ゼロの使い魔(ゼロ魔・ゼロ使)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼロの使い魔』とは、MF文庫Jから発売された、ヤマグチノボルによるライトノベル。漫画、アニメ、ゲームなど様々なメディアミックスを果たした人気作品で、ヒロイン役を演じた声優・釘宮理恵の出世作としても知られる。執筆中にヤマグチノボルが逝去したため、プロットを伝えられた別の作家により完結した。略称は「ゼロ魔」、「ゼロ使」。
高校生の平賀才人は、ある日異世界ハルケギニアに「使い魔」として召喚されてしまう。彼を召喚したのはルイズという落ちこぼれの魔法使いで、才人は彼女と共に様々な冒険を繰り広げていく。

CV:日野聡

本作のもう1人の主人公。地球出身の少年。物語開始時点で17歳。ルイズによって使い魔としてハルケギニアに召喚され、ガンダールヴとしての力を得て、大冒険を繰り広げる。その功績によりトリステイン王国では「平民出身の英雄」として持てはやされ、騎士の称号を得て「サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ」とも呼ばれるようになった。
平和な日本育ちなこともあって殺し合いを嫌うが、楽観的かつ行動力の塊で、初めて見るハルケギニアの文化にもすぐに順応していった。ルイズのことを第一に考え、何よりも大切にしているが、その活躍と優しさで数多くの少女たちから想いを寄せられる。年齢相応にスケベなところがあり、特にルイズに対して時折暴走気味の妄想をぶつけている。

トリステイン王国(トリステインおうこく)

アンリエッタ・ド・トリステイン

CV:川澄綾子

トリステイン王国の王女。物語中盤で女王に即位する。ルイズの幼馴染でもあり、彼女とは立場を超えた友人である。
物語の序盤では「婚約者を殺された悲劇の姫君」として、その復讐とトリステイン王国を守るために侵略の意志を隠そうともしない神聖アルビオン共和国への戦争を起こす。ルイズによれば個人としては我がままかつ欲の強いところがあるらしく、物語後半では才人にちょっかいを出してルイズと女の戦いを演じる一幕もあった。

シエスタ

CV:堀江由衣

トリスタイル魔法学院で働く、平民出身のメイド。祖父は才人と同様に日本から召喚された人物で、彼が故郷の村に伝えたとされる「ヨシェナベ」(寄せ鍋)という料理が得意。
同じ平民ということで当初から才人に親切に接し、次第に好意を寄せていく。ルイズにとっては最大の恋のライバルだが、シエスタ自身は才人がルイズを一番愛していることを察し、2人の仲を応援する方向に意識を変えていった。それはそれとして才人を押し倒してキスをしたり、才人とルイズの新居に移り住んで共に暮らすことを画策するなど、恋愛には積極的な気質である。

タバサ/シャルロット・エレーヌ・オルレアン

CV:猪口有佳

トリステイン魔法学院の生徒の1人。物静かな読書家で、学院の生徒の中でも屈指の魔法の達人。ルイズ以上に小柄で幼児体系。実はガリア王国の姫君であり、「タバサ」は身分を偽るために使用している名前。本名は「シャルロット・エレーヌ・オルレアン」。
物語中盤でその素性が明らかとなり、ガリア王国に囚われて処刑を待つ身となる。その過酷な半生の中、かつて絵本で読んだ「白馬の王子様が助けに来てくれる」ことを心のどこかで夢想するようになっており、自分を救ってくれた才人にその面影を重ねて慕うようになる。「もし才人が胸の小さい女の子が好きなら、自分ではタバサに敵わないかもしれない」とルイズを恐慌させた。

ギーシュ・ド・グラモン

CV:櫻井孝宏

トリステイン魔法学院の生徒の1人。トリステイン王国でも有力な貴族の息子で、クラスでも中心的な人物。「魔法も使えない落ちこぼれ」のルイズと「その落ちこぼれが使い魔として召喚した平民」である才人のことをバカにしていたが、才人との一騎打ちに敗れ、さらにルイズが虚無の魔法の使い手であることが判明して以降は考えを改めた。
特に才人とは「才人が死んだと勘違いして、自分の手で彼を称える像を作る」、「ルイズとの仲がどれくらい進展したのかを聞いて冷やかす」といった形で、立場も身分も越えた関係を築き、ハルケギニアにおけるもっとも親しい同性の友人となる。

アルビオン王国(アルビオンおうこく)

ティファニア・ウエストウッド

CV:能登麻美子

アルビオン王国の森の中で暮らすハーフエルフの少女。性格は清楚でたおやか。7万の軍勢を相手に特攻し、瀕死の重傷を負っていた才人を治療した。略称は「テファ」。
実はアルビオン王家の血を引いており、物語終盤で虚無の魔法の使い手の1人だったことが判明。保護を兼ねてトリステイン魔法学院で生活するようになる。才人に対しては「エルフとの混血である自分を少しも怖がらない」ことから気を許し、次第に本気で想いを寄せていった。

才人の周囲にいる女性陣の中ではもっとも胸が大きく、「胸の大きさでも血筋でも到底敵わない、あの子が本気になったら才人を取られる」とルイズを大いに恐れさせた。

ガリア王国(ガリアおうこく)

ジョゼフ1世(ジョゼフいっせい)

CV:小杉十郎太

ガリア王国の王。虚無の魔法の使い手の1人。完全無欠とまで称されるほどに優秀だった弟への強い劣等感を持ち、自身が王位を継承した後に彼を殺害する。しかしそれにより喜怒哀楽の全てを感じられなくなり、「より大切なものを壊せば心が動くかもしれない」と考え、策謀によって人や国を滅亡に導くことを繰り返していた。

ロマリア皇国

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