1960年代伝説のスーパーマリオネーション「サンダーバード」が復活!
昭和40年代半ば、NHKで放送されたイギリスの人形劇「THUNDERBIRD(サンダーバード)」。
それは従来の人形劇のイメージを覆す革命的なものでした。細部まで凝りに凝った作りは、当時の子供たちだけでなく、大人たちをも夢中にさせたものです。
そんな「サンダーバード」が、2015年に「サンダーバードARE GO」として復活!
オリジナルバージョンと比較をしながら、紹介いたします。
「THUNDERBIRDS ARE GO!」
活動の拠点となる基地は、南太平洋に浮かぶ絶海の孤島、トレーシーアイランド。
父ジェフ・トレイシーの指揮のもと、サンダーバード・メカに乗り込むのがジェフの5人の息子達、スコット、ジョン、バージル、ゴードン、アランです。
旧作では登場キャラクターを精巧な人形を使用したスーパーマリオネーションだったが、新作では人物とメカをCGアニメーションで、背景の一部はミニチュアセットを組んで撮影している。先日、プロモーションの一環でイギリスのテムズ川にサンダーバード4号が出現し話題となった。
当然ながら、時代背景が60年代と2015年の今とでは相当に違うので、「トレイシー一家」も、だいぶ雰囲気が変わっているし、ペネロープも今風なファッションにしっかりなっています。
個人的には黒柳徹子さんが昔声をあて、シャネル風のゴージャスなファッションに身を包んでいた昔のペネロープがお気に入りだったんだけど…。
新しいサンダーバードシリーズの日本語版吹き替えメンバーが紹介されました。
「THUNDERBIRDS ARE GO」の登場人物・キャラクターとそれぞれの声優
・サンダーバード1号:スコット役・浪川大輔
・サンダーバード2号:バージル役・花輪英司
・サンダーバード3号:アラン役・村瀬歩
・サンダーバード4号:ゴードン役・柿原徹也
・サンダーバード5号:ジョン役・KENN
・ケーヨ:寿美菜子
・ブレインズ:上田燿司
・ペネロープ:清水理沙
声優さんのコメント
【浪川大輔さんコメント】
初収録の1、2話には時間をかけていこうと思いましたが、意外とすんなりキャラクターが作れたと思います。それぞれのキャラクターが早くに確立され、雰囲気もよく楽しく収録をしています。出動シーンが丁寧に作られているのが印象的で、頭から出動するシーンは子供のころにすべり台で真似をしたものです。懐かしさも新しさもある作品なので、新しいサンダーバードらしさをお伝えできればと思っています。
【村瀬 歩さんコメント】
メインの兄弟の一人を演じることができて光栄です。小学校時代に組み体操でサンダーバードの曲を使っていた思い出が残っていたので、そんな作品に携わることができてありがたいです。周囲の人たちに面倒を見てもらっているキャラクターですが、実際の収録も先輩に囲まれ楽しくお芝居をさせていただけて幸せです。各話、起承転結があって楽しい作品なので皆さんにも楽しんでいただけると思います。
出典: www.animate.tv
オリジナルにはいなかったキャラ ケーヨ
新旧・キャラ比較
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オリジナル「サンダーバード」のキャラ一覧です。
「サンダーバード」考
その昔、まだ私も子供だった1966年にNHKでまず32回が放送され、当時の子供たちは次から次に現れる当時としては斬新なメカの数々に胸を躍らせたものです。
まずは「国際救助隊」という概念が新しかった。当時は今のようなネット環境はもちろんできておらず、「グローバル」という観念も一般的ではありませんでした。
そんな時代に、国境を越えて、災害・事故に巻き込まれた人々を救いに駆けつける組織、という概念は本当に珍しかったと思います。
また、イギリス発の人形劇ということで、アメリカ製の作品とはどこか一味違うものがありました。
貴族の女性(ペネロープ)がいたり、人形なのにとても人間っぽいディテールへの凝り方とか、ストーリーにイギリス特有のエスプリが感じられたり。
そしてこの人気により、その後サンダーバードは繰り返し再放送されることになっていきます。
このオリジナル「サンダーバード」の舞台は当初「2026年」とされていました。
しかし諸事情により、現在では「2065年」が舞台ということになっています。