歴代の今年の漢字まとめ

「今年の漢字」とは、その年の世相を表す漢字一字を決定、公表する日本漢字能力検定協会のキャンペーンである。毎年年末になると、京都・清水寺で発表される今年の漢字。一般公募の中から最も意見が多かった漢字が今年の漢字に選ばれる。今年の漢字は1995年(平成7年)に開始し、原則として毎年12月12日に発表されている。

・選定理由
平成30年北陸豪雪、西日本豪雨、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震、台風第21号など自然災害の多発。
レスリング、体操などのスポーツ界に於けるパワーハラスメント問題、財務省の公文書改竄問題などの人為的災害が顕著。
7月・8月の酷暑で「災害級の暑さ」という表現が気象庁によって用いられた。
免震装置のデータ偽装、「スーパーボランティア」の活躍など、災害に対する意識に関する出来事があった。

「令」(2019年)

・選定理由
万葉集を出典とする新元号「令和」への改元。これにより日本国民の多くが新しい時代の幕開けを実感した。
法令(消費税法)改正に伴う消費税の増税、芸能界での闇営業問題、薬物事件、脱税問題などの法令違反が世間の耳目を集めた。
台風や大雨による災害が相次ぎ、警報発令や避難勧告、避難指示が発令されたこと。

「密」(2020年)

・選定理由
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行による「3密(密閉・密集・密接)」など、「密」を意識しながら生活したこと。また、「密」を避けるために提唱された新しい生活様式の中で、大切な人との関係がより密接になったこと。
日本学術会議新規会員の一部任命拒否や著名人の薬物事件など「秘密裏」に行われたとされる出来事が世間の関心を集めた。

「金」(2021年)

・選定理由
東京オリンピック・パラリンピックにおける日本人選手の金メダルラッシュや、大谷翔平や藤井聡太、松山英樹による金字塔の打ち立て。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う支援金の支給。新しい500円硬貨の発行、新紙幣の印刷開始。
育児中の世帯への特別給付金の議論。
眞子内親王の結婚に伴う一時金辞退など、皇族・小室家の金の問題。

「戦」(2022年)

・選定理由
ロシアのウクライナ侵攻により、戦争の恐怖を感じる1年だったこと。
物価高や円安など経済情勢の変動で民衆の生活を守る戦いがあった。
2022年北京オリンピックや2022 FIFAワールドカップカタール大会、MLBの大谷翔平の活躍など、スポーツでの熱戦、挑戦が繰り広げられた。

「税」(2023年)

・選定理由
税に関する話題が多く取り上げられたこと1年だった。
1年を通して増税議論が活発に行われた。
所得税・住民税の定額減税、インボイス制度やふるさと納税など、税にまつわる話題が取りざたされた。

「金」(2024年)

・選定理由
自由民主党国会議員などによる裏金、金目当ての闇バイト、103万の壁、物価高騰など「金」にまつわるさまざまな問題。
新紙幣の発行。
佐渡金山の世界遺産登録。
パリオリンピック・パリパラリンピックでの日本選手団の金メダル獲得。
大谷翔平のメジャーリーグでの値千金の記録。

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