オッペンハイマー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オッペンハイマー』とは、「原爆の父」と呼ばれた物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた2023年公開の映画である。第二次世界大戦中にマンハッタン計画の監督として原爆の作成を主導する姿や、冷戦時の赤狩りに巻き込まれ、最終的に彼自身が失脚するに至るまでの様子が描かれている。IMAXカメラで撮影された高解析度の映像に、緊張感のある迫り来るようなサウンドが加わっており、天才科学者の頭脳と心を五感で感じることが出来る作品である。

『オッペンハイマー』の主題歌・挿入歌

挿入歌:ルドウィグ・ゴランソン「Can You Hear The Music」

スウェーデン出身の作曲家ルドウィグ・ゴランソンが、劇中歌の作曲を担当し、第96回アカデミー賞では作曲賞を受賞した。ゴランソンがクリストファー・ノーランとタッグを組むのは、『TENET』以来二回目である。本作のスコアを作成する前に、視覚効果チームにより作られた粒子・波・連鎖反応などの映像をノーランはゴランソンに見せ、ゴランソンはその映像からインスピレーションを得て作曲をした。
ゴランソンは後に「この映画はオッペンハイマーの視点を描いており、観客は、彼が感じていること・見ているものを感じ、彼の内面に入り込むことになる。スクリーンに映る彼の感情全てを音楽によって、観客に感じてもらう必要があった」と述べている。

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