タブーとされがちな『心の病気』についておもしろおかしく学べるギャグ漫画

今でこそ『心の病』は理解されつつありますが、まだまだ偏見を持ちやすい病でもあります。
そんな『心の病』をギャグ漫画として学べるのがこの『マンガで分かる心療内科』です!

あらすじ・ストーリー

この『マンガで分かる心療内科』(原作:ゆうきゆう 作画:ソウ)は、心の病気をおもしろおかしく学べるギャグ漫画です。もともとは原作のゆうきゆう氏が代表であるメンタルクリニックのサイトに不定期で載せられていたWEB漫画であり、それが単行本化したものです。現在(2015年12月)までに全13巻が発売されていて番外編として「アドラー心理学」があります。

内容としては「うつ病」「統合失調症」「PTSD」など心療内科で扱う症例を1話完結の形で紹介していきます。(まれに前編・後編の形をとることもあり)ギャグ漫画形式でコミカルにサクッと読めるのが特徴であり、今までタブーされがちだった「心の病」を知ることができます。

登場した症例

〈第1巻〉

・うつ病
・幻聴
・小児性愛
など

〈第2巻〉

・適応障害
・後悔の改善方法
・パニック障害
など

〈第3巻〉

・新型うつ病
・社会不安障害
・浦島太郎の謎
など

〈第4巻〉

・ストーカーの心理
・睡眠時無呼吸症候群
・夫婦関係の改善方法
など

〈第5巻〉

・PMS(月経前症候群)
・辛さから抜ける技術
・発達障害
など

〈第6巻〉

・依存症
・過敏性大腸症候群
・パーソナリティ障害
など

〈第7巻〉

・光トポグラフィー検査
・セックスレスの治療法
・ストレスの数値化
など

〈第8巻〉

・ネット依存症
・ストレスなしで断る方法
・長続きする恋人の見分け方
など

〈第9巻〉

・反論思考
・心を強くする方法
・うつにならない生活習慣
など

〈第10巻〉

・嘘を見抜く方法
・不安をなくすテクニック
・トラウマ、PTSD
など

〈第11巻〉

・理想的な叱り方
・葬式躁病
・LOH症候群(加齢により男性機能が衰える病気のこと)
など

〈第12巻〉

・アルコール依存症
・人物描画テスト
・離婚予測テスト
など

〈第13巻〉

・ADHDって?
・アスペルガー症候群の違いとは?
など

まとめ

この漫画は『心の病』で悩んでいる本人・その周囲の人にも『心の病は身近なものなんだ』と知ってもらうためにもおススメしたい本です。もちろんサラッと読めるので「漫画を読みたい」だけの人にもおススメです。
いずれにしろ、今までタブー視されがちだった『心の病』を扱った作品なので社会が理解を示し始めたということを象徴しているので、もっともっと理解が進み偏見がなくなる日がくることを願っています。

keeper
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