きっと、またあえる(インド映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『きっと、またあえる』とは、2019年に公開されたインド映画でコメディ映画である。批評家から高い評価を受け、第65回フィルムフェア賞において5つの賞にノミネートされた。大学受験に失敗したことで生きる気力を失い、自殺未遂をしたラーガヴに父親のアニが大学時代の親友たちを呼び集め、彼に「負け犬」と呼ばれていた大学時代の奮闘記を語る。インド映画特有の挿入歌の歌唱シーンが随所に散りばめられており、強い社会的メッセージの中にもユーモアに溢れる明るい映画である。

大学寮の名前の1つ。優秀な学生が多く、寮も綺麗で清潔な状態が保たれている。GCでは優勝常連である。ライバルであるラギーがいる寮で、アニも引き抜かれそうになった。

『きっと、またあえる』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アニ「我々は敗者と呼ばれるが、真の勝者は誰か見せてやる!」

GCで長年最下位に甘んじていた「敗者」寮がついに勝利を収める瞬間に「我々は敗者と呼ばれるが、真の勝者は誰か見せてやる!」と力強く話した。このセリフで、努力と団結の力がさらに高まり、勝利に向かって邁進するようになる。

アニ「失敗は終わりじゃない、ただの通過点だ。」

病院内でラーガヴに向けて「失敗は終わりじゃない、ただの通過点だ。」と優しく語った。アニの人生経験に基づいた深い教訓が込められており、生きる希望を与えた場面である。

セクサ「一人じゃない、俺たちがついてる。」

病院で再会したアニの友人たちが、息子の容体を心配し、絶望するアニを励ますシーンでのセリフ。「一人じゃない、俺たちがついてる。」と語るセクサと同じ気持ちであるというように頷く他の友人たちがアニを囲む。仲間の友情の強さを表している場面である。

『きっと、またあえる』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

リアルな大学生活の描写

『きっと、またあえる』では、大学生活の様子が多く描かれている。実際の大学生活のリアリティを追求するために、制作チームは多くの時間を費やしてリサーチを行った。監督のニテーシュ・ティワーリ自身が、インド工科大学(IIT)の卒業生であり、彼の個人的な経験が映画のストーリーやキャラクターにも反映されている。キャストも実際の大学キャンパスで撮影を行い、リアルな学生生活を再現することができた。

役作りのために大学生活を体験

主役のアニを演じたスシャント・シン・ラージプートは、映画の役柄に深く入り込むために、実際に大学生としての生活を体験した。撮影前に大学の寮に滞在し、学生たちとの交流を通じて役作りを行った。この経験は自然な演技に繋がり、映画全体のリアリティを高めた。

インド映画ならではの音楽

映画の音楽は、人気作曲家プリータムが手掛けた。「Khairiyat」や「Woh Din」といった楽曲は、映画の感動的なシーンを一層引き立てた。これらの曲は、映画公開後にインド国内で大ヒットしている。

『きっと、またあえる』の主題歌・挿入歌

主題歌:アリジット・シン「Khairiyat」

作曲:プリータム
作詞:アミタブ・バッチャチャリヤ
アーティスト:アリジット・シン

インドの人気歌手であるアリジット・シンが歌い、インドの音楽チャートでも高い評価を得た。主題歌であるこの楽曲は、映画の主人公アニが息子ラグハブへの深い愛情と心配を抱く場面と、元妻であるマヤとの思い出を色づかせる場面で使用される。

挿入歌:アリジット・シン「Woh Din」

作詞:プリータム
作曲:アミターブ・バッタチャールヤ
アーティスト:アリジット・シン

アルバムを見ながら大学時代を振り返る場面で使用される楽曲である。

挿入歌:ナカーシュ・アズィーズ、デーヴ・ネーギ、アンターラー・ミトラ、アミット・ミシュラ、シュリーラーム・チャンドラ、アミターブ・バッタチャールヤ「Fikar Not」

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