豚のレバーは加熱しろ(豚レバ)のネタバレ解説・考察まとめ

『豚のレバーは加熱しろ』とは、小説原作を基にした異世界転生ファンタジーアニメである。ひょんなことから豚になってしまった主人公が、心が読める少女と出会うことで、彼女の過酷な運命を救うため繰り広げられる冒険譚。特徴はその独特な世界観で、平気で差別がまかり通ったりその世界にしかいない生物がいたりしている。少女の種族の謎を巡るミステリ要素が魅力。

第8話「人の祈りを笑うな」での宿の外におけるセリフ。
みんなが寝静まった夜中、豚はブレースにこっそり起こされ、外で話すことになる。ブレースは教会で内臓を抜かれ、生い先長くないことを話し、豚とジェスたちは「あなた方は生きて幸せになってください」と頼む。心締め付けられる名セリフ。

ブレース「どうやって生きるのか分からなくなったらあなたにとっての願い星を見つけてください」

第9話「生きてその土を踏みにいけ」での針の森におけるセリフ。
イェスマ狩りに襲われピンチの中、ジェスと豚といたブレースが背後にいる敵に気付き、身を挺しながら短剣で刺され、かつて墓守の家にいた時に子供に話した「どうやって生きるのか分からなくなったらあなたにとっての願い星を見つけてください」という言葉を思い出す。感動的な名セリフ。

ジェス「私も豚さんのことが大好きです」

第12話「豚のレバーは加熱しろ」での王都の街におけるセリフ。
豚とジェスは日没の豚が元の世界に戻る時まで街を散策していた。豚が「好きな人とこんなことができるなんてもうできないだろう」というセリフに豚が慌てて恥ずかしがって否定する。ジェスが「私も豚さんのことが大好きです」とここぞとばかりに感情を込めて告白する名セリフ。

『豚のレバーは加熱しろ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

 『豚のレバーは加熱しろ』は「小説家になろう」の作品ではなく電撃小説大賞作

「『小説家になろう』の投稿は消された」という噂がある。Googleで『豚レバ』と検索すると、サジェストに「なろう 削除」と表示される。タイトルや内容から、「小説家になろう」で投稿されていた小説が出版されたのだろうと推測する人がいるからなのだ。
だが、この噂は事実ではない。「小説家になろう」にこの作品が投稿されていたという証拠は見つからない。この作品は、電撃小説大賞に応募されたオリジナルのライトノベルなのである。

ジェスは本編では清楚キャラに変更

『豚のレバーは加熱しろ』ラジオ「豚のラジオは加熱しろ」#1によると、ジェスはPVではSっ気があったのに、本編では清楚なキャラに変更されたとのこと。その結果、ストライクゾーンは狭く、遊びの振り幅の少ない演じにくいキャラになってしまったが、声優の楠木ともりは上手く演じ切った。

作画崩壊と放送延期

project No.9は『豚のレバーは加熱しろ』を放送していた時期にこの作品を含め3作品のアニメを請け負っていた。進行がギリギリで、決めの回などで作画崩壊を起こしてしまい、放送も秋の1クールの12月で終了が1ヶ月伸びてしまった。最終回も後半は紙芝居状態と惨憺たる有様だったがなんとかまとめることができて終わらせられたのだった。

『豚のレバーは加熱しろ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):ASCA 「私が笑う理由は」(第1話〜第12話)

オープニングテーマは、ASCAが歌う「私が笑う理由は」である。作詞はASCA自身が手掛け、これまでにないハートウォーミングで軽快なアップナンバーで誰かの為だけではなく、自分の道を歩いていく為のおまじないソングという想いが込められている。作品とリンクした表現が楽曲に深みを出す、ASCAの新機軸の曲となった。

ED(エンディング):Myuk 「ひとりじゃないよ」(第1話〜第12話)

エンディングテーマは、Myukが歌う「ひとりじゃないよ」である。この曲は、孤独なイェスマの少女が豚と出会って変わっていく様子を表現したものである。
作詞はMyuk、作曲は山口寛雄、編曲は大久保友裕が担当。

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