「名探偵コナン 純黒の悪夢」で黒の組織のラムがついに登場？物語の核心に迫る重要作品

■ 劇場版「名探偵コナン」20周年記念作品

原作やアニメでは組織とFBIが対峙（たいじ）するのは定番だが、劇場版で黒の組織とFBIがともに作品に関与し、対峙するのは初めてとなる他、CIAや公安警察も初めて劇場版に関与する。

■ ストーリー

ある夜、スパイが日本警察に侵入し、安室透率いる公安が駆け付け、車で逃走を図ったスパイと安室たちによるデッドヒートが繰り広げられる。一般車両を巻き込んだ大惨事になるかと思われたその瞬間、FBI赤井秀一のライフル弾によってスパイの車は撃ち抜かれ、道路の下へと転落していった。

コナンは遊びにきていた水族館で、ケガをして独りたたずむ記憶喪失の女性を発見。その瞳は左右で虹彩色が異なる、通称“オッドアイ”だった。彼女の記憶が戻るよう手助けをすることにしたコナンたちだが、ベルモットが一部始終を陰で監視していた。

瞳の特徴が一致していることから、その正体が組織のNo.2＝ラムかもしれないと恐れる灰原。一方、宿敵に迫るチャンスを探るコナンだったが、突然その彼女が観覧車を見つめ発作を起こしてしまう。その時彼女が呟いたのは「スタウト、リースリング、アクアビット、キール、バーボン...」やはりその正体は黒ずくめの組織の一員だった！

FBI・赤井秀一の捜査により、日本警察から各国のスパイのリスト「ノックリスト」が盗まれた事が判明する。このデータが組織に渡ると、組織に潜入している公安・安室透とCIA・水無怜奈の命も危険にさらされてしまう。コナンは赤井と共に事件を追うが、時を同じくしてジンが安室と水無を拘束。その時、傍にいたベルモットの携帯が鳴り響く。その指示を出していたのは―。

■ 暴かれるダブルフェイス

この時点で公開された情報はこのセリフのみでしたが、ファンの間では20周年に相応しい作品になるのではという期待の声が多くあがりました。

黒の組織に潜入した際に与えられたコードネームはキール。表の顔は日売テレビの人気女性アナウンサー。4年前までは新入り扱いであり、本人も組織に長居するつもりはなかった。だが、自らのミスによって組織に正体が露見しかけ、共に組織への潜入捜査を行っていた父・イーサンが命を引き換えにする策略を取ったことにより、かろうじて正体の発覚を免れる。