性別「モナリザ」の君へ。(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『性別「モナリザ」の君へ。』とは、『ガンガンONLINE』にて連載された吉村旋が手がける恋愛漫画。単行本は全10巻。次にくるマンガ大賞2020ではWebマンガ部門で20位を受賞した。
人間が性別を持たない状態で生まれ、12歳ほどでなりたい性別に変化する世界。主人公の有馬ひなせは、18歳になっても性別が変化せずにいた。このまま変化せずに生きていくのだと考えていたひなせだったが、幼馴染の加賀りつと高山しおりに同時期に告白されたことをきっかけに3人の関係は変化していく。

リザ

なおがフランスで出会った無性別者。気ままな性格で、日によって、あるいは人によって男性/女性として振る舞う。なお曰く、あの人の中には男性も女性も混在しているように見えたけど、色にすると不思議と無色透明って感じがした。ある日何の前触れもなく唐突に亡くなった。その死因は自殺とされているが、詳細は不明のままである。

『性別「モナリザ」の君へ。』の用語

準モナリザ症候群(じゅんモナリザしょうこうぐん)

本作に登場する架空の病名。詳しい病状は明かされていない。作中でもその存在を知っている人はごくわずかで、インターネット上には何の情報もない。無性別の体のまま20歳を超えて生きたものは未だに存在しないとされているものの、彼らの死因は様々でなぜ亡くなるのかもわかっていない。性別の変化がないまま15歳を迎えた子どもはこの病気の研究の対象者になる。

無性別者(むせいべつしゃ)

男性にも女性にもなっていない、性別のない人。

『性別「モナリザ」の君へ。』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

有馬ひなせ「君は君のままステキに色付いていく」

性別が決まった有馬ひなせ(ありま ひなせ)が、まだ性別が変化していない子どもたちに向けて書いたメッセージ。性別の変化と共に自分が変わってしまうのではないかという不安に対してひなせが出した答えが「君は君のままステキに色付いていく」。周囲よりも遅く性別の変化が訪れ、性別が変化していくことに思い悩んだひなせだからこそ伝えられた言葉。

『性別「モナリザ」の君へ。』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

男女どちらともいえない美しさの象徴『モナリザ』

本作のタイトルにも使われている『モナリザ』。冒頭で美術の授業として『モナリザ』について触れられる。『モナリザ』のモデルは男性とも女性とも言われている点から、男女両方の特徴がみられる両性具有の美として取り上げられている。男女どちらともいえない美しさの象徴。

登場人物の名字は全て温泉地名

『性別「モナリザ」の君へ。』の登場人物達の名字は、全て有名な温泉地名から取っていることが、単行本2巻のあとがきにて明かされている。

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