クソゲーの定義とは? クソゲーと呼ばれるゲームが持つ5つの特徴・タイプ
クソゲーという言葉は、本来の意味からはずれ、単に気に入らないゲームを酷評するために使われる事もあります。
このまとめではクソゲーと呼ばれるゲームの特徴を明確にし、5つのタイプに分けました。
そもそもクソゲーとは?
よく言われる「クソゲー」という単語は、『商品としての出来に問題があり、評価の低いゲーム』という意味です。 このクソゲーですが、一口にクソゲーといっても実は様々なタイプのクソゲーがあります。
今回は一般的にクソゲーといわれるゲームの特徴を、5つのタイプに分けました。 これらを見ながら、今一度「クソゲー」の定義をおさらいしてみましょう。
クソゲーとは「うんこのようなゲーム」という最低の評価を受けたゲームのこと。著名人であるみうらじゅんが言い始めたことで広がった単語である。元々業界では「バカゲーム」などと呼んでいたが、「金払っているんだから馬鹿じゃすまねーだろ」ということで「クソゲー(糞ゲー)」と名付けたと彼は語っている。
出典: dic.nicovideo.jp
「金をドブに捨てるような物」と言うが、 買って数千円をドブに捨てたいのなら、実際にドブに捨てる方が時間の浪費が無いだけ建設的。
…KOTYスレで生まれた名言である。
出典: www49.atwiki.jp
大きく分けて5つのタイプ
○【バグ放置タイプ】 酷いとゲーム続行不能となるものも!
商品として販売されるゲームでも、バグがそのままになっている作品がかなりあります。 ゲームとして遊べないレベルバグや、進行不可能になるバグもあり、知らないままゲームをプレイしているとかなりの大ダメージを受ける事になります。
たとえばマージャンゲーム『ジャンライン』は、マージャンの根本的なルールが出来ていません。 本来は4つの同じ牌をまとめる"カン"なのに、別々の牌が選択される(通称:亜空カン)など、牌の選択や点数計算が正常に機能していません。 さらにパッチを当てるとより酷くなるというおまけ付きです。
『四八(仮)』はとつぜん画面内に白い枠が現れ、ロードしても消えないというバグがあります。 この作品はプレイ時間が長くなるタイプのノベルゲームなのが、この白枠バグの凶悪度を増しています。 また、四八(仮)自体も「全クリ不可能」というバグがあります。 ストーリーのクオリティそのものも高いとはいえず、「10年に1度のクソゲー」と言われている作品です。
中には明らかな不具合やバグがある作品も存在する。
出典: dic.nicovideo.jp
○【バランス崩壊タイプ】 クリア出来る人間がほどんど存在しない!?
単に難易度が高いだけでなく、ゲームバランスそのものが崩壊しているものもクソゲーに挙げられます。
有名な『たけしの挑戦状』は、発売時に誰一人クリア出来なかったほど難易度が高い作品です。 完全ノーヒントでゲームを進めなければならない上、主人公が取れる行動は非常に多く、何を選択すればゲームが進行しているのか分かりません。 現在でも「攻略本無しではクリア不可能」と言われている作品です。
ゲームバランスに関しては遊ぶ人の腕前に左右されるので良し悪しは一概に言えない。易しすぎても難しすぎても不満が上がりやすいが、クリアが不可能な程に難しい場合はクソゲーと呼ばれやすい。
出典: dic.nicovideo.jp
○【不親切タイプ】 ゲームシステムや設計が酷い!
システム面が不親切で快適に遊べないものもクソゲーであり、ニンテンドーDSで発売された電子書籍ゲーム『火の鳥DS』などがこれに当たります。
本作は書籍ゲームなのにページジャンプが出来ず、目当てのページまで一枚ずつめくらなければなりません。 しおり機能もなく、電子書籍としてのシステムが不親切です。 また、このゲームは音声やカラーページ、ムービーといった要素もなく、単行本をそのまま再現しただけです。 原作ファンでも買う必要が全くないばかりか、これを買うくらいなら原作を買った方が良いという代物です。
○【ダメストーリータイプ】ストーリーや内容が理解不能。遊ぶ気が起きない!
『サンダーフォースⅥ』などは、それまでのシリーズ作品とは全く違うストーリーや内容で、シリーズファンからひんしゅくを買いました。 登場キャラクターも酷く、プロデューサー個人の漫画作品から引用したボスキャラが登場しています。 シリーズと全く関係ない上、非常にグロテスクな外見のため、特に不評だった点です。 これは本作の開発に携わったプロデューサーが暴走した為に起こった事です。
プレイヤーが頑張って理解しようとしても全く理解できないゲームシステムや、攻略本を購入しないと先に進めないような作品はクソゲーと呼ばれやすい。
出典: dic.nicovideo.jp
○【虚無タイプ】そもそもゲームになっていない。遊びとしての最低限の基準すら超えていない!
ゲームの面白さは時代や発売した場所(国)、遊ぶプレイヤーによって違うため、誰が遊んでもクソゲーという作品はなかなかありません。 しかし、『西遊記 元祖スーパーモンキー大冒険』だけは別です。
ノーヒントで広大なマップを探索しなければならず、移動速度は激遅。 アクションバトルも単調で、キャラクター毎の特徴も魅力もない。時間を掛ければクリア出来るが、掛ける時間が勿体ないという作品です。 とにかく面白いと感じる要素が1つもない。 どんな時代・場所・プレイヤーでも、この作品はクソゲーとなるでしょう。
世にクソゲーと評されるソフトは数あれど、最も重要な要素にして最も高いハードルである「つまらない」ものは意外と少ない。
そんな中で、本作はしっかりと「つまらない」を突き進んだ。
広いだけのフィールドから見えないワープゾーンをしらみつぶしに探して先に進むだけの作業感、ときおり思い出したようにあらわれる戦闘はアクション風ではあるが連打で押し切るだけという拙さ、水と食糧を消費するという独自要素もゲームの進行をただ邪魔するものにしかなっていない、そしてそんな苦行を乗り越えたプレイヤーをあざ笑うかのような質素なED。
その「楽しくなさ・つまらなさ・腹立たしさ」はそんじょそこらの作業ゲーを軽く凌駕する。 いつ・誰が・どうやっても・常に変わらずつまらない。そんな「究極のクソロールプレイングゲーム」である。
出典: www26.atwiki.jp