世界中をINVADE スペースインベーダー

「スペースインベーダー」(Space Invaders)は、株式会社タイトーがした開発したアーケードゲームで、日本のシューティングゲームの始祖の一つとされています。1978年7月に発売されて以来、瞬く間に日本中でブームとなり、やがて全米、そして世界中のゲーム市場を席巻していきました。

スペースインベーダーとは

1978年6月16日に、当時のタイトー本社ビルでの新作発表会で、初めて世に発表されました。

スペースインベーダー アーケード版(1978)

画面上方から攻撃を仕掛けつつ接近してくるインベーダーを、移動砲台の自機で撃ち落とし、全滅させることが目的です。時々上空にUFOが出現し、これを撃ち落とすとボーナス点を獲得できます。
コンピューター(敵)が自機に能動的に攻撃を仕掛け、プレーヤーがそれに応戦するという、双方向から攻撃するシステムは当時としてはとても斬新で、これはギャラクシアン(ナムコ・現バンダイナムコエンターテインメント・1979年発売)などに受け継がれました。これらの自社製の後継ソフトや、他社製の類似・模倣ソフトを総称して「インベーダーゲーム」と呼びます。

社会現象に

同時代に活動していたイエロー・マジック・オーケストラの「Computer Game -Theme from the invader-」

こういった目新しいゲーム性が、それまでゲームに興味をもたなかった一般大衆も惹きつけ、社会現象となっていきました。

ゲームセンターが全国各地に次々と開店し、すべてのゲーム台をスペースインベーダーに入れ替えた「インベーダーハウス」と呼ばれるゲームセンターが現れました。
またアーケードゲームにはアップライト筐体とテーブル筐体の2種類があり、テーブルの代わりにテーブル筐体を設置し、お茶を飲みながら友人とスペースインベーダーを遊ぶ「インベーダー喫茶」という喫茶店なども出現しました。

名古屋撃ちとは

「最下段まで降りてきたインベーダーのミサイル攻撃には当たり判定が無い」というバグを利用した、当時流行した技です。端の列の最上段の敵を残し、攻撃を避けるために数列のインベーダーを破壊して安全地帯をつくります。そして最下段まで敵をおびき寄せ、まとめて射撃することでプレイ時間を稼げるので、高得点のUFOを数多く破壊でき、ハイスコアを狙えるというものでした。
名称の由来にはいろいろ説がありますが、「名古屋」→「尾張」→「終わり」→「あと一段侵略されたら終わり」から来たとするものもあるそうです。

他機種シリーズ動画 80年代

Atari 2600 (1980)

SG-1000(1985)

MSX(1985)

ファミリーコンピューター(1985)

他機種シリーズ動画 90年代

PCエンジン(1990)

ゲームボーイ(1990)

スーパーファミコン(1994)

バーチャルボーイ(1995)

セガサターン(1996)

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