『エルナークの財宝』とは、1987年にトーワチキから発売されたFC用アクションゲーム。消息を絶った友人と財宝を追い、見下ろし型の画面で敵を倒し進む。アイテム使用により性格が「ライト」か「ダーク」に変化する斬新なシステムや、石をかざしてギミックを解く要素が特徴である。
しかし、1面からの無限ループやバグを疑われるほど理不尽な最終面の仕様により、難易度は極悪。攻略本もなく、謎解きの全容が解明されクリア報告が上がるまでに、発売から10年以上もの歳月を要した。
理不尽な謎解きは、ゲーム開始の1面からプレイヤーの前に立ちはだかる。第1ステージの後半では、特定の場所で隠しコマンドを入力しなければ突破できない「無限ループ」が配置されている。この攻略法に関するヒントは皆無に等しく、多くのプレイヤーが最初の面すらクリアできずに挫折した。
攻略法を見つけられなければ延々と画面ループを繰り返し、途方に暮れることになる。実際に、この1面をクリアできずに当時のちびっ子たちは諦めていたようだ。
属性コントロールの強要
「ライト」と「ダーク」の性格属性をアイテムで厳密に管理しなければ、ラスボスに辿り着くことすらできない。
最終局面では「ダーク属性100%」で進むべき箇所の直後に、ボスを倒すための「ライト属性100%」が要求される。道中で手に入るアイテムを駆使しても、計算上はライト100%に到達できないケースがあり、長年「設定ミスやバグによるクリア不可物件」と目されていた。
役に立たないヒント
ゲーム内のヒントが役に立たないばかりか、説明書にさえ虚偽の記述がなされている。プレイヤーは一切の助けがない中で、試行錯誤を強いられることとなる。
ちなみに死んでしまうとこのような画面が表示されゲームオーバーとなる。あっけない最後に怒りを覚えたプレイヤーもいたとか。
『エルナークの財宝』の攻略法
TASさんがエルナークの財宝を発見したようです。
TASによる『エルナークの財宝』のタイムアタック動画。
第1面の無限ループ
最初のステージから、川沿いを延々と歩かされる過酷な無限ループが待ち構えている。この行き止まりの絶壁にある特定の部分で、十字ボタンの上をしばらく押し続けることで道が開ける。
ヒントとして、「ミセカケニ ダマサレテハイケマセン ミチハ カナラズ ツヅイテイマス」というものがあるが、これが「壁に見えても進める」ことを指していると気づくのは至難の業である。多くのプレイヤーは「ループしているが実は進んでいる」と誤解し、彷徨い続けることとなった。
最終面の属性矛盾
ラスボスへの道中には「ダーク属性100%」でなければ通過できない扉がある一方で、その直後のボスは「ライト属性100%」でなければ倒せない。道中のアイテムだけではライト100%への復帰が不可能なため、長年バグが疑われていた。
実は、扉の通過条件は「ダーク100%」だけではない。性格ゲージがちょうど真ん中の状態であれば、ダーク・ライト双方の扉を通過できるという隠し仕様が存在したのだ。この「中立」の状態を維持して扉を抜けることで、ボス戦に必要なライト属性を確保したまま進むことが可能となる。
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