ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』とは、文乃ゆきによるボーイズラブ漫画作品。聴覚障害を持つ大学生、杉原航平(すぎはらこうへい)と同じ大学に通う佐川太一(さがわたいち)との間に芽生える友情と恋愛感情と彼らを巡る青春ドラマを描く。友だち以上恋人未満の関係の移り変わりと共に主人公たちの成長も胸に響く作品。
実写版:高島礼子
航平の母親。料理を教えている。明るく楽天的な性格。航平の難聴には責任を感じている。
太一の祖父
太一が中学生のとき、離婚した両親が互いに太一を押しつけ合うのを見て、太一を引き取って育てた。それ以来、太一と二人暮らし。べらんめい口調で威勢が良い。
横山(よこやま)
あだ名はヨコ。太一の大学の友人。合コン好き。テニスサークルに所属しているが、テニスはできない。
実写版の『ひだまりが聴こえる』にも横山という友人(演:三ツ谷亮)が登場するが、キャラクター設定は原作と大きく異なる。
安田(やすだ)
あだ名はヤス。太一の大学の友人。映研に所属。桜上マヤに好意を持っている。
桜上犀(おうかみさい)
桜上マヤの伯父。手話講習付きで教育研修の委託を行う会社「Sig-n(サイン)」の代表取締役。ほんわかした雰囲気のマイペースな人物。
千葉(ちば)
桜上犀の経営する会社の社員の一人。太一などの後輩への態度は厳しいが、じつは思いやりがあって優しい。会社に入ったのは、聾である弟のリュウのことがきっかけで手話に興味を持ったため。千葉の両親が離婚した後、新しい父親との間にできた弟がリュウ。弟のリュウは生まれつき耳が聴こえないため、独学で手話を学んで弟に教えた。
千葉リュウ
千葉の異父兄弟の弟。ゲームアプリを作成するベンチャー企業で働く。生まれつき耳が聞えず、健聴者と聾である自分を違う世界の住人ととらえていた。
天童(てんどう)
Sig-nの社員。一見人当たり良くにこやかだが、涼しい顔で嘘の情報を口にしたりするなど意外に食えない人物。
梅谷(うめたに)
目次 - Contents
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』の概要
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』のあらすじ・ストーリー
- 太一が大学退学を決意し、ふたりが両思いだと知るまで
- 仕事で忙しい太一と千葉に嫉妬する航平
- 自信がなく距離を置こうとする航平と不安に思う太一
- 不安が消え再び気持ちを通い合わせるふたり
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』の登場人物・キャラクター
- 佐川太一(さがわたいち)
- 杉原航平(すぎはらこうへい)
- 桜上マヤ(おうかみまや)
- 杉原涼子(すぎはらりょうこ)
- 太一の祖父
- 横山(よこやま)
- 安田(やすだ)
- 桜上犀(おうかみさい)
- 千葉(ちば)
- 千葉リュウ
- 天童(てんどう)
- 梅谷(うめたに)
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』の用語
- 聾者(ろうしゃ)
- 健聴者
- 日本手話
- 日本語対応手話
- Sig-n(サイン)
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 太一の祖父「人ってなぁ寂しいとてめーの足元すら見失っちまうんだ。そうやって間違った道を進んじまう。だから、おめーはよ、足下を照らしてくれる明るい道を行くんだぜ」
- 航平「太一に会えたから。聴こえなくても俺は、今の俺でよかったって思えたんだ。 ……やり直せるって言われても、きっと俺は、またこの人生を選んだと思う。 太一と会えて幸せだったから」
- 太一「どこにいても、あいつが笑えるような、そういう世界にできたらいいなって、思ったんだよ」
- 『ひだまりが聴こえる(幸福論・リミット・春夏秋冬)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ひだまりが聴こえる』の実写映画撮影時のキャストを追うメイキングDVD発売
- 原作よりもBL色が薄く描かれている実写版映画
- 続編『ひだまりが聴こえる‐春夏秋冬』に登場する航平の元彼女