昭和のおそ松くん 動物キャラ編
27年ぶりのテレビアニメが人気を博した「おそ松さん」。そのルーツである昭和の赤塚不二夫作品で気になった動物キャラを5匹まとめてみました。おそ松くんは1962年~67年に少年サンデー(小学館)、天才バカボンは1967~78年に少年マガジン(講談社)他、レッツラゴンは1971~74年に少年サンデーに、赤塚不二夫とフジオ・プロによって連載されました。
ベラマッチャ
「レッツラゴン」に登場するオスの熊。もともとは山に住むただの熊でしたが、ゴンに服従し、家来として一家と同居することになります。人語が使えないことで悩んでいましたが、「ニャロメ、ケムンパス、べしをしゃべられるようにした」という男から言葉を習い、「だいたいわかる」というレベルにまで達します。熊は男に「タンキュー・ベラマッチャ」というお礼の言葉を述べますが、これが彼の口癖と名前に定着します。幾度となく散々な目に遭いますが、次回は何事もなかったかのように登場します。
ウナギイヌ
「天才バカボン」が初出。魚屋の店先で出会ったオス犬とメスウナギが、周囲の反対を押し切って結婚し生まれました。初回登場時にはセリフもなく、バカボンのパパに蒲焼きにされてしまいました。後に言葉を話し、語尾は「ワンワン」。全身がヌルヌルで捉まえにくく、うまくピンチから逃げられます。浜名湖出身という設定で、2007年に浜松市のマスコットキャラになりましたが、年間105万円の著作権料がネックとなり、2012年に退職しています。
エスパーニャンコ
デカパン博士が飼っている眼鏡をかけた猫。博士が人にだまされないために、言葉を聞いただけで本心が見抜ける能力を施されました。「おそ松くん」が初出ですが、この見た目の猫は、赤塚漫画にはたびたび登場します。
夜のイヌ
場面転換時に現れ、リアルな背景をバックに片足で逆立ちをしています。主に夜に現れるので、夜のイヌ。「天才バカボン」に登場。
イラ公
ものすごく寝起きの悪いオス猫。いつもイライラしており、うっかり起こしてしまうとひどい目に遭ってしまいます。レッツラゴンに登場。