『ミスター味っ子』とは、1986年から1989年まで寺沢大介が講談社の『週刊少年マガジン』で連載していた料理漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。亡き父が残した「日之出食堂」を母とともに支える少年・味吉陽一が主人公である。ある日、料理界の重鎮である「味皇」に才能を見出された陽一は、一流の料理人たちとの様々な料理勝負に挑むことになる。彼の独創的なアイディアと奇想天外な調理法で勝負に勝利していく姿と、コミカルなリアクションを交えた料理対決が、読者を引き込む魅力となっている。
玉川飯店(たまがわ はんてん)
CV:山寺宏一
岡本町に位置する創業40年の老舗ラーメン店は、昔ながらの醤油味スープと卵麺で定評がある。「第4回ラーメン祭」では優勝を果たし、多くの辞退者がいる中、第5回にも参加した。この際、スープと薬味のゴマは好評を博したが、麺のコシが不足しているとの評価を受けた。アニメでは、甲山から「老いぼれ」と評されている。
熊五郎(くまごろう)
CV:飯塚昭三
岡本町の屋台ラーメン店「熊五郎ラーメン」の店主である。その特徴は、圧倒的なボリュームと濃厚なスープ、さらにサービスで提供されるチャーシューであり、「夜の帝王」とも称されている。屋台として唯一「第5回ラーメン祭」に参加し、調理中には「グフフ、勝ったも同然」と自信満々に語っていた。しかし、スープのアク取りを怠り、さらに早茹でのために細打ちの麺を使用した結果、味のバランスが崩れ、大会では不評を買ってしまった。
トロイメライの若旦那
CV:安西正弘
レストラン「トロイメライ」の店主は、味将軍グループから立ち退きを要求されたが、これを拒否した。その結果、店の前にファミリーレストランチェーン「ジェネシス」を建てられ、経営が圧迫された。追い詰められた店主は、首を吊ろうとした(アニメ版では入水自殺を図った)。彼は大食漢であり、仕事中も食べ続けることが多かった。また、陽一のハンバーグの試食では、大量に食べさせられ、ついにはギブアップした。
岡田屋(おかだや)
CV:緒方賢一
お好み焼き一筋50年の伝統を誇る老舗のお好み焼き店である。毎年開催される「行基公園桜祭」では、2店舗分の出店を強引に確保している。提供するお好み焼きは、広島風と呼ばれるスタイルである。勝利のためには、商売仲間である「松坂屋」(アニメでは「松井屋」)や「花天」を審査員にするなど、卑劣な手段を用いることもあった。しかし、敗北を経験してからは真面目な性格となる。また、陽一とは「焼きそば」対決も行い、その直後には彼を娘婿にしようと考える(娘の名は「みのり」)。さらに、第13巻における結婚披露宴対決では、甲来軒同様に、陽一の助っ人として参加している。
天星(てんせい)
CV:郷里大輔
50年の歴史を持つ老舗の天ぷら店である。店主は天ぷらを揚げる腕前は一流だが、頑固な性格である。些細なミスを犯した店員の高太郎(CV:伊倉一恵。原作では陽一の従兄弟という設定)を解雇してしまう。これを受けて、陽一は高太郎を復職させるため、テレビの寄席番組(『笑点』に類似)から着想を得た「ジャンボかき揚げ丼」を考案し、高太郎の復帰を実現させた。その後、店主の頑固さは和らいだ。彼は煙管を愛用している。アニメ版では、登場時に強烈な光線とスモークを伴う演出がなされている。
鰻浜(うなはま)
CV:峰恵研
老舗の鰻料理店「栄吉」は、主人の栄吉が鰻の裂き、串打ち、焼きの技術において一流であり、頑固な性格で知られている。陽一が鰻丼を作るために鰻のおすそ分けを頼んだ際、栄吉はこれを断った。しかし、陽一が子供向けのオムレツ鰻丼、女性向けの山葵醤油鰻丼、一般向けの黄金鰻製山かけ鰻丼の3種類を作り、それらが好評を博したため、渋々ながら鰻を分けることとなった。アニメ版では、栄吉は芝の推薦で登場し、腕や胴体が自在に伸縮する描写がある。また、山かけ鰻丼を食べた際には、頭が爆発する演出がなされた。原作では、オムレツ鰻丼と山葵醤油鰻丼の試食は、栄吉の息子・省吾の妻と子が担当していたが、アニメ版では試食親子がその役割を果たしている。
磯源寿司(いそげんずし)
父の三木助と息子の巧が二人で切り盛りしている。陽一が助っ人として参加した「第7回寿司握りコンテスト」で優勝を果たした。アニメ版では、金沢市内にある陽一の伯父・源一と伯母・良子の店として描かれている。
寿司虎(すしとら)
派手でけばけばしい店構えが特徴で、味は確かであり、「寿司握りコンテスト」では開催以来連続で優勝を果たしている。しかし、その実力とは裏腹に、マグロのトロや海苔を買い占めるなど、汚い手段を用いることでも知られている。この手法は、アニメ版に登場する七包丁のゴッドハンド大虎も用いていたが、審査員に対しては影響を及ぼしていない。
料亭むらた(りょうていむらた)
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目次 - Contents
- 『ミスター味っ子』の概要
- 『ミスター味っ子』のあらすじ・ストーリー
- 物語の始まり
- 料理対決と成長
- ライバルたちとの友情と競争
- 味皇グランプリ
- 味将軍グループとの対決
- 『ミスター味っ子』の登場人物・キャラクター
- 日野出食堂
- 味吉陽一(あじよし よういち)
- 味吉法子(あじよし のりこ)
- 味吉隆男(あじよし たかお)
- 山岡みつ子(やまおか みつこ)
- 山岡しげる(やまおか しげる)
- 味皇料理会
- 村田源二郎(むらた げんじろう)
- 快傑味頭巾(かいけつあじずきん)
- 垂目太郎(たれめ たろう)
- 丸井善男(まるい よしお)
- 下仲基之(しもなか もとゆき)
- 小西和也(こにし かずや)
- 関場武雄(せきば たけお)
- 芝裕之(しば ひろゆき)
- 米本精道(よねもと せいどう)
- ライバル料理人
- 堺一馬(さかい かずま)
- 中江兵太(なかえ ひょうた)
- 岩川清也(いわかわ せいや)
- 河合潤二郎(かわい じゅんじろう)
- 劉虎峰(りゅう こほう)
- 太郎・次郎(たろう・じろう)
- ウィーン少年料理団(ウィーンしょうねんりょうりだん)
- 章田吉子(しょうだ よしこ)
- 瀬戸内少年料理団(せとうちしょうねんりょうりだん)
- 月子(つきこ)
- ユウタ/味の又三郎(あじのまたさぶろう)
- 味将軍グループ
- 味将軍(あじしょうぐん)
- 阿倍二郎(あべ じろう)
- 及川かおる(おいかわ かおる)
- 杉本(すぎもと)
- 松・竹・梅(しょう・ちく・ばい)
- デューク西条(デュークさいじょう)・ロビン島田(ロビンしまだ)
- 七包丁
- 阿倍一郎(あべ いちろう)
- 大石老師(おおいし ろうし)
- クワイ・チャン・カモン
- ロボコック・サリー
- ゴッドハンド大虎(ゴッドハンドおおとら)
- 武智村正(たけち むらまさ)
- 北の悪魔・関場武雄(きたのあくま・せきば たけお)
- 幹部
- 毛利(もうり)
- マングース・カメレオン
- 七包丁の家族
- 2年花組料理隊(2ねんはなぐみりょうりたい)
- 下町商店街
- 中華なかだ(ちゅうか なかだ)
- 甲来軒(こうらいけん)
- 玉川飯店(たまがわ はんてん)
- 熊五郎(くまごろう)
- トロイメライの若旦那
- 岡田屋(おかだや)
- 天星(てんせい)
- 鰻浜(うなはま)
- 磯源寿司(いそげんずし)
- 寿司虎(すしとら)
- 料亭むらた(りょうていむらた)
- 朝日屋(あさひや)
- おでん安二郎(おでんやすじろう)
- DHULIA(デリー)
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- YOSHIMURA's BURGER(ヨシムラズバーガー)
- その他の料理人
- 菊池屋(きくちや)
- 熊坂一郎(くまさか いちろう)
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- 久保(くぼ)
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- コオロギ(神呂木仁)
- 十三代目武生玄斎(じゅうさんだいめ たけお げんさい)
- 村田源一郎(むらた げんいちろう)
- 『ミスター味っ子』の用語
- 味皇
- 味皇グランプリ
- 料理大会
- 第5回ラーメン祭
- 輸入牛肉ステーキコンテスト
- 第7回いなり町杯寿司握りコンテスト
- アイスクリームコンテスト
- 全国駅弁コンクール
- 料理の御意見番
- 味試し
- 『ミスター味っ子』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 味皇との出会い
- 丸井シェフとの決戦
- 味皇「材料は金さえ出せば誰にでも手に入る。が、大事なのはそれを調理する料理人の技量だ!腕だ!心だ!」
- 味皇「口偏に未と書いて味と読む。重ね求めよ料理の工夫。よくやったぞ、ミスター味っ子。」
- 味皇「料理は、人と人をつなぐ心の架け橋」
- 味皇「ふっはっは、これだから料理は素晴らしい。人を喜ばそうと懸命になって調理する。お菓子も立派な料理。心を込めて作れば必ず人を感動させることができる。のう、垂目。」
- 『ミスター味っ子』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作者も驚いたリアクションの誇張
- アニメ版監督は『機動武闘伝Gガンダム』の今川泰宏
- アニメ版は当時異例の全99話
- 『ミスター味っ子』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):国安わたる「ルネッサンス情熱」
- ED(エンディング):国安わたる「心のPhotograph」
- 挿入歌:藤本譲と味皇料理会関東支部(高山みなみ、横尾まり、ならはしみき、池田秀一他)「味皇料理会会歌」
- 挿入歌:味吉陽一(高山みなみ)、山岡みつ子(川浪葉子)、山岡しげる(ならはしみき)「おかずユンタ」
- 挿入歌:味吉法子(横尾まり)「お鍋を見ててね」
- 挿入歌:小西和也(鈴置洋孝)「必食料理人」
- 挿入歌: 西村智博「食生活」
- 挿入歌:西村智博「スルメの意地」
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