うちはフガク(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

うちはフガクとは『NARUTO-ナルト-』に登場するキャラクター。木ノ葉隠れの最強血族「うちは一族」の1人。うちはサスケとうちはイタチの父親である。『NARUTO-ナルト-』本編が始まった頃にはすでに故人となっていた。木ノ葉警務部隊の隊長を務めており、「兇眼のフガク」という異名で敵から恐れられていた。厳格だが、家族を大切に思う愛情深い人物だったようだ。

「…さすがオレの子だ」

優秀なイタチばかり気にかけ、自分のことは褒めてくれない父に不満と不安を募らせていたサスケ。彼は1週間の特訓の末、一人前のうちは一族なら誰でも使える術である「火遁・豪火球の術」を父に披露する。サスケの成長を見たフガクは「…さすがオレの子だ」と口にした。この言葉は、フガクがイタチに対して何度も言っていた言葉。サスケが自分にも言ってほしいと願っていた言葉である。

「恐れるな…それがお前の決めた道だろ… お前にくらべれば 我らの痛みは一瞬で終わる… 考え方は違ってもお前を誇りに思う…」

木ノ葉隠れの里についたイタチは、うちは一族のクーデターを阻止するため、里の命令でうちは一族を皆殺しにする。「恐れるな…それがお前の決めた道だろ… お前にくらべれば 我らの痛みは一瞬で終わる… 考え方は違ってもお前を誇りに思う…」とは、フガクが自分を殺しにやってきたイタチに対してかけた言葉だ。忍としての厳しさを見せながらも、息子に対する愛情が垣間見える名セリフだ。

「お前は本当に優しい子だ…」

泣きながら自分たちを殺そうとするイタチに対して、フガクは「お前は本当に優しい子だ…」と告げた。最後の最後に、フガクは忍ではなく父親として、息子に声をかけた。父親だからこそフガクは、一族抹殺という残虐な行為を決意したイタチが、誰より優しいからこそその決断をしたことをわかっていたのだ。

うちはフガクの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

サスケが助かるとわかっていたフガク

イタチに殺される直前、フガクはイタチに「サスケのことはたのんだぞ」と告げた。サスケのことを心配する父親の言葉だが、それだけではない。イタチが命じられたのは「うちは一族の殲滅」。当然その中にはサスケも含まれているはずなのあに、フガクは当然のようにサスケのその後をイタチに託している。これは、イタチがサスケを人質に取られており、サスケとうちは一族を天秤にかけた結果サスケを取ったのだと、フガクが理解している証拠だ。フガクの、息子に対する理解度の高さが窺える。

イタチに匹敵する実力者であった可能性

うちは一族を殲滅する際、イタチが最も警戒していたのは父・フガクだった。うちは一族滅亡時点で、暁クラスの実力があったであろうイタチ。彼が警戒するほどの実力が、フガクにはあったと考えられる。フガクはうちは一族の長であったため、木ノ葉隠れの里最強の一族を率いるに相応しい力を持っていたのだろう。しかし、フガクはイタチとは戦わずその手にかかることを受け入れたため、彼の実力が明らかになることはなかった。

実は子煩悩な父親

厳しい一面が目立つフガクだが、やはり彼も愛情深いうちは一族の一員。イタチのこともサスケのことも心から大切に思っていた。不器用であったため、最後までそれをなかなか表には出せなかった。彼の本心を理解していたのは、妻のミコトくらいだったようだ。

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