尾野真千子(おの まちこ)とは、日本の女優、タレントである。1997年の映画『萌の朱雀』で主演デビュー。主演作『殯の森』がカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し世界的に注目された。2011年にはNHK連続テレビ小説『カーネーション』のヒロインを演じ、圧倒的な演技力で人気を不動のものとする。その後も映画『そして父になる』や『茜色に焼かれる』など、国内外で高い評価を得る作品に多数出演。シリアスからコメディまで幅広くこなす、日本を代表する実力派女優の一人である。
『カーネーション』は、2011年10月3日から2012年3月31日まで放送されたテレビドラマ。2011年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」第85作である。
尾野真千子は、ファッションデザイナー・小篠綾子をモデルとしたヒロインの生涯を熱演。本作で国民的人気を獲得し、ドラマアカデミー賞主演女優賞や橋田賞新人賞を受賞した。
濱崎結夏(2013年1月10日 - 3月21日『最高の離婚』)
『最高の離婚』(さいこうのりこん)は、2013年1月10日から3月21日まで毎週木曜22時よりフジテレビ系列の「木曜劇場」枠で放送されたテレビドラマである。
尾野真千子は瑛太演じる几帳面な夫と対照的な、ガサツだが愛嬌のある妻を好演。第76回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞および第39回放送文化基金賞演技賞を受賞した。
夏目鏡子(2016年9月24日 - 10月15日『夏目漱石の妻』)
『夏目漱石の妻』(なつめそうせきのつま)は、NHK総合「土曜ドラマ」枠で2016年9月24日から10月15日まで毎週土曜21時より放送されたテレビドラマである。
尾野真千子は夏目漱石の妻・鏡子役で主演を務めた。気難しく病に伏す夫を支え、共に歩む強き妻を凛とした演技で表現し、実力派としての評価をさらに高めた。
映画
田原みちる(1997年11月1日『萌の朱雀』)
『萌の朱雀』(もえ の すざく)は、1997年に公開された映画。尾野真千子の原点であり、主演デビュー作である。
ロケハンのため同村を訪れていた監督の河瀨直美が、当時地元の中学生だった14歳の尾野に声をかけ、主演に抜擢した。尾野は過疎化が進む村で生きる少女を瑞々しく演じ、シンガポール国際映画祭主演女優賞を受賞した。
真千子(2007年5月29日『殯の森』)
『殯の森』(もがりのもり)は、奈良を舞台に、家族を失った二人の登場人物、認知症の老人と女性介護士のふれあいを通して人間の生と死を描いた作品である。
尾野真千子が10年ぶりに河瀨直美監督とタッグを組んだ主演作。認知症の老人と心を通わせる介護福祉士を演じ、作品は第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。
野々宮みどり(2013年9月28日『そして父になる』)
『そして父になる』(そしてちちになる)は、2013年制作の是枝裕和監督映画。主演は福山雅治。
尾野真千子は取り違えられた息子を育てる母親を演じる。本作は第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作であり、自身も日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど高い評価を得た。
田村晴美(2017年9月23日『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(ナミヤざっかてんのきせき)は、東野圭吾の同名小説を原作とした映画。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介。
尾野真千子は一人の女性の19歳、27歳、51歳という3世代を一人で演じ分けた。その演技力により、第30回日刊スポーツ映画大賞助演女優賞や日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞している。
田中良子(2021年5月21日『茜色に焼かれる』)
『茜色に焼かれる』(あかねいろにやかれる)は、2021年5月21日公開の映画。監督は石井裕也。
夫を交通事故で亡くした田中良子は、中学生の息子・純平を育てながら、理不尽な社会の荒波に揉まれるシングルマザーである。昼は花屋、夜は風俗店で働き、周囲からの蔑みや裏切りに遭いながらも、亡き夫への愛執や義父の介護費用を抱え「まあ頑張りましょう」と自らを鼓舞し続ける。絶望的な状況下で同僚のケイとの絆や息子との関係を通し、魂を削りながらも信念を持って生き抜こうとする親子の姿を描いた、魂の救済の物語である。
尾野真千子は本作で信念を貫くシングルマザーを圧倒的な熱量で演じた。キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞など、同年度の映画賞を席巻した。
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目次 - Contents
- 尾野真千子(Machiko Ono)の概要
- 尾野真千子(Machiko Ono)の活動経歴
- デビューとカンヌでの国際的評価
- 朝ドラヒロインと国民的人気の獲得
- 多彩な役柄への挑戦
- 尾野真千子(Machiko Ono)のプロフィール・人物像
- 尾野真千子(Machiko Ono)の出演作品・担当キャラクター
- テレビドラマ
- 折見とち子(2009年7月24日『火の魚』)
- 道木仁美(2010年4月14日 - 6月23日『Mother』)
- 小原糸子(2011年10月3日 - 2012年3月31日『カーネーション』)
- 濱崎結夏(2013年1月10日 - 3月21日『最高の離婚』)
- 夏目鏡子(2016年9月24日 - 10月15日『夏目漱石の妻』)
- 映画
- 田原みちる(1997年11月1日『萌の朱雀』)
- 真千子(2007年5月29日『殯の森』)
- 野々宮みどり(2013年9月28日『そして父になる』)
- 田村晴美(2017年9月23日『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
- 田中良子(2021年5月21日『茜色に焼かれる』)
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