でんぱ組.incのファンマナー問題から考える、ファンがすべきこと

10/3に静岡県内で開催された、「マグロック2015」にてでんぱ組.incのファンマナーが悪かったとして、最上もがさんがTwitter上で「最低」とコメントしました。その真相と、音楽ライブのファンマナーについて考えてみます。

でんぱファンの何が「最低」だったのか?

清水マリンパークにて開催されたマグロック2015。

参加者によれば、最上さんが所属する「でんぱ組.inc」のファンがステージ近くを陣取り、他アーティストのライブ中にも不要な合いの手を入れる、騒ぐ、サイリウムを投げるなどして演奏の妨害をしていたとのこと。

その様子に激怒したアーティストは、機材を投げて帰ってしまった……と噂になったのです。

「でんぱ組.incのファンにブチ切れ騒動」の真相とは

オーディエンスのマナーが悪いあまりにブチ切れてベースを投げた、とされるKEYTALKの首藤義勝さんは、Twitter上で弁明。

謝罪とともに自らのファン、さらにその日会場に足を運んだすべてのファンに感謝のメッセージを寄せるという「大人な対応」で一件を終わらせました。

しかし、この問題をこれにて一件落着、としてしまうのは危険かもしれません。

これまで、人気アーティストが通ってきたファンマナー問題

伝説的な人気を誇ったバンド、ミッシェルガンエレファントのライブにおいても、ファンが投げたペットボトルがギタリスト・アベフトシさんを直撃した一件がありました。

その他の公演でも繰り返しファンマナーについてコメントがありましたが、それでも直らない「ペットボトル投げ」に激怒したチバユウスケさんは、ある公演にてライブ途中で舞台を降りてしまいます。

人気を獲得したアーティストは、ファンの分母が増えるごとにバンドのみならずファンの問題も背負うこととなります。

「あのバンドのファンはマナーが悪い」=「あのバンドは悪い」というイメージにも繋がりかねない、切実な問題なのです。

どこまでが「ノリ」でどこから「悪ノリ」か?

観客に高揚感を与えるライブは誰しも必ずできることではなく、アーティストとして力があるからこそ。

しかし、高揚感を与えられたファンがそれに任せて何をしてもいいというわけではありません。

音楽の楽しみ方として代表的であった「モッシュ・ダイブ」についても、それにかまけて不必要に他人に迷惑をかける観客や暴力まがいの行動にでる観客が増えたために禁止にしている会場も少なくありません。

その一方、「暗黙の了解」として黙認されている行為に「皆やってるから」と便乗し、問題を呼んでしまうパターンも。問題が起これば当然、暗黙の了解も消え厳しく禁止されてしまいます。

今回の「マグロック2015」のようにワンステージ制のイベントではかねてから、ファンの場所とりなども問題になっています。
(トリを努めるアーティストのファンが、いい場所でお目当てのアーティストのライブを見たいために早い時間から前列の場所をとり、他のアーティストのライブ中は最前列にいながら音楽を聴かずに休んでいる等)

ファンマナーが問題となれば運営側は対策を練らなければならず、善良なファンやアーティスト側にも我慢を強いる効率の悪いイベントになってしまうのも無理はありません。

善良なファン、そして善良なつもりのファンも他人事とは思えないファンマナー問題。

「自分の行いは本当に誰にも迷惑をかけていないか?」
「同行者・周囲の人についても同様に、正しい楽しみ方をしていたか?」
よりよい時間のために考え直してみたいものです。

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