クロノアーク(Chrono Ark)のネタバレ解説・考察まとめ

『クロノアーク』とはローグライク×デッキ構築×パーティー制の特徴を持ったゲームだ。AI Fine社が開発・販売を務めるゲームで、高い戦略性と独創的なストーリーが本作の魅力となっている。
物語の舞台は「アーク」。ある災厄から逃れるために作られた、空に浮かぶ施設だ。本作の主人公であるルシーはここで目を覚まし、使命である「時計塔を起動すること」を全うすべく、「歪みの地」へと向かう。そこで、プレイヤーは勝ったり負けたりを繰り返しながら、世界の謎に迫っていく。

フーズはやや癖を持ったサポーターだ。ドライな性格をしており、ループする前の記憶を覚えているような描写がある。

性能としては、ハイリスクハイリターンの回復スキルを持ったサポーターとなっている。「治療傷」という効果を持ったスキルを多数所持しており、効果としては「味方にダメージを与え、その後オーバーヒールをする」というもの。回復がしづらい本作においてオーバーヒールはとても貴重だが、ダメージを受けてしまうのがネックだ。ハイリスクハイリターンと言われる所以はここにある。ただ、トータル的に言えば回復量は+であるので、上手く扱えればしっかりヒーラーとして機能させることができる。
パッシブスキルは「阻止」。ターン開始時に敵が行動する場合、マナを消費することで1ターン行動を遅らせることができる。

レーリン

レーリンは非常に強力なサポーターだ。本作にはローグライクには必ずあると言ってもいいアンロック要素があり、アンロックはレーリンの研究所でアイテムを渡すことで可能だ。アンロックは主に新しい遺物や装備、常時適用される教化効果などがある。
名前が出されていることからわかるように、彼女はその研究所の部長を務めている。

レーリンの強みは何といってもバリアと手札補充である。彼女はスキルで味方にバリアを付与することが可能だ。バリアは敵の攻撃を吸収してくれるデメリットのないバフ効果を持つ。
そして「メビウスの輪」という、手札が4枚以下になるとカードをドローするというスキルを持っている。本作ではドローが非常に重要となってくるため、強力なカードであるとみて間違いない。更には味方にバフを与えてくれる遺物、そのうちの1つであるシャドーオーブと組み合わせることで手札が減らないという効果を得ることができる。
ただしレアカードであるため入手しづらく、1枚しかデッキに加えられない。

ディフェンダー

ミス・チェーン

ミス・チェーンは非常に強力なディフェンダーだ。元気な性格で、チェンソーをこよなく愛している。

本作では回復ゲージという厄介なバトルシステムが採用されているが、彼女はそれを一時的にではあるが、パッシブスキルによってそれを緩和できる「回復ゲージ保護」を得ることができる。それだけでも強力であることがわかるが、彼女はそれだけではなく溺死無効という効果を付与するスキルまで持っている。一度だけ味方がやられるのを防ぐことができるのだ。ディフェンダーとして、この上ない性能を持っていると言える。

リーアン

リーアンは非常に強力なディフェンダーだ。わけあって顔を隠している。性格は真面目で、とても頼りになるといった感じだ。

彼女はパッシブスキル「跳ね返し」で「パリィ」という特殊な効果を扱うことができる。パリィは、カウントスキルというスキルの一種で発動する。カウントスキルは即時効果が出るものではなく、敵の「行動カウント」と同じようにスキルを使うたびにカウントが減っていって、ゼロになると効果が出るものだ。「パリィ」はこのカウント中に攻撃を受けると発動するもので、回復ゲージを保護しし受けるダメージを-35%しつつ、カウント中のスキルを即座に発動してくれる。更には次のターンマナを1回復してくれる効果まである。
と、リーアンの持つパッシブスキルは条件こそ厳しいものの、発動すれば非常に高い効果を発揮してくれる。このゲームに慣れてきたプレイヤーには頼もしく見える、そんなキャラクターである。

アイアンハート

アイアンハートは非常に強力なディフェンダーだ。素顔は見れないが、とても優しい。

パッシブスキル「オーバーバリア」で超過した回復分のバリアを味方に付与することができる。バリアは数値分敵からの攻撃を肩代わりしてくれる効果だ。オーソドックスながら、非常に強力なパッシブスキルを持っていることが特徴だ。また、このバリアを活かした攻撃スキルで火力を出すこともできる。主役級ではないが、バリアが溜まったときには心強いダメージソースとなる。

ナールハン

ナールハンは非常に強力なディフェンダーだ。人の心を見透かすような言動をする、やや達観した性格の持ち主。

性能は、敵の行動を予測できる唯一無二のディフェンダーという感じだ。パッシブスキル「心理掌握」はターン開始時にランダムな相手に「洞察」を付与でき、付与した相手のステータスを若干下げるほか、相手の攻撃を予測することが可能。発動時は攻撃されるキャラクターの頭上に緑の目のようなマークが追加される。これにより予めナールハンのスキル「メンタルガード」でバリアを張っておいたり、攻撃されるのを見越して後から回復できるようマナを温存したりといった使い方ができる。
ディフェンダーでありながらサポートのような役割を持っているキャラクターだ。

モモリ

モモリは非常に強力なディフェンダーだ。彼女は性格は少々曲がっているが、根は優しいといったキャラクターとなっている。

性能としてはやや上級者向きだ。パッシブスキル「内面の欲望」は味方全員の被ダメージを常時40%軽減するが、軽減した分を「内面の欲望」スキルとして蓄積され、手札に追加される。「内面の欲望」は2ターン後に捨てられ、効果は「スキルを使う、または捨てる時、モモリにその分の苦痛ダメージを与える」となっている。要は、ダメージを軽減する代わりに彼女自身がそのダメージを肩代わりしてくれるスキルということである。少々ハイリスクなパッシブスキルではあるが、上手く扱えれば戦闘を有利に進めることが可能だ。
所持しているスキルは「内面の欲望」の蓄積した値を減らすものなど、多種多様である。攻撃系のダメージも持っている。敵キャラが持つ能力「挑発」を解除スキルも所持している。「挑発」はこちらからの攻撃先を制限する非常に厄介な能力だが、彼女がいればそれを解除することができる。

フェニックス

フェニックスは見た目の通り、非常に特殊なディフェンダーとなっている。自由気ままで奇策という感じの性格をしている。
仮想世界で記憶を保持できる数少ない存在。最初は傍観を決め込んでいたが、現実世界に出たいというルシーの思いに感銘を受け、現実世界に出るのを手助けするようになる。その際に飲ませたのが「ループする前の記憶をすべて思い出す薬」である。

見た目からもわかるように、性能も非常に特殊であるフェニックスは、レベル1からすでに解放されているパッシブスキル「不死鳥」によって回復ゲージが存在せず、HPがゼロ以下になっても溺死状態にならないという能力を持っている。ほかの味方全員がやられると逃げ出して敗北になる、戦闘不能になると高確率でスキルが不発になるといったデメリットは存在するが、死なないというのはこのゲームにおいて高いアドバンテージを持つ。ちなみに、溺死状態から回復するにはアイテムの「パン」を使う必要がある。
また、フェニックスは固定能力が「俺様の能力」で固定され変更できない。「俺様の能力」は特定のスキルを使うことで様々な能力を使用することが可能となるスキルだ。「パン探し」ではアイテムであるパンを確率で入手できたり、「拾う」は50ゴールドを消費することで最後に使用したスキルをデッキの一番上に戻すといったことができる。
ディフェンダーというよりサポートといったスキルを多く所持している。

2人1組のキャラクター

violet
violet
@violet

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