発達障害について学べるマンガ

近年増えているのが「発達障害」と診断される子供。アスペルガーやADHDなど、その種類や症状も様々で複数の症状を抱える人もいます。幼児期の検診で発覚する子供もいますが、最近では人との関わりかたなどに悩んだ大人が心療内科などを受診して、発達障害だとわかるケースもあります。まずは発達障害がどんなものなのか、わかりやすく解説しているマンガをご紹介します。

毎日やらかしてます。アスペルガーで漫画家で

アスペルガー(AS)学習障害(LD)注意欠陥多動障害(AD/HD)な作者のにぎやかな毎日。
大注目の作家が「おとなの発達障害」を笑い飛ばす!
著者の沖田×華さんは、元看護師。大人のアスペルガーの特徴である“アイコンタクトができない”“その場の空気を読んで行動できない”ことが苦痛で看護師の仕事をやめてしまいます。その後、風俗嬢となりAVにも出演し、美容整形を繰り返します。しかし、風俗の仕事にも疲れた著者は、ある漫画家の元に弟子入り。自身の体験や障害について赤裸々に告白した内容のマンガで、世に衝撃を与えます。アスペルガーやLDという障害に対して深刻になるのではなく、かえってそれを笑い飛ばして生きていこうとする作者のたくましさを感じます。大人の発達障害に悩んでいる人が、クスリと笑える一冊かもしれません。

著者の沖田×華さん。著書は多数あり、学習障害をテーマにしたマンガだけではありません。看護師として働いていた産婦人科病院での、中絶やレイプ被害にあった女性たちの心に寄り添ったマンガなどもあります。いじめ、家庭崩壊、風俗、DV、整形など、テーマは重いのにそれをサラリとギャグと一緒に流して描いてあるので、ある意味安心して読むことができます。

ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記

聴覚障害の彼氏と、広汎性発達障害の彼女、二人の毎日は大騒ぎ! 発達障害の彼女との日常やさまざまなトラブルを彼氏からの目線で描いた、笑いあり涙なしのコミックエッセイ。彼女から見た「発達障害者から見た日常のイメージ」マンガは目から鱗の内容。

ツイッターをきっかけに知り合った彼女は、大人の発達障害を抱えていた―。かわいい服が着れない。いつも同じ格好じゃないと不安になる。服は色よりも手触り重視。発達障害で複数の症状を抱えた彼女を理解して、温かく見守る著者。大人の発達障害を知る入門書です。

旦那(アキラ)さんはアスペルガー

KY(空気が読めない)のあの人はアスペルガー症候群!?体験コミックエッセイ。妻だからここまで描けた。
穏やかで正直者のいい人だけれども、「ちっとも空気を読めない」「未来を想像できない」「段取りができない」「借金をしまくる」など、家庭人としては失格の夫。著者は、大人の発達障害と診断された夫とついには別居に至ってしまいます。パートナーの行動に不信感を持ったときに、参考になるかもしれない本です。

とんとん
とんとん
@tonton

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