ジョージ朝倉の世界

ジョージ朝倉という漫画家をご存じですか?最近だと「ピースオブケイク」が多部未華子と綾野剛の両主演で公開されたばかりです。ギュッと女心を掴んで放さない、ジョージ朝倉ワールドを紹介します。

ジョージ朝倉の世界

ジョージ朝倉の漫画は、ついつい自分と重ね合わせて読んでしまいます。20代、30代の独身女性の共感度が高く、揺れ動いたり、切なく傷つく主人公の気持ちが、痛い程わかってしまうのだと評判です。さらにクスっと笑えるようなギャクパートや、風を切るような描写が作品全体に疾走感をもたせています。女性はもちろん、男性にも女心のお手本帳として手にとって欲しい漫画家です。

1995年、『別冊フレンド』(講談社)に掲載の「パンキー・ケーキ・ジャンキー」でデビュー。ペンネームは、『科学忍者隊ガッチャマン』のコンドルのジョーの本名(ジョージ浅倉)に由来する[1]。
デビュー後、『別冊フレンド』(講談社)などに作品を掲載。年に3、4本程しか漫画を書いていなかったため、貧乏で借金もあったが[2]、『恋文日和』の映画化が決まり、単行本が3巻まで発売されたことで、借金を完済したという[3]。2003年から、ヤング女性向け漫画誌や青年誌にも活躍の場を広げる。2005年、『恋文日和』で第29回講談社漫画賞少女部門を受賞。2007年、出産のため、連載活動を休止。2009年、『別冊フレンド』2月号に『溺れるナイフ』番外編を掲載し、復帰。現在、『別冊フレンド』(講談社)で『溺れるナイフ』を連載中。

出典: ja.wikipedia.org

溺れるナイフ

浮雲町を舞台に、一人の少女の成長を描く。ジョージ朝倉の当面感のある絵の魅力が最大に生きている作品と言えるでしょう。ジョージ朝倉が用いる美しい光のコントラストが、物語を盛り上げます。切なくて、苦しく、美しい作品です。

東京で雑誌モデルをしていた小学6年生の美少女望月夏芽は、ある日突然父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、長谷川航一朗(コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。

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ピースオブケイク

大切な人をただ大切に思えばいいのに、それが難しく、ボタンを掛け違ったようにすれ違ってしまう。一生懸命追いかけたり、勝手に傷ついたり、リアルな恋愛を描いたジョージ朝倉の代表作です。

主人公の梅宮志乃(24歳)は、高圧的な性格の恋人、正樹と性格の不一致などの問題を抱えながらも、流されるまま交際を続けていた。自他共に認める自分本位の性格の正樹は、志乃の服装や振る舞いに不満が多いながらも志乃のことが好きでたまらないと言う。そんな正樹の気持ちが理解しがたい志乃は、言い寄られるまま他のバイト仲間の男性とも交際するうち、正樹との関係は泥沼化していた。

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テケテケランデブー

派手な外見のギャルでありながら、処女で恋をまだ知らないたよ子。農学部の学生であるたよ子は、バイト先のキャバクラの客の孫・獅子王が気になり始める。
ゼミの実習でしばらく離島に行くことになったたよ子は、旅立つ前に別れを……と考えるが、翌朝島へ向かう船には、あの獅子王も乗っていた……。

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コメディタッチで描かれているメインストーリーの陰で、大切な人も思う女性達の切ない心境に共感させられる作品。物語の最後は笑い泣き必至!

恋文日和

ラブレターをテーマにしたオムニバス短編集。映画化したことでも話題になりました。

夫婦サファリ

脅迫結婚の先にあったものとは…。愛も何もないところから結婚した夫婦を巡る、爆笑ラブコメディです。ジョージ朝倉ならではの疾走感と痛快で爆笑必至なストーリー。こんな恋のスタートもありなのかもしれないと、思わせてくれる作品です。

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