ミシシッピー殺人事件(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミシシッピー殺人事件』(ミシシッピーさつじんじけん)とは、1986年にアメリカのアクティビジョンが発売した、コモドール64、Apple II用のアドベンチャーゲームのソフト。日本ではジャレコがライセンスを得る形で、ファミリーコンピュータとMSX2への移植版も発売された。航海中の外輪船を舞台に、船内で発生した殺人事件を解決することを目標としたグラフィック移動型の推理アドベンチャー。数多のプレイヤーを手詰まり状態に追い込んだ、理不尽なまでの難易度の高さで有名である。

ブラウンを殺害した凶器。本体はウィリアムの部屋のドレッサーから出てきたものの、グリップや弾丸は違う場所から発見されており、人の手によって分散されたかの状態で見つかっている。

手紙

ディジーがテイラーから郵送してほしいと頼まれて預かっていた手紙。あて名はゴールデンという人物になっており、鉱山の採掘証明書が同封されていた。事件の真相を解明するにあたり、最も重要な役割を果たしたアイテム。

『ミシシッピー殺人事件』(ゲーム)の用語

デルタ・プリンセス号

物語の舞台。セントルイスからニューオリンズへ向かう外輪船。共同オーナーのブラウンが銃殺体で見つかったことを機に、巨大な密室殺人現場となってしまう。

『ミシシッピー殺人事件』(ゲーム)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「クソゲー」の評価を招いた理不尽なまでの難易度

数多のプレイヤーの心を折った一言「もういいました」

本作が「クソゲー」として評価されるポイントの一つとしてまず挙げられるのが、意地悪とも言える初見殺しの数々にある。普通推理アドベンチャーのゲームにおいて、主人公である探偵が死んでしまうということはそうそうない。しかし本作はいたるところにトラップが仕掛けられている。
一見普通の客室に仕掛けられている落とし穴、壁から主人公めがけて高速で飛んでくるナイフなど、一応すると回避は可能に見える単純なトラップだが、まず初見プレイでは避けられる人のほうが少ないと推測される。
ちなみに当たると即ゲームオーバーとなり、捜査も最初からになる。これに加えてセーブ機能やパスワード機能などの不備による戻しプレイの強制化により、プレイヤーのやる気はごっそり削がれたことだろう。
これらトラップはある程度捜査が進んだ中盤以降でも出現するので全く気が抜けない。

さらに不親切なシステム周りも「クソゲー」化に拍車をかけている。本作は聞き込みが重要な捜査方法になっているのだが、その聞いた内容をいちいち助手のワトソンにメモさせておかないと先に進めなくなってしまう。
さらに登場人物たちは一回話しをすると、次回以降からは何も話をしなくなってしまうため、この状況でメモを取っていなかった場合は手詰まりとなり、即ゲームオーバーとなってしまうのである。

この不条理なまでの高難易度のため、ゲーム誌『ユーゲー』誌上において、本作は「バカゲー」部門に選出されてしまった。
しかし同誌には「アドベンチャーゲームのシステムがまだ未完成だったために起こった悲劇」と、当時のゲーム制作現場の状況を慮るコメントも寄せられている。

発覚前に事件を知っているネルソン

ブラウンの遺体を発見する前に3度船長室に入ると、ネルソン船長がまだ起こってもいない事件について語るという小ネタが存在する。
ブラウンが日頃から「殺されてもおかしくない」状況に置かれているキャラクターなのか、ネルソンの予知能力なのか、はたまた、プレイヤーの知らぬところで事件に関わっている裏設定でも存在しているのか、その真相は闇の中だ。

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