リウーを待ちながら(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リウーを待ちながら』とは、朱戸アオにより『イブニング』にて2017年から2018年まで連載された全3巻の医療サスペンス漫画である。主人公の玉木涼穂は富士の見える町、横走市にある病院で働く内科医である。ある日、駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒したことから始まり、同じ症状の患者が相次いで死亡する。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足していく。原因はわからないまま事態は悪化の一途をたどり横走市は封鎖されてしまう。静かに死にゆく街で懸命に生きようとする人々の姿を描く物語である。
中畑正子(なかばたまさこ)
明雄の家族。中畑精肉店で倒れていたところを発見され病院に運ばれたが亡くなってしまう。正子を病院まで運んだ運送トラックを探すため玉木と原神は市中を走り回った。
中畑智美(なかばたともみ)
40代。明雄の家族。抗生物質を投与されていたが効かずに亡くなった。
小倉真結(おぐらまゆ)
30代女性。横走中央病院に息子の由翔と来たが離れ離れになってしまう。玉木によって息子に会うことができたがその後死亡してしまう。
小倉由翔(おぐらよしと)
5歳。母親と一緒に病院に来たが離れ離れになってしまう。玉木によって母親の元へ行くことができた。母親と共に死亡。
コウタ
潤月の彼氏。横走市にいることでクラスメイトから差別を受ける潤月を気にかけ電話をかけ続けるが出てもらえないでいる。
板野(いたの)
コウヤマ設備で働く。新婚。幸花が亡くなったことで現実を受け入れられず精神に異常をきたしてしまう。現実を受け入れた後は横走中央病院で働くことにする。
板野幸花(いたのさちか)
美容師。板野の髪を中学生の頃から切っていた。感染したが、消毒を徹底的にしたことで板野への感染は免れた。
ナカマルエリカ
横走からの脱走者。脱走者リストが公表されて家が特定されてしまう。仕事があり隔離されると困るので検査を拒否した。
横走の外の人間が何もしてくれなかったのに何で自分が外の人間の為に何かしなくてはいけないのかと怒りをあらわにした。
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目次 - Contents
- 『リウーを待ちながら』の概要
- 『リウーを待ちながら』のあらすじ・ストーリー
- 横走へようこそ
- 新しい患者
- タルバガンの病
- アウトブレイク
- 今日を耐えきる
- 100%
- 敗北
- シヲフウサセヨ
- リウーを待ちながら
- 医者最後の日
- この世で会いましょう
- 越境者
- 遺されたものたち
- 排斥と隔離
- 光もなく少女は
- 絶望の終わりに
- あなたのいない世界で
- 『リウーを待ちながら』の登場人物・キャラクター
- 網走中央病院
- 玉木涼穂(たまきすずほ)
- 鮎澤朋子(あゆさわともこ)
- カルロス
- 川島田(かわしまだ)
- 自衛隊
- 滝原(たきはら)
- 駒野門次(こまの)
- 仁杉(ひとすぎ)
- 横走市市民
- 鮎澤潤月(あゆさわうづき)
- 中畑明雄(なかばたあきお)
- 中畑正子(なかばたまさこ)
- 中畑智美(なかばたともみ)
- 小倉真結(おぐらまゆ)
- 小倉由翔(おぐらよしと)
- コウタ
- 板野(いたの)
- 板野幸花(いたのさちか)
- ナカマルエリカ
- 国立疫病研究所
- 原神さとる(はらがみさとる)
- 助手
- その他
- 玉木イチロウ(たまき)
- シモーヌ
- 仲介人
- 『リウーを待ちながら』の用語
- 横走市(よこばしりし)
- 横走綱太郎(よこばしりつなたろう)
- 横走中央病院
- 国立疫病研究所
- ペスト
- 多剤耐性菌
- タルバガン
- 『リウーを待ちながら』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- イチロウ「この世界にはコントロールできる事とできない事があるんだ。もっとあきらめながら頑張らないと続かないぞ」
- 潤月「うん…許さない…」
- 『リウーを待ちながら』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトルの「リウー」とはカミュの小説に出てくる医師の名前
- 新型コロナウイルスによって再注目
- 作者の初単行本『Final Phase』とのつながり