そうしそうあい(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『そうしそうあい』とは、りべるむによる漫画である。2016年から連載され、全100話で完結。真面目な優等生の相馬愛実(そうまめぐみ)は、ひそかに同級生の金髪ヤンキー・若松宗嗣(わかまつそうし)に思いを寄せていた。一見タイプが正反対の2人だがそうしもまためぐみのことが気になっており、付き合うことになる。めぐみとそうしのほのぼのとした日常と、彼らを取り巻く友人たちの人間関係を描く。
『そうしそうあい』の概要
『そうしそうあい』とは、2016年から連載されたりべるむによる漫画である。全100話で完結。真面目な優等生の相馬愛美(そうまめぐみ)は、同級生で金髪の目立つヤンキー・若松宗嗣(わかまつそうし)のことをいつも目で追っていた。愛美の視線に気づいた宗嗣から「好きなら付き合う?」と言われ、優等生とヤンキーのカップルが誕生。お互いの違いを受け入れ、時に葛藤しながら愛を育んでいく。基本的にはほのぼのとした学園生活だが、愛美と友人たちの過去のあやまちや、それを清算するために奔走する高校生たちも描かれている。
『そうしそうあい』のあらすじ・ストーリー
黒髪優等生と金髪ヤンキーカップル
相馬愛美(そうまめぐみ)はいつも黒髪をふたつ結びにした優等生。そんな彼女はいつも目で追う片思いの相手がいた。それは金髪ヤンキーの若松宗嗣(わかまつそうし)。周囲からは怖がられている宗嗣だが、愛美は「自由に生きているところがかっこいい」と夢中だった。一方、真面目な子が好きな宗嗣も愛美の熱視線に気づき、愛美を意識するようになる。いつものように愛美が友人に宗嗣について話していたところ、宗嗣が声をかけて付き合うことになった。厳格な愛美の父親には特に許されないものの、「お互いが好きだから」
ライバルの登場
憧れの宗嗣と付き合うことになった愛美。宗嗣もまた愛美にメロメロで、2人の仲は順調に思われた。しかしある日愛美は隣のクラスのギャル・大林美樹(おおばやしみき)に声をかけられる。美樹はずっと前から宗嗣が好きで、愛美にライバル宣言する。「みきのそうし、とらないでよ」と愛美に迫ったところを宗嗣に制止され、美樹は宗嗣に嫌われると思い涙を見せる。その姿を見た愛美は「自分なら身を引いちゃうかも」と美樹を許し、その後2人は大の仲良しになった。
一件落着かと思いきや、今度は愛美が砂本論(すなもとさとる)に告白される。「ロン」のあだ名で呼ばれる彼は宗嗣の友人。以前から愛美に興味があったロンは、「宗嗣の金髪が好き」という愛美のために髪を染め、愛美の気を引こうとしていた。ロンに「1人で考えてね」と言われた愛美は授業中も上の空。宗嗣の友人の菊池千洋(きくちちひろ)に相談に乗ってもらい、きっぱりと断った。
それぞれの過去
「ファストフードを食べたことがない」という愛美を連れて、美樹、千洋、拓の4人は放課後に近くのファストフード店「ワクドナルド」に立ち寄る。以前宗嗣らと喧嘩になった他校の本田も加わり、初めてのファストフードを満喫した愛美。しかし帰り際、見慣れぬ制服の少女から暴言を吐かれた。それは宗嗣の元カノの頼元サヤ(よりもとさや)。宗嗣の過去が気にならないのかと友人たちに聞かれた愛美は、「私にも言いたくない過去はあるし、付き合っているのは今の若松くんだから」と答える。愛美は中学時代、真面目過ぎるがゆえに周囲から浮いていた。同じ中学だった橘は女子生徒たちの愛美いじめに気付いていたが、自身がターゲットにならないように見て見ぬふりをしていたことをずっと悔やんでいた。そんな橘と両片思いの状態である美樹は、ある日誰かから「友達の彼氏を寝取ったことがある」と過去をばらされる。友人の彼氏から「1回だけ」と誘われた美樹は、それが悪いことと知らずに応えてしまった。たった1回だったがそれで妊娠してしまい、中絶して家族にも迷惑をかけたと自分の過ちを反省。この噂が橘に伝わることを恐れる美樹に、「橘は美樹の言葉を信じるはず」と大陽は励ます。大陽もまた中学時代、付き合っていた彼氏とその仲間から性的暴行を受け、大きなトラウマを抱えていた。大陽の一件の黒幕は、大陽への思いをこじらせたロン。それに気がついた千洋はロンを殴り大陽に謝罪させた。
『そうしそうあい』の登場人物・キャラクター
高校生
相馬愛実(そうま めぐみ)
黒髪を低めの2つ結びにした、真面目な優等生。「自分にできないことをする姿がかっこいい」とヤンキーに憧れ、同級生の若松宗嗣(わかまつそうし)と付き合うようになる。父親が厳しく中学生の頃は生徒会に委員会に勉強まで頑張っていたが、真面目過ぎて周囲からいじめられていた。
若松宗嗣(わかまつ そうし)
金髪のヤンキー。派手な見た目にもかかわらず真面目な子が好きで、愛美と付き合うようになる。勉強は苦手だが運動も得意ではなく、愛美に勝てるスポーツはない。過去に付き合っていた頼元サヤと因縁があり、愛美に気づかれずに始末しようとする。
大林美樹(おおばやし みき)
愛美の友人のギャル。もともと宗嗣が好きで愛美にライバル宣言していたが、後に和解して愛美を可愛がる。優等生の橘泰孝(たちばなやすたか)のことが好き。中学時代、友人の彼氏と性的な関係を持ち、妊娠したことを悔やんでいる。
川崎拓(かわさき たく)
宗嗣の友人。優秀な2人の兄と常に比較されてきた反動で、高校ではまったく勉強しなくなった。いつもお金を持っていないので友人たちに借金している。
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目次 - Contents
- 『そうしそうあい』の概要
- 『そうしそうあい』のあらすじ・ストーリー
- 黒髪優等生と金髪ヤンキーカップル
- ライバルの登場
- それぞれの過去
- 『そうしそうあい』の登場人物・キャラクター
- 高校生
- 相馬愛実(そうま めぐみ)
- 若松宗嗣(わかまつ そうし)
- 大林美樹(おおばやし みき)
- 川崎拓(かわさき たく)
- 菊池千洋(きくち ちひろ)
- 宮本大陽(みやもと はるひ)
- 橘泰孝(たちばな やすたか)
- 砂本諭(すなもと さとる)
- 濱口(はまぐち)
- 笹塚(ささづか)
- 頼元サヤ(よりもと さや)
- 本田優秀(ほんだ まさひで)
- 教師
- 有田尚親(ありた なおちか)
- 柏原(かしわばら)
- その他
- 若松敏嗣(わかまつ としつぐ)
- 辻金太郎(つじ きんたろう)
- 『そうしそうあい』の用語
- 『そうしそうあい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 有田尚親「そういう人にはなってほしくないなぁ」
- 菊池千洋「守る力と傷つける力は同じなんだよ」
- 相馬愛美「わたしが若松くんじゃなきゃだめ…」
- 『そうしそうあい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実写ポスターが発表
- 作者も意外だった橘のキャラ
- 描かれなかったプロット