成のネタ。小宮のツッコミはもちろん、相田の美声も堪能できるとして人気が高い。
ドラゴンボール
『ドラゴンボール』について繰り広げられる漫才。「フリーザは…オカマだから…」という一言が観客の爆笑を誘った。このネタを「もっと掘り下げて楽しみたい」と思ったことで、『ドラゴンボール』のコミックスを読み始めたというファンも存在するという。
わざと滑舌悪く
小宮の滑舌の悪さをいじるネタ。喋りを生業にしている中で滑舌の問題は死活問題ともいえるが、それを笑えるポイントとして昇華している手腕が見事で、彼らの中でも屈指の人気を誇っている。