System of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)の徹底解説まとめ

システム・オブ・ア・ダウンとは、1995年に米カリフォルニア州で結成されたヘヴィメタルバンドである。サージ・タンキアン、ダロン・マラキアン、シャヴォ・オダジアン、ジョン・ドルマヤンの4人組で、メタルにイスラム風音楽などの要素を融合させた独自のサウンドを特徴とする。全米チャート1位のアルバムを複数発表し、2006年には「B.Y.O.B.」でグラミー賞を受賞。同年の活動休止を経て2011年に再始動し、ルーツであるアルメニアの支援活動や世界ツアーなど精力的な活動を続けている。

System of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)のディスコグラフィー

アルバム

『System of a Down』

1998年6月30日発売(日本盤は1998年10月1日発売)。

1. Suite-Pee
2. Know
3. Sugar
4. Suggestions
5. Spiders
6. DDevil
7. Soil
8. War?
9. Mind
10. Peephole
11. CUBErt
12. Darts
13. P.L.U.C.K.

1stアルバム。全米ビルボード最高124位、全英最高103位。
システム・オブ・ア・ダウンのデビューアルバム。全米売上枚数は100万枚を記録しており、2000年にはRIAA(アメリカレコード協会)からゴールドディスク認定を受け、後にプラチナディスクに認定された。ヘヴィメタルにアルメニアの伝統音楽の要素や政治的なメッセージを融合させた独自のサウンドが特徴である。

『Toxicity』

2001年9月4日発売。

タイトル
1. Prison Song
2. Needles
3. Deer Dance
4. Jet Pilot
5. X
6. Chop Suey!
7. Bounce
8. Forest
9. ATWA
10. Science
11. Shimmy
12. Toxicity
13. Psycho
14. Aerials

2ndアルバム。全米ビルボード最高1位、全英最高13位。
プロデューサーにリック・ルービンを迎え、ビルボード200で初登場1位を獲得したバンドの代表作。全米で300万枚、全世界で1200万枚以上のセールスを記録した。タイトルの『Toxicity』は、メンバーが生まれ育ったロサンゼルスを「Toxic City(有毒な街)」と呼んでいたことに由来し、街の負の側面を伝える意図が込められている。前作のハードなメタル要素を踏襲しつつ、ビートルズを参考にしたコーラスワークやポップさを意識したメロディを導入。さらにアルメニアの伝統音楽、フォーク、ジャズ、中東音楽、ギリシャ音楽などを融合させた独自の音楽性が展開されている。メディアや同業のミュージシャンからも絶賛され、2000年代を代表する傑作アルバムの一つとして高く評価されている。

『Steal This Album!』

2002年11月26日発売。

1. Chic 'N' Stu
2. Innervision
3. Bubbles
4. Boom!
5. Nüguns
6. A.D.D. (American Dream Denial)
7. Mr. Jack
8. I-E-A-I-A-I-O
9. 36
10. Pictures
11. Highway Song
12. Fuck the System
13. Ego Brain
14. Thetawaves
15. Roulette
16. Streamline

3rdアルバム。全米ビルボード最高15位。
前作『Toxicity』のレコーディング時に制作されたものの、アルバムには未収録となっていたデモ音源が2002年初頭に『Toxicity II』という名称でインターネット上へ流出。これを受けたバンド側が、流出時とは異なる正規のアレンジや歌詞、ボーカルメロディを施し、さらに「Fuck the System」「Ego Brain」「Roulette」の3曲を新たに追加して完成させたアルバムである。手焼きのCD-Rを模した風刺的なジャケットアートや、「このアルバムを盗め!」という型破りなタイトルは、音源流出の騒動を逆手に取ったものであると同時に、アメリカの反体制政治活動家アビー・ホフマンの著書『この本を盗め』へのオマージュでもある。全米売上枚数は100万枚を突破し、プラチナディスクに認定された。

『Mezmerize』

2005年5月17日発売。

1. Soldier Side - Intro
2. B.Y.O.B.
3. Revenga
4. Cigaro
5. Radio/Video
6. This Cocaine Makes Me Feel Like I'm on This Song
7. Violent Pornography
8. Question!
9. Sad Statue
10. Old School Hollywood
11. Lost in Hollywood

4thアルバム。全米ビルボード最高1位、全英最高2位。
同年11月にリリースされた5thアルバム『ヒプノタイズ』と対になる2部作の前編として発表された作品。プロデューサーには前作に続きリック・ルービンを起用し、ダロン・マラキアン(G/Vo)も共同プロデューサーとして名を連ねている。全米ビルボードチャートをはじめ、オーストラリア、カナダ、フィンランドなど世界各国のチャートで初登場1位を記録。全米売上枚数は100万枚を突破した。本作からの先行シングル「B.Y.O.B.」はイラク戦争への強烈な反戦メッセージを込めた楽曲であり、翌2006年の第48回グラミー賞において「ベスト・ハードロック・パフォーマンス」賞を受賞。バンドの芸術性と社会的メッセージ性が最高潮に達したアルバムとして位置づけられている。

『Hypnotize』

2005年11月22日発売。

1. Attack
2. Dreaming
3. Kill Rock 'n Roll
4. Hypnotize
5. Stealing Society
6. Tentative
7. U-Fig
8. Holy Mountains
9. Vicinity of Obscenity
10. She's Like Heroin
11. Lonely Day
12. Soldier Side

5thアルバム。全米ビルボード最高1位、全英最高11位。
同年5月にリリースされた4thアルバム『メズマライズ』のわずか半年後に発表された、2部作の後編にあたるアルバム。リック・ルービンとダロン・マラキアンによる共同プロデュース体制のもとで制作され、前編に続いて全米ビルボード200で初登場1位を獲得した。これにより、同一アーティストによる「同一年内のスタジオ・アルバム2作連続初登場1位」という、ザ・ビートルズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンらに並ぶ歴史的な快挙を達成した。全米売上枚数は100万枚を記録し、プラチナディスクに認定されている。
本作のラストを飾る「Soldier Side」をもって2部作が完結する構成となっており、バンド最後のスタジオ・アルバムである。

System of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

「Chop Suey!」

『Toxicity』に収録されている楽曲。グラミー賞 「ベスト・メタル・パフォーマンス」 にノミネートされている。

「Toxicity」

同名のアルバムに収録されている表題曲。このような、非常にインパクトがあるヘヴィーロックテイストが彼らの持ち味である。このイスラムを調和させる音楽とヘビーロックの融合が、彼らのみが今までに挑戦したジャンルである。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents