僕の妻は感情がない(僕妻)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕の妻は感情がない』とは、漫画家・杉浦次郎が『月刊コミックフラッパー』に連載しているラブコメディ作品である。毎日ご飯を作ってくれる女の子は、実は感情のないロボットだった。主人公の男性タクマは、ロボットの妻ミーナとの関係性に悩みながらも、徐々に心を通わせていく。本作は、そんな「感情がない」ロボットと主人公の同居生活を描いている。ミーナの無機質な振る舞いが少しずつ変化していく様子やギャップが作品の魅力であり、ロボットと人間の温かな絆を描いた作品として、多くのファンの注目を集めている。

第23話におけるタクマの実家でのセリフ。
結婚の報告に行ったタクマの実家で、ミーナとタクマの母親が晩御飯を作っている時に家族の話になり、タクマの母親が「努力だけが私たちをやっと家族にするの」と言う。この漫画のテーマを暗に示している名セリフ。

ミーナ「そうです」

第46話における公園でのセリフ。
人型ロボットが運転するトラックが暴走し小学校にぶつかる可能性があり、近くにいたタクマは助けに行こうとする。するとミーナは、タクマに危険が及ぶと体を張って止めに入る。「ミーナちゃんは子供の命より僕の命の方が大事なの?」とタクマが聞くと、ミーナは「そうです」と即答した。愛とロボットの使命が見え隠れする名セリフ。

『僕の妻は感情がない』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『僕の妻は感情がない』は元々はpixivで発表していたらくがき漫画

本作は最初、ほとんど清書していないらくがき漫画としてpixivで公開していた。そのらくがき漫画がKADOKAWAの目にとまり、その後きちんと書き直したものが商業連載された。商業連載されて以降もpixivとXでは、らくがき漫画として不定期に連載されている。

「次に来るマンガ大賞2022」にランクイン

本作品は「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門で第6位にランクインするなど、SNSを中心に大きな話題を呼んでいる。その人気の理由として、「感情がない」はずのロボットが徐々に感情を覚えていく様子や、人間とロボットの温かな関係性が描かれていることが挙げられる。

『僕の妻は感情がない』の番外編は『僕の同居人は骨がない』

コミックスの3巻の巻末には、『僕の妻は感情がない』の番外編として『僕の同居人は骨がない』が掲載されている。ミーナの格好をし触手を持つニーナと呼ばれる宇宙人が、タクマに勘違いされてミーナのように振る舞うなど、コメディ要素のある内容となっている。後に本編にも父親と共に登場した。
作品の中で、火星人のニーナちゃんをロボットのセンジュちゃんが人間として認識し、助けようとする場面が作者にとって特に印象深かったとXにポストしている。この展開は作品の当初の筋とは関係ないかもしれないが、そのような思わぬ展開を描けたことが作者にとって大変喜ばしいことだったとSNS上で語っている。

『僕の妻は感情がない』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):ときのそら「おかえりなさい」

オープニング「おかえりなさい」は、ホロライブ所属のバーチャルアイドル・ときのそらが歌っている。

ED(エンディング):清水美依紗「Wave」

エンディング「Wave」は、清水美依紗が歌う。清水美依紗はTikTokでの動画投稿をきっかけに高い歌唱力で話題となり、ミュージカル女優としても活躍している新世代の歌姫である。

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