モノアイ好きさん寄っといで!漫画やアニメの単眼キャラ特集

古事記における天目一箇神、ギリシア神話のキュクロプス、アリマスポイ人、日本の妖怪では一つ目小僧など、昔からいた「一つ目」キャラ。今では「モノアイ」というジャンルとして確立しているようで、漫画などにも登場しますね。一目瞭然なんていいますが、一目で魅入られても、その魅力は一言じゃ表せない!?

水木先生直筆の一つ目小僧。何で豆腐舐めてるのかは不明。不気味さの演出でしょうか。

劇中で会社のパソコンを私用で使ってましたが(確か勤務時間外)、ドライアイには気を付けましょう、ね。

一つ目小僧(『妖怪ウォッチ』)

小坊主姿でかわいい、従来のイメージ一つ目小僧です。漫画版やらゲーム版では「目」という特徴を生かした能力を持っている模様。アニメでは驚かすしか能がない(しかも、「過去の人」ならぬ「過去の妖怪」状態)感じだった上、実はドルオタだったという。

傘オバケ、ろくろ首と一緒に出てきました。

それなりに頑張って「現代っ子」の需要にこたえようとした努力、それが報われなかった様は涙なしには見られません。最後特訓の成果が報われてよかったね!とならない、ある意味怖いアニメです。(ドルオタ落ち…いやいいんですけど)

マナコ(『モンスター娘のいる日常』)

スナイパーらしいです。片目つむる必要ないですもんね…。てか物凄い世界観ですね…。

ヒトミ先生といい、ボロスといい、マナコさんといい、大人型のモノアイキャラってアーモンド形の目が多いですね。

プランクトン(『スポンジ・ボブ』)

一応「悪役」…なんでしょう。スポンジ・ボブの勤務先から人気の「カーニバーガー」のレシピを盗もうとしては失敗してます。ちなみに大学出だとか。英語ではオッサン声ですが、かなり小さいためか、吹き替え版はかわいい声になってます。そして、嫁はコンピュータ…。

この人というか生物の何をどこからどう突っ込んだらいいんでしょうか。

憎めないんですけどね。報われなさとか。

モノアイの元祖?キュクロプス

「サイクロプス」という名前で漫画をはじめとするファンタジーにも登場しますが、元はギリシャ神話に登場する二種類の「怪物」です。

波乱万丈、ウラノスの息子たち

アルゲス、ブロンテス、ステロペスの三兄弟。複数形はキュクロペス。父であるウラノスはモノアイ萌えではなかったようで、母親ガイアの胎内に閉じ込められていました。弟が政権奪取した時も、「やっぱあんたら地下にこもってて」と逆戻り。甥のゼウスの代になってようやく日の目を見られたかわいそうな人たちなんです。実は物作りが得意で、ゼウスに雷を作り与えたほか、様々な武器等を作ったようです。

ええ、父も弟も恨んでませんよ。過ぎたことですから。

ナポリ湾付近に生息していたゴロツキ軍団

こちらの発生源は不明。分かっているのは、「ポリュペモス」という個体がポセイドンの息子であるということ。美女に恋しますが、イケメンの彼氏がいたため成就しなかったという。この人は『オデュッセイア』にも登場しますが、自宅に不法侵入されて飼っていたヤギやヒツジを食べられたうえ、酔い潰されて目を潰されました。こう書くと被害者っぽいですが、ゴロツキですし、オデュッセウスの部下食べたりしてたんで、まあトントン…じゃないですね。嘘の名前教えられたせいで仲間に「寝ぼけんな」的な扱い受けてましたし。

テメーよくもだましたなコンチクショー!

モノアイキャラの魅力とは?

ヒトミ先生にしろボロスにしろ、「モノアイ」だからかわいく、かっこよく見える面もあると思うんです。モノアイが個性になっているからこその魅力とでもいうんでしょうか。もちろん、それだけじゃないんですけどね。強さ、優しさ諸々の魅力が、その大きな目に集約されているように思えます。

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