ぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)のネタバレ解説・考察まとめ

『ぼくたちは勉強ができない』とは、 2017年より『週刊少年ジャンプ』で連載された筒井大志の漫画である。2019年には第1期・第2期とアニメ化もされた。主人公で凡人出の秀才・唯我成幸が、得意分野では天賦の才能の恵まれるも、希望する進路に必要な科目はとことん苦手な、緒方理珠・古橋文乃・武元うるか、3人の教育係に任命され奮闘する。一ノ瀬学園OGで浪人生の小美浪あすみと、一ノ瀬学園教師で理珠と文乃の初代教育係でもある桐須真冬も巻き込み、5人のヒロインと大学合格を目指していく学園ラブコメディー。

関城 紗和子(せきじょう さわこ)

CV:大西沙織
一ノ瀬学園の3年生で科学部部長。学園では理珠に次ぐ理数系の天才である。
緒方理珠をライバル視してはいるものの、それ以上に仲良くなりたくて仕方が無い自称“大親友”。中学時代、その才能ゆえに周囲から孤立し、心無い言葉をかけられていたが、外部模試でたまたま出会った理珠の「人目を気にせず自分を貫く」在り方に衝撃を受け、自分も彼女のようにありたい、理珠と友達になりたいと強く思うようになった。
成幸の協力もあり、3年生になってからようやく理珠と友人になるも、理珠を自宅に招いては感動で泣き出したり、理珠と一緒にショッピングに出掛けては脳内で彼女の可憐さを褒めたたえて鼻血を出したりと、喜びのあまり理珠への態度は偏愛の一歩手前にまで達している。理珠が成幸に想いを寄せていることも察しており、彼女に喜んでもらうべく、あの手この手で成幸との仲を取り持とうとしては豪快に空回りしている。
卒業後は理珠と同じ弓弦羽大学に進学。「機械仕掛けの親指姫」編では理珠とルームシェアしており、「毎日がパラダイス」と浮かれていた。引き続き成幸との仲を進めさせようと世話を焼く一方、自身の家庭の問題にも直面することとなる。

鹿島(かしま)

CV:花守ゆみり
女生徒による古橋文乃極秘ファンクラブ(通称:いばらの会)の会長。
文乃を見守る過程で成幸の存在にも気づき、時折探りを入れてくる。現状二人が恋人関係にないことは理解しているが、成幸が悪い人間ではないこと、文乃と「彼氏や彼女という垣根を越えた深い信頼を結んでいる」ことを見抜き、会員ともども基本的には静観している。
しかし文化祭の時は二人の距離を縮めようと、文乃と成幸をそれぞれ白雪姫の姫役と王子役に据えた演劇を計画。観客が見守る前で二人にキスさせるという作戦だったが、肝心の成幸を開演までに捕まえることができず、大騒動を巻き起こした。
普段はおっとりとしているが、少林寺(拳法)部の部員であり、文乃を守るためならば武力に訴えることも辞さない勇ましい一面がある。

猪森(いのもり)

CV:前田佳織里
女生徒による古橋文乃極秘ファンクラブ(通称:いばらの会)のメンバー。
明るくさっぱりとした性格で、学園のゴシップに詳しい。どういうわけか霊能力を持ち、生物室の骨格標本に取り憑いた悪霊を除霊したことがある。
合気道部に所属しており、文化祭では文乃を守るためにその技を披露した。

蝶野(ちょうの)

CV:鈴木絵理
女生徒による古橋文乃極秘ファンクラブ(通称:いばらの会)のメンバー。
表情に乏しく、登場する時はほとんど鹿島や猪森と一緒で、スマホをいじっていることが多い。語尾に「ッス」をつける独特の口調の主。
占いが得意で、バタフライフィールドという名前で占い専門のブログを開設しており、テレビ番組で紹介されるほどの人気を得ている。いばらの会の主要メンバー三人の中ではもっとも小柄だが、意外にも空手部員であり、必要とあらば男子が相手であろうと容赦なく拳を振るう。

山岡(やまおか)

サッカー部所属の男子生徒。一見爽やかなイケメンだが、押しの強いところがある。
威圧してくる男性が苦手で、また他人の感情を慮るがゆえにはっきり断ることができない文乃の性格を見越して、「ああいうタイプはグイグイ押せば最終的に落とせる」と繰り返し言い寄っていた。その様子を見かねた成幸に「せめて受験が終わるまで待ってくれ」と説得を受け、突き飛ばされて血を流してもなお屈しない彼の態度に根負けし、「あんな女どうでもいい」と言い捨てて文乃を諦める。
作中での扱いからするとかなり悪辣な印象があるものの、校内では人気のある男子生徒である。

一ノ瀬学園の教員

学園長

CV:土田大
一ノ瀬学園の学園長。本名は不明。成幸の父は元同僚で、親友でもあった。
特別VIP推薦資格を餌に、真冬も匙を投げた文乃と理珠の教育係に成幸を任命した張本人。その本当の狙いは同世代の成幸の口から二人に進路変更を促すことにあったのだが、そうとは知らない成幸は文乃たちが望む進路に合わせた教育を行っていく。本来の意図からすれば真逆の行動ではあったが、徐々に成果を出し始めた彼らに感服。成幸に自身の胸の内を明かし、謝罪した上で引き続き教育係を引き受けてくれるよう依頼した。
基本的には生徒を愛し、必要だと感じれば年下にも頭を下げられる善良かつ柔軟な人物だが、時々突拍子もないことを言い出す。文化祭の演劇の時などはその典型で、王子役(を押し付けるはずだった成幸)が現れないのを見て取るなり、「王子は一般公募とする」と宣言。その結果、白雪姫役の文乃とキスをしたい男子生徒たちが大挙して舞台に上がろうとする大騒ぎになった。

国分(こくぶ)

CV:相馬康一
一ノ瀬学園の男性教師。成幸の担任で、担当科目は現代文。
文乃の書いた文章を読んで感涙するシーンがたびたび描かれる。

鈴木(すずき)

CV:小松奈生子
一ノ瀬学園の女性教師。担当科目は数学。
自身の能力を遥かに超える数学の才能を持つ理珠を苦手に感じている。

滝沢(たきざわ)

4mnyankobig22
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@4mnyankobig22

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