出禁のモグラ(江口夏実)のネタバレ解説・考察まとめ

『出禁のモグラ』とは江口夏実による漫画。2021年より『モーニング』で連載している。文学部の大学生、真木栗顕と桐原八重子は百暗桃弓木と名乗る仙人に関わり、今まで見えなかったものが見えるようになる。彼は刑罰としてあの世に行くことを禁じられている。あの世に行くためには道標となる“灯”を霊から集めなければならない。その行く先で彼らが不可思議な現象に出会う姿を描いた物語。登場人物の作り込みが細かく、人間の拗れを上手く描いている。地獄の存在が仄めかされているが、前作『鬼灯の冷徹』との関係性は不明。

桐原八重子(きりはら やえこ)

八目大学文芸学科3年の大学生。真木と親しい。喫茶店で働いており、犬飼詩魚もそこで働いている。レッサーパンダに目がなく、『ブーギークラッシュ』というゲームのキャラクター「ぶすくれレッサー」のストラップを常にぶら下げている。
出身地は島。祖父の桐原雄八はモグラの戦友である。

犬飼詩魚(いぬかい しお)

高校生。とても霊に取り憑かれやすいが本人は自覚していない。八重子と同じ喫茶店でバイトしている。犬飼家は代々体が強く、生命力に満ち溢れている。そのため霊に取り憑かれやすいとのこと。モグラと大分関わっているが霊が見えるようにはなっていない。

猫附梗史郎(ねこづく きょうしろう)

高校3年生。猫附藤史郎の息子。化け猫に栄養をもってかれるので痩せ型である。化け猫のナベシマが物理的な外傷を与える、または食べることで霊を祓う。祓い屋としてはまだ未熟であり、少し雑な祓い方をする。

猫附家

猫附藤史(ねこづく とうしろう)

猫附梗史郎の父。八目大学で幻想文学について教鞭を取っている。また自身の体験をもとに幻想小説を書いている。イケブクロという化け猫が憑いている。

猫附杏子(ねこづく きょうこ)

猫附藤史郎の妻。共感性が高く、誰とでも仲良くなりやすい。それ故なのか、相手に起こり得る可能性を予測する能力が高く、未来視のような力がある。

その他の人物

藤村優一(ふじむら ゆういち)

真木と同じゼミの大学生。体育会系で筋トレが趣味。真木とモグラが合うきっかけを作った人物。

真木梅晴(まぎ うめはる)

真木栗顕の弟。高校生、猫附梗史郎とクラスメイトである。兄と違い女性にモテるが巨乳好き。

マギー君

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@manmaikun

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