RADIO FISH（レディオ・フィッシュ）の徹底解説まとめ

NAKATAは「PERFECT HUMAN」制作秘話を語った際に、「リズムネタって演芸の中で一番下に見られてて、素人っぽいってバカにされるんですよ。でも、僕はそれでいいと思っています。リズムネタ芸人たちみんな、一発屋とか呼ばれて消える恐怖と戦っていると思うんですけど、僕らが前を走り続けて、リズムネタをやっていても大丈夫だよって伝えたい」とコメントしている。

RADIO FISH（レディオ・フィッシュ）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

結成のきっかけは『笑点』で披露した武勇伝での中田兄弟の競演

オリエンタルラジオが『笑点』で武勇伝を披露した際にバックダンサーがいたが、そのメンバーはFISHBOYと仲間たちだったという。NAKATAから「最後は踊りで締めたいんだけど、一緒にネタできないか」と連絡がきたため、共演することになったのだという。その結果、無事に番組も盛り上がり、これをきっかけにRADIO FISHを組むことになったそうだ。

「FISHBOY」はNAKATAの小説から命名

NAKATAはFISHBOYのダンスをネタに使ったが、実は"FISHBOY"という芸名は、NAKATAが昔書いていた小説のキャラクターの名前からとったのだという。許可を得ずに勝手に使ったため、NAKATAとしては「恥ずかしいしやめてくれよって感じなのかもしれません」とFISHBOYは語っている。

「PERFECT HUMAN」を作るきっかけは“武勇伝ネタ”を進化させた新ネタを作ろうと思ったこと

実は漫才を頑張っていた時期もあるオリエンタルラジオ。なぜまた歌ネタをやろうとしたのかについては、「端的に言うとそれ（歌ネタ）しかできない」のだという。
二人は武勇伝で一度ブレークしたが、その後は伸び悩む時期も。そんな中で漫才を努力してやってみたのだが、難しいと結論が出た。中田は、「“武勇伝のような宴会芸はやめちまえ”と言われお笑い界で肩身が狭かったんですね。じゃあ皆さんがお認めになる漫才を頑張ろうとやってたんですけど。漫才は難しいんですよ」とAmebaFRESH!の番組「鈴木おさむのノゾキミチャンネル♯4」で語っている。

自分たちには漫才はむいてない。しかし、そのことを認めたところから、新ネタへの道が見えた。
漫才で立派なお笑い芸人になりたい。でも自分の適性はここではないと気づいてしまった。でもプロだからどんな形でも結果を出す。そういう決意が見えた。

中田は「PERFECT HUMAN」を作るきっかけとして、“武勇伝ネタ”を進化させた新ネタを作ろうと思ったところがスタートだった。
中田と藤森は、それぞれの得意分野を活かすことに専念。そこで中田は踊り、藤森は歌という役割分担ができ、それぞれがパフォーマンスをしている間、片方は“休む”というスタイルができあがったのだとか。
作詞は藤森が担当。中田から「俺が気持ちよくなるような歌を書け。サビで俺にPERFECT HUMANとだけ言わせろ」と発注があり一晩で作ったという。

1年前はウケなかった。しかし中田の妻である福田萌の言葉でネタをやり続けた。
オリエンタルラジオは『検索ちゃんネタ祭り』に全てを懸けていた。1年かけて、「年末に何をやろうか」と考えているのだという。
「PERFECT HUMAN」は、2015年12月25日放送の『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭り 実力派芸人大集合SP』で一度披露しているのだ。この時も武勇伝から始まり、途中で「PERFECT HUMAN」に入る構成だった。
そのときの視聴者の反応はイマイチだったが、妻の「（もう一年）『PERFECT HUMAN』をやり続ければ？」というアドバイスに背中を押される形で、『ENGEIグランドスラム』にネタ企画を持ち込んだのだという。

「PERFECT HUMAN」のサビのダンスは三代目J Soul Brothersをアレンジ

「PERFECT HUMAN」のサビのダンスは「フライングマン」と名付けており、NAKATAが作ったのだそう。
中田が休んでいるときの格好は、『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ・ブランドーをイメージ。両手を後ろにするダンスは、三代目J Soul Brothersの「ランニングマン」をアレンジしている。

『ハロウィン音楽祭2016』でRADIO FISHがジョジョコスプレを披露

2016年10月31日よる7時〜10時54分に生放送された『ハロウィン音楽祭2016』に出演した際に、RADIO FISHはハロウィンにちなみ、『ジョジョの奇妙な冒険』のコスプレ姿で登場。ファンの間でも話題になった。

「PERFECT HUMAN」は反日説

お笑いコンビ「8.6秒バズーカー」は突如現れ、そしてに突如と消えてしまった。「ラッスンゴレライ～」というリズムネタが反日だと言う者が現れたためだ。そして「PERFECT HUMAN」もそれに続く形となった。
どのような点が反日だと指摘されているのかというと、「「PERFECT HUMAN」の歌詞で称賛している人物が中田敦彦ではなくマッカーサー」であるためだという。

まず、「PERFECT HUMAN」は戦勝国の視点から語っている歌詞なのだという。歌詞の中にある「彼の前にひざまずくのは敗者」は天皇陛下を指しており、同様に「賢者 識者」は戦後の左翼知識人を指している。
「I’m a perfect human」という場面で中田は首を傾ける。この仕草は首を切られて転がっていく様子に見える、としている。
また、「We live in Tokyo」の際に両手を広げるダンスに関しては、東京大空襲のB29爆撃機の編隊が東京の上空を飛んでいる光景に見えるのだという。
その後の「大地パッカーン海もパッカーン」は東日本大震災を表現していると考察。「A TSU HI KO」はA KI HI TO」（明仁＝今上陛下の御名前）連想させ、その後の「まさに天災！」という歌詞は日本中が大災害に見舞われてしまえばいいという意味だという。
歌の最後は十字架の貼り付けポーズで終わっている。

その他にも、
・大地と海がパッカーンという表現は、東日本大震災後のようすや、東京大空襲で焼け野原になったようすを小馬鹿にした表現ではないか。
・フランス革命後の皇帝であるナポレオンとモーゼを並べるのは宗教を破壊し王政を終わらせようとしているのではないか。
・「キングなら歴史をくつがえす」として、彼＝マッカーサーに日本を転覆させよとけしかけている。

など、さまざまな反日説がある。