きっと、またあえる(インド映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『きっと、またあえる』とは、2019年に公開されたインド映画でコメディ映画である。批評家から高い評価を受け、第65回フィルムフェア賞において5つの賞にノミネートされた。大学受験に失敗したことで生きる気力を失い、自殺未遂をしたラーガヴに父親のアニが大学時代の親友たちを呼び集め、彼に「負け犬」と呼ばれていた大学時代の奮闘記を語る。インド映画特有の挿入歌の歌唱シーンが随所に散りばめられており、強い社会的メッセージの中にもユーモアに溢れる明るい映画である。
セクサ/グルミート・シン・ディロン(演:ヴァルン・シャルマ)
日本語吹き替え声優:関智一
アニの大学時代の親友の1人でH4寮の一員である。性欲の塊であることから「セクサ」と呼ばれている。寮の部屋には多くのエロ本を隠し持っており、他の寮生に貸し出すなど行っている。GCでの優勝に向けた作戦では、「禁欲」を掲げて仲間と共に戦った。
ユーモアに溢れるキャラクターである。
デレク/デレク・デソウザ(演:ターヒル・ラージ・バシン)
日本語吹き替え声優:中村悠一
デレクは大学時代のH4寮の寮監である。厳しくも、誰にでも公平な態度で接することから、アニキとも呼ばれている。運動神経抜群で、かつてはH3に引き抜かれそうになったことがあるが、自ら断った過去がある。
GCではアニと共に優勝に向けてリーダーとしてチームを引っ張っていった。
アシッド/ヒマンシュ・デーシュムク(演:ナヴィーン・ポリシェッティ)
日本語吹き替え声優:梶裕貴
H4寮の一員でアニの親友の1人である。短気な性格で、切れ味の鋭い悪態を次から次につくことから「アシッド」というあだ名で呼ばれている。GC優勝に向けた作戦では「悪態をつかない」という目標をたて、マイルドな言葉遣いをすることに苦労していた。
マミー/スンダル・スリヴァスタヴァ(演:トゥシャール・パーンデー)
H4寮の仲間でアニの親友の1人である。極度のマザコンで、寮に在籍してから毎晩母親に電話をしている。H4のメンバーは父親にマザコンを叩き直してほしいと頼み込まれ、マミーと共に毎日を楽しむようになる。GCに向けた作戦では、「母親断ち」を決め、連絡を絶った。
へべれけ/サヒール・アワスティ(演:サハルシュ・クマール・シュクラ)
日本語吹き替え声優:杉田智和
H4寮の一員でアニの親友の1人。重度のアルコール依存症であり、いつも酔っ払っていることから「へべれけ」と呼ばれている。GC優勝に向けた作戦では「断酒」を決意するも、急なアルコール断ちで体調を崩して緊急搬送されてしまう。それでもみんなと共に戦いたいという思いから、今まで3日と続かなかった断酒を続けた。GCの決勝戦ではチェスの名手として実力を発揮した。
大学時代の登場人物
ラギー/ラグヴィール・チャルカル(演:プラティーク・バッバル)
日本語吹き替え声優:内山昂輝
H4のライバル寮であるH3のリーダー的存在である。スポーツ万能で、競争心が強く、常に競技会で優勝を狙っている。アニやH4のメンバーとは対立することが多いが、スポーツマンシップを持ち合わせており、最後にはH4の健闘を称賛する。
ヴェンキー/ヴェンカテーシュ(演:アビシェーク・ジョゼフ・ジョージ)
日本語吹き替え声優:杉田智和
H4寮の仲間の一人で、ユーモアに溢れた性格を持つキャラクターである。スポーツにはそれほど得意ではないものの、チームのムードメーカーとして常に陽気で、寮の仲間たちを笑わせている。
パンドゥ(演:ナルニーシュ・ニール)
日本語吹き替え声優:小山力也
H4寮の仲間。厳格ながらも公平で、チーム全体の士気を高める。指導力と決断力があり、寮生たちの尊敬を集めている。
モヤシ/アビマニュ・ラトーレ(演:ランジャン・ラージ)
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目次 - Contents
- 『きっと、またあえる』の概要
- 『きっと、またあえる』のあらすじ・ストーリー
- 息子ラーカヴの自殺未遂
- 大学時代のエビソードを語る
- 「敗者」寮に配属される
- 寮対抗競技会ゼネラル・チャンピオンシップ(GC)
- GCでの作戦と結果
- 結末
- 『きっと、またあえる』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- アニ/アルニッド・パタク(演:スシャント・シン・ラージプート)
- マヤ/マヤ・シャルマ・パタク(演:シュラッダー・カプール)
- セクサ/グルミート・シン・ディロン(演:ヴァルン・シャルマ)
- デレク/デレク・デソウザ(演:ターヒル・ラージ・バシン)
- アシッド/ヒマンシュ・デーシュムク(演:ナヴィーン・ポリシェッティ)
- マミー/スンダル・スリヴァスタヴァ(演:トゥシャール・パーンデー)
- へべれけ/サヒール・アワスティ(演:サハルシュ・クマール・シュクラ)
- 大学時代の登場人物
- ラギー/ラグヴィール・チャルカル(演:プラティーク・バッバル)
- ヴェンキー/ヴェンカテーシュ(演:アビシェーク・ジョゼフ・ジョージ)
- パンドゥ(演:ナルニーシュ・ニール)
- モヤシ/アビマニュ・ラトーレ(演:ランジャン・ラージ)
- ドゥライ・ピトロダ(演:ラズィーヤ・スルタナ)
- セクサの父(演:アダルシュ・ガウタム)
- マミーの父(演:サンジャイ・ゴーラディア)
- 入寮受付係(演:サーナンド・ヴェルマ)
- 現代の登場人物
- ラーガヴ/ラーガヴ・パタク(演:ムハンマド・サマド)
- スミット・デーヴ・カースベーカル医師(演:シシル・シャルマ)
- 『きっと、またあえる』の用語
- 大学生活
- ボンベイ工科大学
- GC
- 大学寮
- H4
- H3
- 『きっと、またあえる』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アニ「我々は敗者と呼ばれるが、真の勝者は誰か見せてやる!」
- アニ「失敗は終わりじゃない、ただの通過点だ。」
- セクサ「一人じゃない、俺たちがついてる。」
- 『きっと、またあえる』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リアルな大学生活の描写
- 役作りのために大学生活を体験
- インド映画ならではの音楽
- 『きっと、またあえる』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:アリジット・シン「Khairiyat」
- 挿入歌:アリジット・シン「Woh Din」
- 挿入歌:ナカーシュ・アズィーズ、デーヴ・ネーギ、アンターラー・ミトラ、アミット・ミシュラ、シュリーラーム・チャンドラ、アミターブ・バッタチャールヤ「Fikar Not」
- 挿入歌:ナカーシュ・アズィーズ、マニーシュ・J・チプー、ギート・サガル、シュリーラーム・チャンドラ、アミターブ・バッタチャールヤ「Control」
- 挿入歌:KK「Kal Ki Hi Baat Hai」