犬猫よりもはるかにスリリング!これからはジュラシック・ペットの時代がやってくる! 実践編(3)

映画『ジュラシック・ワールド』からさかのぼること数年前、イギリスでは恐竜の飼い方を解説したマニュアルブックが出版されていました。はたして、ジュラシック・ペットの時代はやってくるのでしょうか? 実践編(3)では超上級者向け大型肉食恐竜の飼い方をご紹介します。

※注意※
恐竜の飼い方の基本的な情報を知りたい方は、まずは下の記事からお読みください

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ジェラシック・ペットの最高峰 超大型肉食恐竜

実践編(1)ではヴェロキラプトル(デイノニクス)とコンプソグナトゥス。
実践編(2)ではステゴサウルスとアンキロサウルスの飼い方を紹介しました。

最後となる(3)では、映画『ジュラシック・ワールド』でも最後に登場したあの恐竜を取り上げます。

ティラノサウルス(別名:暴君竜)の飼い方

ティラノサウルス Tyrannosaurus
全長13m、体重7t。
入手できるのはモンタナ州のヘル・クリークKT教会エンポリウム、テキサス州やワイオミング州のT-レックス販売、カナダのオークション会場。モンゴルのカルノサウルス市場でも購入可能とのこと。

食肉竜類であるティラノサウルスは、もちろん肉しか食べません。
餌の目安としてあるのは「体長3m当たり1日にアヒル1羽」とのこと。
ですので、ティラノサウルスの場合はそれを5倍すれば良いでしょう。

飼育環境として必要というより、食べられる事故が起こらないために必要なのは、ティラノサウルスの体高5.5mを超える堅牢な壁。
そして24時間の厳重警備です。

本ではティラノサウルスのことをこのように表現しています。

「入場者数の減少に歯止めがかからず苦悩している動物園にとって、この恐竜は最終兵器となるだろう」

執筆当時の状況では、この言葉は経営面での「入場者数の減少」を意味していたのでしょう。
しかしながら、映画ではまさに本当の意味での「減少」に歯止めをかけた「最終兵器」となったわけです。

最後に

映画『ジュラシック・ワールド』ではシリーズ初となる海棲爬虫類モササウルスが登場しましたが、こちらは残念ながら本に飼い方は載っていませんでした。

『ジュラシック・ワールド』の続編は2018年6月に公開予定とのこと。
主人公は本作と同じクリス・プラットが演じ、ストーリーは恐竜たちがテーマパークから飛び出してしまうものになるそうです。

ストーリーと同じく楽しみなのは、どんな恐竜が登場するのかということ。
今回初登場のモササウルスがきっかけとなって、他にも続々と海の恐竜が登場するかもしれません。

映画公開にあわせて、というのは難しいでしょうが、この本の続きとして
『海棲恐竜の飼い方教えます』が出版されることを願ってやみません。

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参考文献

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