『ミスター味っ子』とは、1986年から1989年まで寺沢大介が講談社の『週刊少年マガジン』で連載していた料理漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。亡き父が残した「日之出食堂」を母とともに支える少年・味吉陽一が主人公である。ある日、料理界の重鎮である「味皇」に才能を見出された陽一は、一流の料理人たちとの様々な料理勝負に挑むことになる。彼の独創的なアイディアと奇想天外な調理法で勝負に勝利していく姿と、コミカルなリアクションを交えた料理対決が、読者を引き込む魅力となっている。
料亭むらたは、陽一たちと同じ関陽地区に位置し、唯一山の手方面にある高級料亭である。3代続く名店で、主人の村田信吉は関西で日本料理の修行を積み、その腕前は日本一と言っても過言ではない。同じ「村田」姓を持つ味皇との関係は作中で否定されている。一人娘の由香美の結婚には賛成していたが、娘婿となる康介が跡継ぎになることには反対していた。
朝日屋(あさひや)
朝日屋(あさひや)は、鹿児島で丼兄弟の太郎と次郎が営むうどん屋である。祖父の代から続くこの店では、仕込み、味付け、配達まで全て兄の太郎が担当している。料理勝負の後、陽一たちと和解し、岡本町との合同キャンプでは食材調達に協力した。なお、アニメ版では登場せず、うどん勝負は味の又三郎が担当している。
おでん安二郎(おでんやすじろう)
おでん安二郎は、日本一のおでん屋「伝政」で半年間修行を積んだ経験を持つおでん屋である。その腕前は卓越しており、親方から伝政の後継者に指名されるほどであった。しかし、弟子たちの猛反対により一騒動が起こる。陽一もその味を認め、毎日通うほどの美味しさであったが、伝政の味には敵わないと感じ、共に研究を始めた。最終的には伝政の味を再現し、更なる工夫を加え、親方から「極めたな、安…これでわしも、思い残すことなくあの世に逝ける…!」と言わしめた。しかし、伝政の後は継がず、自分の店をこれからも盛り立てていくことを誓い、親方もそれを了承した。
DHULIA(デリー)
カレー専門店「DHULIA(デリー)」は、怠惰な息子・一雄(かずお)が中古のポルシェを乗り回す一方、近隣に新たに開店したカレー専門店に売り上げで遅れをとっていた。しかし、陽一との出会いを通じて「工夫すること」の重要性を学び、以降は研究熱心な姿勢へと一変した。
一龍(いちりゅう)
焼肉店「一龍(いちりゅう)」は、伝説のタレ作り名人・金白寿(きん はくじゅ)の秘伝のタレを採用し、日之出食堂をはじめとする周辺の飲食店を開店休業状態に追い込んだ。
いさみ屋(いさみや)
いさみ屋は、近所に大型コンビニエンスストア「ニコニコマート」が開店したことで、売り上げが低迷していた。さらに、不誠実な卸売業者から不良品の鶏肉を仕入れさせられるなど、困難な状況が続いていた。その結果、いさみ屋の息子・よしおは「ニコニコマート」に石を投げつけようとするほど追い詰められていた。
LITTLE EGG(リトルエッグ)
LITTLE EGG(リトルエッグ)は、アニメ『ミスター味っ子』に登場する岡本町のオムレツ専門店である。俵三四郎博士は、自身が開発した卵料理専用の調理マシン「アレックス」を用いて、同店の主任シェフである星山(CV:塚田正昭)とオムレツの味比べを行い、勝利した結果、星山は解雇される。この事態を知った陽一たちは、星山の復職を求めて店を訪れるが、そこで俵博士の「料理人を不要にする」という野望を耳にし、彼との料理対決に挑むこととなる。この対決はテレビ中継され、味皇料理会の五主任たちを憤慨させる。
金そば庵(きんそばあん)
CV:島田敏
坂田金吾(さかた きんご)が経営している。味将軍グループのショッピングセンター進出を阻止するため、陽一ら商店街の人々と共に、武智村正との年越しそば対決に挑む。その後、新生・味皇料理会に加入した。
YOSHIMURA's BURGER(ヨシムラズバーガー)
CV:梅津秀行
陽一たちの近所に位置し、気のいい青年・吉村(よしむら)が経営している。店は阿部二郎と及川の店に客を奪われるが、陽一や味皇料理会の三主任(下仲、米本、芝)と協力してハンバーガーを改良し、再び客足を取り戻す。その後、吉村はその腕を買われて新生・味皇料理会に加入した。
その他の料理人
菊池屋(きくちや)
CV:吉村よう
青森県S市の「谷田川」駅で駅弁屋を営む。かつては隆男の下で修行を積んだ。しかし、及川の駅弁屋に客を奪われ、陽一の助太刀を受けることとなる。その後、新幹線の停車駅を巡り、S市と隣のH市が青森市の「全国駅弁コンテスト」で対決する際にも、再び陽一の助太刀を得る。この間の味皇GPでは、甲山、玉川、熊五郎、仲田、トロイメライの若旦那、岡田、天星、高太郎と共に、決勝戦で陽一を応援した(アニメでは、甲山と岡田は江川と共に審査員を務めた)。妻がいる。アニメでは、及川との駅弁勝負の際にのみ登場し、妻は登場しない。また、駅弁屋を出した駅は「野々出」駅となっていた。
熊坂一郎(くまさか いちろう)
CV:峰恵研
博多を代表する料亭「味源」(あじげん)を営む料理人である。味皇の依頼で、陽一と兵太の鍋料理対決の審査を務めた。口癖は「うまかっちゃん」。エンディングのクレジットでは「審査員」とのみ表記され、名前は明かされなかった。
青木屋(あおきや)
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目次 - Contents
- 『ミスター味っ子』の概要
- 『ミスター味っ子』のあらすじ・ストーリー
- 物語の始まり
- 料理対決と成長
- ライバルたちとの友情と競争
- 味皇グランプリ
- 味将軍グループとの対決
- 『ミスター味っ子』の登場人物・キャラクター
- 日野出食堂
- 味吉陽一(あじよし よういち)
- 味吉法子(あじよし のりこ)
- 味吉隆男(あじよし たかお)
- 山岡みつ子(やまおか みつこ)
- 山岡しげる(やまおか しげる)
- 味皇料理会
- 村田源二郎(むらた げんじろう)
- 快傑味頭巾(かいけつあじずきん)
- 垂目太郎(たれめ たろう)
- 丸井善男(まるい よしお)
- 下仲基之(しもなか もとゆき)
- 小西和也(こにし かずや)
- 関場武雄(せきば たけお)
- 芝裕之(しば ひろゆき)
- 米本精道(よねもと せいどう)
- ライバル料理人
- 堺一馬(さかい かずま)
- 中江兵太(なかえ ひょうた)
- 岩川清也(いわかわ せいや)
- 河合潤二郎(かわい じゅんじろう)
- 劉虎峰(りゅう こほう)
- 太郎・次郎(たろう・じろう)
- ウィーン少年料理団(ウィーンしょうねんりょうりだん)
- 章田吉子(しょうだ よしこ)
- 瀬戸内少年料理団(せとうちしょうねんりょうりだん)
- 月子(つきこ)
- ユウタ/味の又三郎(あじのまたさぶろう)
- 味将軍グループ
- 味将軍(あじしょうぐん)
- 阿倍二郎(あべ じろう)
- 及川かおる(おいかわ かおる)
- 杉本(すぎもと)
- 松・竹・梅(しょう・ちく・ばい)
- デューク西条(デュークさいじょう)・ロビン島田(ロビンしまだ)
- 七包丁
- 阿倍一郎(あべ いちろう)
- 大石老師(おおいし ろうし)
- クワイ・チャン・カモン
- ロボコック・サリー
- ゴッドハンド大虎(ゴッドハンドおおとら)
- 武智村正(たけち むらまさ)
- 北の悪魔・関場武雄(きたのあくま・せきば たけお)
- 幹部
- 毛利(もうり)
- マングース・カメレオン
- 七包丁の家族
- 2年花組料理隊(2ねんはなぐみりょうりたい)
- 下町商店街
- 中華なかだ(ちゅうか なかだ)
- 甲来軒(こうらいけん)
- 玉川飯店(たまがわ はんてん)
- 熊五郎(くまごろう)
- トロイメライの若旦那
- 岡田屋(おかだや)
- 天星(てんせい)
- 鰻浜(うなはま)
- 磯源寿司(いそげんずし)
- 寿司虎(すしとら)
- 料亭むらた(りょうていむらた)
- 朝日屋(あさひや)
- おでん安二郎(おでんやすじろう)
- DHULIA(デリー)
- 一龍(いちりゅう)
- いさみ屋(いさみや)
- LITTLE EGG(リトルエッグ)
- 金そば庵(きんそばあん)
- YOSHIMURA's BURGER(ヨシムラズバーガー)
- その他の料理人
- 菊池屋(きくちや)
- 熊坂一郎(くまさか いちろう)
- 青木屋(あおきや)
- 久島建男(くしま たてお)
- 大河内屋(おおこうちや)
- 久保(くぼ)
- 初音寿司(はつねずし)
- 味船敏八(みふね びんぱち)
- 関平助(せき へいすけ)
- 大門屋(だいもんや)
- ひじり屋(ひじりや)
- 冬彦(ふゆひこ)
- 秋彦(あきひこ)
- 夏彦(なつひこ)
- 富屋(とみや)
- 関陽学院中学
- 仲田幸二(なかだ こうじ)
- 江川たけし(えがわ たけし)
- 舟橋(ふなはし)
- 竹橋(たけばし)
- みつ子(みつこ)
- 小林兆治(こばやし ちょうじ)
- 可奈子(かなこ)
- れい子(れいこ)
- 落合信男(おちあい のぶお)
- PTAのおばさん
- 須原椎造(すばら しいぞう)
- 江川洋子(えがわ ようこ)
- ジョルジュ・ムスタキ
- スコルピオン
- 李小亀(り しょうき)
- 劉白鳳(りゅう はくほう)
- ゼンハオおじさん
- コオロギ(神呂木仁)
- 十三代目武生玄斎(じゅうさんだいめ たけお げんさい)
- 村田源一郎(むらた げんいちろう)
- 『ミスター味っ子』の用語
- 味皇
- 味皇グランプリ
- 料理大会
- 第5回ラーメン祭
- 輸入牛肉ステーキコンテスト
- 第7回いなり町杯寿司握りコンテスト
- アイスクリームコンテスト
- 全国駅弁コンクール
- 料理の御意見番
- 味試し
- 『ミスター味っ子』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 味皇との出会い
- 丸井シェフとの決戦
- 味皇「材料は金さえ出せば誰にでも手に入る。が、大事なのはそれを調理する料理人の技量だ!腕だ!心だ!」
- 味皇「口偏に未と書いて味と読む。重ね求めよ料理の工夫。よくやったぞ、ミスター味っ子。」
- 味皇「料理は、人と人をつなぐ心の架け橋」
- 味皇「ふっはっは、これだから料理は素晴らしい。人を喜ばそうと懸命になって調理する。お菓子も立派な料理。心を込めて作れば必ず人を感動させることができる。のう、垂目。」
- 『ミスター味っ子』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者も驚いたリアクションの誇張
- アニメ版監督は『機動武闘伝Gガンダム』の今川泰宏
- アニメ版は当時異例の全99話
- 『ミスター味っ子』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):国安わたる「ルネッサンス情熱」
- ED(エンディング):国安わたる「心のPhotograph」
- 挿入歌:藤本譲と味皇料理会関東支部(高山みなみ、横尾まり、ならはしみき、池田秀一他)「味皇料理会会歌」
- 挿入歌:味吉陽一(高山みなみ)、山岡みつ子(川浪葉子)、山岡しげる(ならはしみき)「おかずユンタ」
- 挿入歌:味吉法子(横尾まり)「お鍋を見ててね」
- 挿入歌:小西和也(鈴置洋孝)「必食料理人」
- 挿入歌: 西村智博「食生活」
- 挿入歌:西村智博「スルメの意地」
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