苺ましまろ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『苺ましまろ』とは、2001年よりばらスィーが『月刊コミック電撃大王』で連載中の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ・OVA・ゲーム作品。小学校6年生の妹・千佳とその友人たちとシュールな日常を繰り広げるギャグ漫画である。作品のキャッチコピーは「かわいいは、正義!」。ほとんどが1話完結となっており、どこから読んでも楽しめる内容となっている。キャラクターのファッションや、随所に散りばめられた音楽ネタも見どころ。

ネット上の様々な場所で目にすることが増えた「可愛いは正義」の元ネタは『苺ましまろ』のキャッチコピーである。1巻の帯に記載されていた。この帯を書いたのは、よつばスタジオ代表取締役を務めた里見英樹。

作中の音楽ネタは作者の趣味

作者のばらスィーは大の音楽好きで、邦楽・洋楽などジャンルを問わず幅広い音楽を聴いている。そのことから、作中では多くの音楽ネタが散りばめられている。

アニメのOP映像で映るCDコンポの表示時間と実際の時間は同じ

アニメ版のOP映像で、千佳が音楽を聴いているCDコンポが映る。そこに表示されている再生時間と、実際のOP映像の時間はほぼ同じ。

作中の町並みは実在する

『苺ましまろ』の舞台になっているのは静岡県の浜松市である。施設や民家など実在するものが多く、伊藤家のモデルは作者のばらスィーの自宅である。そのため、聖地巡礼に訪れるファンも多く、近隣住民の迷惑になるとして『電撃大王』にて、聖地巡礼を控えるようにとの注意勧告が行われた。
ちなみに、キャラクターの持ち物や本なども、実在の物を参考にしたものが多い。

痛車タクシーで聖地巡礼

舞台となった浜松市のタクシー会社「スタータクシーグループ」が、2011年に車体にキャラクターを描いた「痛車タクシー」3台を期間限定で走行させた。『苺ましまろ』の舞台となった場所へ連れて行ってくれる観光ツアーが用意され、利用客は原作者ばらスィーが描きおろした記念カードが進呈された。タクシーの運転手は、研修で『苺ましまろ』のアニメを全話観たとのこと。

『苺ましまろ』の主題歌・挿入歌

アニメ

OP(オープニング):千佳(千葉妙子)・美羽(折笠富美子)・茉莉(川澄綾子)・アナ(能登麻美子)『いちごコンプリート』

作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:渡辺剛

千佳・美羽・茉莉・アナの声優4人が歌を担当している。苺ましまろの代表曲。

ED(エンディング):折笠富美子『クラス・メイト』

作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:上野洋子

美羽役の折笠富美子が歌を担当。美羽の声と違い過ぎて気づかなかったという声もあった。

OVA1期

OP(オープニング):伸恵(生天目仁美)・千佳(千葉紗子)・美羽(折笠富美子)・茉莉(川澄綾子)・アナ(能登麻美子)『あっかん berry berry』

作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:渡辺剛

伸恵・千佳・美羽・茉莉・アナのメインキャラクター5人の声優が歌を担当。それぞれキャラクターの声で歌っている。

ED(エンディング):折笠富美子『夕待ちの風』

作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:上野洋子

アニメと同じく、美羽役の声優が歌を担当。騒がしい内容の本編とは打って変わりしっとりした楽曲。

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