あさりちゃん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『あさりちゃん』とは帆立市巻貝町に住む浜野家の日常を中心に描かれるギャグ漫画。
家や学校での日常のエピソードやが短編で描かれており、その他にも1本のお話にすべてのキャラクターが登場するオールキャラ漫画、怖い話などの番外編、作者のページなどで構成されている。
小学館から出版されていた『小学二年生』に連載されていた。
単行本は100巻まで刊行されており、番外編や特別巻も刊行されている。

『あさりちゃん』の概要

『あさりちゃん』とは、帆立市巻貝町に住む4人家族の浜野さん一家の日常を描いたギャグ漫画である。
優しいが気弱なパパと、明るく元気なママ。
学校一秀才な姉のタタミと、元気いっぱいな主人公のあさりで構成される。
数十本の短編漫画がメインで収録されているが、他にも特別編や作者のオリジナルページなど、盛りだくさんの内容になっている。

主人公のあさり以外のキャラクターや地名・施設名も、海産物や海のものにちなんだ名前が多い。

作者は室山まゆみ・まりこ姉妹
2人とも漫画家であり実際の姉妹。熊本県出身。
アシスタントを雇わず、姉のまゆみ・妹のまりこが協力して作品を作っている。
かなりの酒豪であるが、タバコは一切吸わず仕事場は禁煙。
あさりちゃんの他に『ハッピー・タンポポ』や『どろろんぱっ!』などの作品も多数ある。
「おまりんご」「まゆみかん」というあだ名で呼び合っている。

漫画は小学館から出版されており、ジャンルは少女漫画とギャグ漫画に分類される。
全100巻が出版されているが、単行本の他にも番外編や特別編も出版されている。
さらに2014年には、「2人組による1コミックシリーズ最多発行刊数(女性作家)」としてギネス世界記録2015に認定されている。
小学館の学習雑誌『小学二年生』で1978年8月号から2014年3月号まで36年に渡って連載されていた。
第31回(昭和60年度)小学館漫画賞を受賞。

漫画だけではなく、1982年にはテレビアニメ化され、同年1月から1983年2月28日までテレビ朝日系列で放送されていた。
最高視聴率は1983年12月9日に再放送された第42話の22.9%である。

『あさりちゃん』のあらすじ・ストーリー

浜野家の日常

主人公の浜野あさり(はまの あさり)を中心に、イワシ・さんご・タタミ・うにょが巻き起こす浜野家の日常や、あさりとタタミの学校での生活が描かれている。
ほのぼのした日々の生活や、家族でのお出かけ・旅行、あさりとタタミの姉妹喧嘩からイワシとさんごの夫婦喧嘩まで、浜野家の生活が事細かに描かれている。
季節ごとのイベントなどの年中行事や、学校行事に沿ったお話が多い。

家族の日常や放課後の様子、あさりとタタミの壮絶な姉妹喧嘩からイワシパパとさんごママの夫婦喧嘩まで、様々なシーンが事細かに描かれている。
大食い王で無駄遣い王のあさりは、お小遣いを漫画や買い食いに費やすので常に金欠。お金が欲しいあさりがタタミの貯金箱に手を出し喧嘩に発展するシーンが典型的。
他にも、あさりの間抜けで短絡的な思考による突発的な行動に家族が巻き込まれたり、それを馬鹿にしたタタミと喧嘩になるシーンがよく登場する。
夏休みや冬休みの長期休暇では成績表を隠し、それが見つかると学習塾の強化講習に送り込まれたり、サンタさんにゲームをお願いしたはずが勉強の問題集が届いたりと、1年の様々なイベントを通してドタバタな生活が描かれている。
普段は喧嘩や争いが多いあさりとタタミだが、2人で協力し悪知恵を働かせパパとママにおねだりをしたり旅行をせがんだりするなど良いコンビとして描かれる場面も多い。
あさりとタタミの喧嘩は壮絶で、家の中をめちゃくちゃにするのは当たり前。うにょの犬小屋を破壊したこともある。
2人の喧嘩を仲裁するために母さんごは「大怪獣ゴンサ」に変身する。

学校生活

主人公のあさりは勉強が大の苦手なので学校の授業中はいつも居眠り。体育と給食の時間は大活躍。
正義感が強くクラスのヒーロー的存在でもあるが、少々乱暴で口が悪いので、上級生と喧嘩をしたり同級生や下級生をいじめては校長室に呼びだされ、放課後は正座をさせられている。
あさりと対照的に姉のタタミは勉強が得意で成績優秀、学校一の秀才である。
学校では猫を被っており、真面目で大人しいキャラクターとして描かれているが、あさりの喧嘩の仲裁に呼び出されるとワンパンで黙らせる場面も。
あさりとタタミが通う桜貝小学校には愉快な先生や仲間たちがいっぱい。
桜貝小学校校長の岩穴鱓之介先生や、あさりのクラス4年3組担任の神田八郎先生、面食いな姉タタミのクラス6年2組の担任はイケメン成瀬拓也先生。
あさりの個性豊かな友達もたくさん登場する。
幼稚園からの幼馴染で4年3組の級長の大磯潮(おおいそ うしお)、あさりのライバル的存在であるお金持ちのお嬢様な藪小路いばら(やぶのこうじ いばら)
吉川ゆかり、岬みりあ、岸本うるか、島井沙紀の4人はあさりの仲良し。

姉妹喧嘩

日常茶飯事である、あさりとタタミの姉妹喧嘩は壮絶だ。
言い合いや手が出るだけでなく、火や爆弾・刃物が登場するシーンも多い。
さらにはオリジナルの武器で戦ったり、物を壊すだけでは飽き足らず建物を崩壊させることもある。

あさりの日常

あさりの日常は朝寝坊から始まる。
朝が苦手なあさりは、鳴っている目覚まし時計を食べて止めることができる。
遅刻寸前でも必ず朝食を食べてから登校する。
あさりが遅刻せずに登校できることは殆どない。
学校の授業中は居眠りをしていることが多いが、体育と給食の時間だけはしっかり起きている。
休み時間は男子生徒と校庭でサッカーをして遊んだり、喧嘩をしたりと活発である。
宿題忘れや喧嘩の常習犯なので、放課後は校庭を走らされたり、校長室で正座をさせられている。
居残りがない放課後は家に帰りおやつを食べたり、ゲームや漫画を楽しんだり、小学生らしく過ごしている。

タタミの日常

真面目で優等生のタタミは早起きし、ゆっくり朝食を食べ、時間に余裕をもって登校する。
学校では真面目に授業を受け、宿題や提出物は完璧にこなす。
優等生のタタミだが、運動は苦手なので体育の時間だけは憂鬱だ。
放課後は予習復習を欠かさず、図書館に行ったり読書をしたり、秀才らしく過ごしている。

『あさりちゃん』の登場人物・キャラクター

浜野さん一家

浜野あさり(はまの あさり)

CV:三輪勝恵
浜野家の次女・主人公
9月27日うまれ・10歳
A型・120㎝・体重は毎日変わるので不明
桜貝小学校4年3組
運動と大食いが得意で漫画が大好きな元気いっぱいすぎる女の子。
言葉遣いが悪いうえに喧嘩っ早く、すぐに手が出るので学校では悪ガキで有名。放課後はいつも校長室で正座させられている。
勉強と貯金が大の苦手で、お小遣いはすべて漫画やゲームソフト、買い食いに使いこんでしまうため万年金欠である。いつもタタミの貯金箱や預金通帳を狙っている。
運動神経が抜群なのでスポーツは全般得意だが、唯一苦手なスポーツはアイススケート。
悪ガキであることに間違いはないが正義感が強く、友達やクラスメイトのために上級生や他校の生徒と争うこともある。
意外と女の子らしい一面もある。
苦手な食べ物はニンジン。

浜野タタミ(はまの タタミ)

CV:川島千代子
浜野家の長女・あさりの姉
8月30日うまれ・12歳
A型・148㎝・36㎏
桜貝小学校6年2組
お勉強が得意な学校一の秀才。
成績優秀な反面、運動が大の苦手なので体育の成績は悪い。特に水泳が苦手で、あさりからは「たくあん石」や「かなづち」などと呼ばれている。
学校では猫を被っており、秀才で下級生想いの優しい生徒だが、家では妹をいじめる意地悪な姉。
読書家であり、趣味は読書と貯金。かなりの面食いで、イケメンや美形の男性が大好き。
苦手な食べ物はピーマン。

浜野さんご(はまの さんご)

nae201403
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@nae201403

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