新宿の狼(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『新宿の狼』とは、2009年にスパイクから発売されたPS2用アクションゲーム。一匹狼の刑事・三上英二が新宿を舞台に暴れ回る。和製GTA的な自由度を誇り、銃撃や車強奪といったバカゲー要素が満載のゲームである。低質なグラフィックからクソゲー扱いも受けたが、重厚なメインシナリオへの評価は極めて高い。一度は開発中止を経てリニューアル発売されたという経緯を持つ、粗削りながらも強烈な個性と物語の深さが愛好家を惹きつける異色作である。

小田切志郎(おだぎり しろう)

CV:仮屋昌伸

かつて新宿中央警察署の刑事であり、米村の先輩だった男。刑事を辞めて行方を晦ましていたが、拳銃回収事件を通じて英二と遭遇し、共同戦線を張ることになる。

真島宗一(まじま そういち)

CV:増田晋

極道組織「獅侠会」の若頭。英二達に対して敵意を剥き出しにするが、不審な行動が目立つ。プレイヤーの行動次第でその生死が分かれる。

チェ・コンロン

CV:中田博之

外国人犯罪組織のボスで「東洋の悪魔」と呼ばれる冷血漢。三年前、証拠隠滅のために自身の麻薬工場を爆破し、三上の息子を含む多くの犠牲者を出した事件の元凶。

キム・ジェオン

CV:小谷津央典

チェの配下である隻眼の男で、三年前の爆破事件の実行犯。英二にとっては息子の仇であり、本作の最終ボス。英二に殺人者の目を見出し、彼を殺すことを目的としている。最終決戦後、彼を殺害するか否かでエンディングが変化する。

ヨウ・ヤン

CV:喜山茂雄

不法入国者の男。独断で接触してきた米村を返り討ちにしているが、最終的に英二に倒され逮捕された。

狩野英孝(かの えいこう)

CV:狩野英孝

二周目以降のサブシナリオに本人役で特別出演。無許可ホストクラブの店長として登場し、持ちネタで誤魔化そうとするが、正体がバレるとナイフで襲いかかり返り討ちに遭って逮捕される。

『新宿の狼』のバカゲー要素

本作は『龍が如く』のような雰囲気を漂わせつつ、新宿を舞台にした高い自由度を誇るアクションアドベンチャーである。その実態は『トゥルークライム』の新宿Verとも言える内容であり、開発元であるスパイクらしいバカゲー要素に溢れている。

荒唐無稽な刑事活動と自由度

本編はシリアスだが、チュートリアルのメッセージからしてふざけている。攻撃手段には初期段階で弾数が100もある拳銃があり、いつでも使用可能。ゲームが進めばさらに強力な兵器も手に入る。
また、民間人の車やバイクを乗っ取り、通行人を轢くこともできるため、さながら「和製GTA」と化す。刑事にふさわしくない行動を取るとペナルティの「始末書」が増えるが、金やミニゲームで帳消しにできる上、10人程度轢いても耐えられるほどの猶予がある。しかし、100を超えると恐ろしい事態を招く。

本作のウリ「俺法」

俺法の1つである『罰金』。
逮捕のかわりにお金を要求する、名づけて罰金ルーレット。金額が高いほど当たる確率は低い。

通常の逮捕に代わり、派手な演出と共に発動するのが「俺法」である。以下の3種類から選択可能。

豚箱:容疑者を牢屋にぶち込む。
罰金:通称「罰金ルーレット」。1円から100万円の間で金額を決定し、徴収した金は自分の懐に入るため、思わぬお小遣い稼ぎが可能。
無罪:容疑を見逃す代わりに物を受け取る。

異常な街の状況と危険アイテム

新宿の街には一般人を装った犯罪者が多すぎ、職質をすれば大体は何らかの罪を犯している。食い逃げや万引きは序の口で、殺人や横領、傷害致死などの重犯罪者が普通に闊歩している。それどころか、無実の一般人に言いがかりをつけて逮捕することさえ可能。
アイテムも変なものが多く、雑貨店に最高峰の防弾チョッキが並んでいるほか、無敵アイテムが「ヤバそうな注射」であったり、自白剤やドーピングアイテムが登場したりと、説明文を含め脱力感に満ちている。

着せ替えとプレイスタイル

刑事に似つかない衣装やアイテムが多数あり、中には異常に露出度の高いものも用意されている。重厚なストーリーから脱線し、これらの要素を遊び尽くすのが本作の醍醐味である。

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