誘拐の掟(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『誘拐の掟』(ゆうかいのおきて)とは、2014年に公開されたアメリカのクライムスリラー映画。アメリカの作家であるローレンス・ブロックの小説『探偵マット・スカダー・シリーズ』の一編『獣たちの墓』を原作として、元警察官という経歴を持つ私立探偵が、連続誘拐殺人の犯人2人組を巧みに追い詰める姿を描く。出演のリーアム・ニーソンやダン・スティーヴンスをはじめとした、豪華な出演陣も話題となった。

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麻薬取締局(DEA)

アメリカの国内で麻薬の所持や使用、売買を取り締まる警察機関。本作で発生する、一連の誘拐殺人事件に関与していたことが発覚する。

断酒会

マットが通っている、アルコール依存症を抱える人々の集い。自らの生い立ちやトラウマとなった出来事などを語り合い、辛かった気持ちを他社と共有することで、アルコールがなくても精神的に立ち直っていくことを自立するためのシンポジウムのようなもの。
ここで出会った仲間のピーターが依頼を持ち込んだことから、マットは一連の誘拐殺人事件の調査に駆り出されることになる。

『誘拐の掟』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

マット「殺したら殺す」

犯人との電話で交渉にあたるマット

残酷な誘拐殺人犯はわずか14歳の少女、ルシアまでをも手に掛けようとしていた。かつて自身が犯人制圧の過程で少女を死なせた事件を気に病み、刑事を辞したマットは、この犯人に対し、静かに怒りを爆発させていた。
自ら交渉人として誘拐犯との電話に出たマットは、犯人に「殺したら殺す」と宣言する。過去に囚われながらも、今救える可能性がある命に対して執念を見せたこのシーンは、多くの観客の胸を熱くした。

『誘拐の掟』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本編中で忠実に再現された1999年のニューヨーク

背景は1999年のニューヨークを忠実に再現している

本作に登場する多くのシーンは、ニューヨーク市内のブルックリンやマンハッタンで撮影された。グリーン・ウッド墓地などは、実際のロケ地が使用されている。
本作は1999年のニューヨークを舞台にしていることから、当時のニューヨークの雰囲気を再現するため、制作陣は特定の建物や街並みを忠実に再現することにこだわったという。
こうしたこだわりも発揮され、本作は2010年代の映画でありながら1990年代末期の雰囲気を醸し出す、唯一無二のハードボイルドな世界観を作り上げることに成功している。

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