十次と亞一(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『十次と亞一』とは、2019年9月からコドモペーパーがwebサイト『note』などで公開している漫画。新書館より単行本が出版された。漫画家の小林十次は、ある日売れっ子作家の一川未生こと大江亞一に出会う。彼は十次と同じ下宿に住み始めるが、どこか恨むような目で十次を見ていた。亞一の態度に興味が湧いた十次は、彼の謎を探っていく。下宿「緑館」を中心に、どこか歪んだ2人の運命が絡み合うミステリー。大正期のノスタルジーを醸し出すペン画と、文豪作品を取り入れた独創的な物語が多くの読者を惹きつけている。

十次は左利き

十次は元々左利きで、右で書けるように矯正している。本来は絵も左手で描く方が描きやすいらしい。

作品の当初案はペン画ではなく切り絵

『十次と亞一』がまだ同人誌として発行されていたときの作者後書によると、同漫画ははじめ切り絵で製作されていた。肩が痛くなったので途中からペン画に切り替え、単行本の形になった。

亞一は石頭

緑館で鈴木に頭突きする亞一(上)

喧嘩になると必ず頭突きする亞一。万起男は鼻血が出て、緑館の鈴木は口の端を切った。十次も一度食らっていて、非常に痛がった。
亞一本人はさして痛さそうな素振りを見せないため、彼はかなりの石頭の持ち主である。

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