リウーを待ちながら(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リウーを待ちながら』とは、朱戸アオにより『イブニング』にて2017年から2018年まで連載された全3巻の医療サスペンス漫画である。主人公の玉木涼穂は富士の見える町、横走市にある病院で働く内科医である。ある日、駐屯している自衛隊員が吐血し昏倒したことから始まり、同じ症状の患者が相次いで死亡する。病院には患者が詰めかけ、抗生剤は不足していく。原因はわからないまま事態は悪化の一途をたどり横走市は封鎖されてしまう。静かに死にゆく街で懸命に生きようとする人々の姿を描く物語である。

国立疫病研究所

原神さとる(はらがみさとる)

ウイルス第一部所属。子どもサイエンス教室では「こわーいペストの話」と題してペストの説明を子供たちにしてしているが、子供たちを怖がらせてしまい部下の女性に文句を言われている。玉木から送られてきたサンプルが肺ペストだと早い段階であたりを付けていおり、1926年以来のペスト菌の日本上陸にウキウキしている。横走市の閉鎖や隔離セットの配布など提案し尽力した。
車の免許を持っていない。自分の力を信じて努力し続ける玉木の事を好ましく思っている。アルベールカミュの代表作『ペスト』を読んで感動し、登場人物の先生になりたかったと語っている。

助手

原神の助手。原神から言われて横走の脱走者のリストの中から医療機関を受診した者を探し出した。

その他

玉木イチロウ(たまき)

玉木涼穂の父親。医師。シエラレオネで死亡。

シモーヌ

医師団として横走市に来た。玉木の父親とはいろいろな国で一緒に活動した。娘がいる。

仲介人

横走市からの脱走を仲介していた元自衛官。自衛隊の演習地にいるところを捕まった。誰でも平等にかかるペストが大好きだと語っている。
家宅捜索され、脱走者のリストが見つかる。

『リウーを待ちながら』の用語

横走市(よこばしりし)

本作の舞台。静岡県。富士の麓にあり、人口は89,311人。東京から東名高速道路で100kmの距離にあり、陸上自衛隊横走駐屯地などの陸上自衛隊の施設が多く存在し、市域の3分の1を占めている。ハムやソーセージが特産品。
自衛隊の総合火力演習の日には総入場者数3万人にもなり、横走市の駅前ではイベントも開かれる。
ゆるキャラが3体いてそのうちの1体は2枚目画像左上の横走綱太郎。「ゆるキャラグランプリ」出場をかけた投票では横走綱太郎が一歩リードしている。
市章は「富士山」と横走市をローマ字で表記した時の頭文字「Y」を組み合わせ、未来に向かって発展する市を親しみやすく表現している。

横走綱太郎(よこばしりつなたろう)

横走市のイメージキャラクター、ゆるキャラ。知名度は低く、ゆるキャラグランプリでは100位前後。公募によって選ばれたイメージキャラクターだが、横走市出身の力士はいない。

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