純潔のマリア(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『純潔のマリア』とは、『good!アフタヌーン』の創刊号(2008年)より連載を開始した石川雅之によるファンタジー漫画、およびそれを原作としたテレビアニメである。
百年戦争下のフランスを舞台に、戦いを嫌う処女の魔女・マリアの葛藤を描く。戦場を妨害する行動が大天使ミカエルの反感を買い、「純潔を失うと能力を失う」呪いをかけられながらも、自らの信念と愛のために争いへ介入し続ける。本編連載終了後、外伝『純潔のマリア exhibition』も刊行された。

CV:島田敏
ル・メ伯爵の爵位を持つ領主で、ジョセフの主人にあたる人物。領地の治安維持と戦争での戦果を最優先する現実主義者であり、マリアの妨害活動に手を焼きつつも、その強大な魔力を自軍の利益へ利用しようと画策する。

ジョン・ド・トルアン

フランス軍に所属するプライドの高い騎士。自身の愛人をガルファに手出されたことに激怒し、軍の規律を口実に有利な決闘を仕掛けるが、負傷者相手と高くくった慢心から裏をかかれて打ちのめされ、観客の前で決定的な恥辱を晒して自殺へと追い込まれる。

『純潔のマリア』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

公式サイトなどで連載された時代考証企画「なぜなに中世事情」

TVアニメ放映期間中、『純潔のマリア』の公式Twitterアカウントや公式サイトでは「なぜなに中世事情」と題した時代考証企画が連載された。劇中に登場する描写や設定について、実際の中世ヨーロッパにおける歴史的背景や風俗を詳細に解説するものであり、作品の綿密な世界観作りを裏付ける施策として話題を呼んだ。
内容としては以下のようなものがある。

政治・歴史的背景

台詞の中に登場する歴史上の重要人物アンリ・ビューフォート(ジャンヌ・ダルクの裁判に関与した枢機卿)の解説や、当時の平和運動である「パクス・デイ(神の平和)」の概念など。

軍事・風俗・武器

作中で兵士が見せる仕草「アジンコート・サイン」をはじめ、ロロットらが所属する軍に同行する娼婦団の歴史的背景、本来はパリーイングダガーとも呼ばれる短剣「ソードブレイカー」の正確な考証など。

宗教・社会・生活文化

サキュバスのアルテミスに反応した司教が口にするローマ神話の女神「ディアナ」を通じた異教とキリスト教の関係性、当時の性風俗(ホモセクシャル)の扱い、肉食のイメージに対して実際には一般的であった魚食文化など、広範な風俗知識について。

病苦・奇習

黒死病(ペスト)流行時の医学概念や「悪い水」の捉え方といった衛生環境の描写に加え、現代では珍妙に映る動物を法廷で裁く「ブタ裁判」(バッタやゾウムシ等の害虫も対象となった)など、中世特有の価値観や社会制度について。

圭之介
圭之介
@keinosuke_333

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