ネクライトーキー(Necry Talkie)とは【徹底解説まとめ】

「ネクライトーキー」とは日本の男女5人組ロックバンド。Gt朝日を中心に2017年に結成された。バンド「コンテンポラリーな生活」のVo&Gtでもあった朝日が、Voもっさに声をかけ、他のメンバーはコンテンポラリーな生活のバンドメンバーがスライドする形で集められた。2019年に結成当初からサポートで入っていたKey中村郁香が正式加入。2020年にソニーミュージックから、アルバム『ZOO!!』でメジャーデビューを果たす。

ネクライトーキーの概要

ネクライトーキーとは、Vo&Gtもっさ、Gt朝日、Bass藤田、Dr.カズマ・タケイ、Key中村郁香からなる日本の男女5人組ロックバンドである。
「石風呂」名義でボカロPとして活動し、バンド「コンテンポラリーな生活」のVo&Gtでもあった朝日が「石風呂」名義の作品を、女性ボーカル用の曲としてバンドで演奏するため2017年に結成された。Voもっさに声をかけ、他のメンバーは「コンテンポラリーな生活」のバンドメンバーがスライドする形で集められた。2017年自主製作盤シングル『タイフー!』を発売。
その後、2019年に結成当初からサポートとしてKeyを担当していた中村郁香が正式にメンバー加入。2020年にアルバム『ZOO!!』でソニーミュージックよりメジャーデビューを果たす。

ネクライトーキーの活動経歴

バンド結成からメジャーデビュー

中村郁香 (左)、もっさ(左から2番目)、朝日(中)、カズマ・タケイ(右から2番目)、藤田(右)

2017年3月、朝日(Gt)がもっさ(Vo&Gt)、藤田(Bass)、カズマ・タケイ(Dr.)を誘う形でネクライトーキーを結成。
朝日は「石風呂」名義の楽曲をとても気に入っていたが、あまりラジオ等で流れる機会が無いことを不満に思っており、「その当時の曲に陽の光を当てたい」という思いからネクライトーキーを結成した。
8月18日、北堀江club vijonにて初ライブを行い、100枚限定の1stデモシングル『タイフー!』を会場にて発売し、ミュージックビデオもYouTubeにて公開した。ここから本格的な活動を開始。
11月10日、2ndデモシングル『だけじゃないBABY』の表題曲「だけじゃないBABY」のミュージックビデオをYouTubeにて公開。
11月17日、北堀江club vijonにてレコ発の初自主企画ライブ「オーキートーキー!vol.1大阪編」を開催。2ndデモシングル『だけじゃないBABY』を発売した。
11月25日、名古屋工業大学にて開催された「第55回工大祭 NIT LIVE FES 2017 延長戦」に出演。愛知県で初の学園祭でライブを行う。

2018年2月1日、「オーキートーキー!vol.1東京編」で披露した楽曲「ジャックポットなら踊らにゃソンソン」のライブ映像をYouTubeにて公開。
2月28日、3ヶ月連続MV公開企画の第1弾「許せ!服部」をYouTubeにて公開した。
3月31日、アメリカ村clapperにて開催された「不透明人間戦争 大阪編」に出演。同日に3ヶ月連続MV公開企画の第2弾「オシャレ大作戦」をYouTubeにて公開。再生回数は900万回を超えている。
4月30日、3ヶ月連続MV公開企画の第3弾「涙を拭いて」をYouTubeにて公開した。
5月11日、北堀江club vijonにて初ワンマンライブ「ゴーゴートーキーズ!」を開催。3rdデモシングル『オシャレ大作戦』を発売。
5月18日、下北沢BASEMENTBARにてワンマンライブ「ゴーゴートーキーズ!」を開催した。
7月13日、福島 LIVE SQUARE 2nd LINEにてフィッシュライフ企画「太平洋大作戦6」に出演。これが自身初のツーマンライブとなる。
10月15日、同年12月5日発売の1stフルアルバム『ONE!』のリリースを記念した3ヶ月連続MV公開企画の第1弾「めっちゃかわいいうた」をYouTubeにて公開。
11月8日、新栄 RADSEVENにてワンマンライブ「ゴーゴートーキーズ!」を開催。
初ワンマンツアー「ゴーゴートーキーズ!」を5月11日~11月8日に東名阪で開催し、チケットはソールドアウトした。
もっさは「チケットが売れるなんて確信もないまま開催を決めたし、チケットを売り出してからも最初は全然伸びない感じだった」と話しており、朝日も「甘い見通しだった」とインタビューで話している。
しかし、3rdデモシングル『オシャレ大作戦』のYouTubeを公開してから、一気にチケットの売り上げが伸びソールドアウトした。
11月25日、渋谷 eggmanにて自主企画ライブ「オーキートーキー!vol.2」を開催。会場では1stフルアルバム『ONE!』が発売に先駆けて販売された。
12月5日、初の全国流通盤となる1stフルアルバム『ONE!』を発売。藤田は『ONE!』を制作中は「めっちゃいいのができたー!」という手応えがあったのだが、作品が完成してから発売までに時間が空いてしまいその間は「ツアーの動員とかどうなるんだろう?」と焦る持ちもあったと話している。楽曲のほとんどは朝日が作っているが『ONE!』はもっさが2曲作っている。朝日は「これからはもっともっさの曲もやっていきたい」と話している。

2019年1月12日、心斎橋VARONにて「オーキートーキー!全国編」を開催。1stフルアルバム『ONE!』リリースツアーがスタート。タケイはこのツアーをまわったことで楽曲が「ちゃんと届いてるんだ」という実感が伴ったと話している。ツアーは全ヶ所がソールドアウトし、追加公演2本のワンマンは即完した。藤田は「ソールドアウトを目標にしていたが、できるとは思っていなかった。しかし、ソールドアウトできたことが自信に繋がった」と話している。
3月15日、「オーキートーキー!全国編「〆」」梅田Shangri-la公演にて、結成当初からサポートとしてKeyを担当していた中村郁香が正式にメンバー加入。2018年11月の新栄 RADSEVENでのライブ後に、以前から「入りたい」と伝えていた中村に「メンバーならへん?」と朝日が返事をし加入が決まった。ネクライトーキー縁の地である梅田Shangri-Laで発表したかったため、この日まで発表がされなかった。加入を発表したとき、今までのライブでいちばん大きな歓声が湧いたと朝日は話している。
7月24日、1stミニアルバム『MEMORIES』を発売。『MEMORIES』のレコーディングは合宿形式で1週間、缶詰で行われた。朝日はやる前は「ギスギスならへんかな?」と思ったが実際は全然大丈夫だったと話している。
8月24日~9月7日まで、「ゴーゴートーキーズ!全国編」を開催。全6ヶ所6公演の『MEMORIES』リリースツアーがスタート。
9月23日、マイナビBLITZ赤坂にて『MEMORIES』リリースツアー追加公演である「ゴーゴートーキーズ!全国編「〆」」を開催。2020年にソニーミュージックからメジャーデビューすることを発表した。所属レーベルがSony Music Associated RecordsであることがレーベルのTwitterアカウントで発表された。

2020年1月29日、アルバム『ZOO!!』をメジャーレーベルであるSony Music Associated Recordsから発売し、メジャーデビューを果たした。

メジャーデビューからその後

2021年5月19日、メジャー2ndアルバム『FREAK』を発売。
メジャーデビューアルバム『ZOO!!』を作り終わった後になんとなく浮かんだ「FREAK」という言葉の響きを、メンバーには話さず温めていてた朝日が『FREAK』制作の中盤過ぎたあたりで「このタイトルどう?」と提案してタイトルが決定した。ジャケットのキャラクター(フリークくん)は「ちっちゃいキメラ」をイメージしている、とジャケットイラストを担当したもっさは話している。また「 『FREAK』はあっけらかんと明るいイメージではなく今までよりちょっとだけ暗く、悲しくはないけど寂しげな印象を感じている」ともインタビューで語った。フリークくん自体はアルバムだけではなく、ネクライトーキーというバンドをイメージしてもっさがデザインした。

2023年8月16日、バンド初のEP『踊れ!ランバダ』を発売した。
11月18日、バンド初となるデジタルシングル「bloom」を発売。前日よりNetflixにて全世界独占配信されたアニメーション作品『スコット・ピルグリム ティクス・オフ』の主題歌として当て書きされた。

2024年2月21日、3rdアルバム『TORCH』発売。
朝日はインタビューで 「 『TORCH』は聴く人の気持ちに寄り添うような安心できるアルバムにしたかったし、実際にリスナーに寄り添える曲ができたと思っている」と話している。
3曲目の「浪漫てっくもんすたあ」のキーボードのソロは、レコーディングの最後の方で演奏をミスった中村が鍵盤をバーンと叩いてしまい、その叩いた音がそのまま採用されている。
朝日は本当にすごくいいアルバムができたからちょっとしたことで後悔したくなかったので曲順を決めるのが大変だった、と話している。

ネクライトーキーのメンバー

もっさ

Vo&Gt担当。1994年9月19日生まれ。兵庫県加古川市出身。一部の楽曲で作詞作曲を手掛けている。さらに、CDのジャケットやグッズ等のアートワークも手掛けている。
バンド「空中スコッピー」のVo&Gtとしても活動し、作詞作曲を担当している。バンドは休止中。
他にも、過去に「ひが」名義でニコニコ動画で歌い手を行っていたが、ネクライトーキーの活動開始とほぼ同時期に関連動画が削除され引退している。
バンドに加入した経緯は、もっさが高校生の頃、朝日が石風呂名義で発表していた楽曲の弾き語り動画をネットに上げていた。女性ボーカルでバンドを始めたかった朝日がその動画を見て会うことになる。当時、朝日は自分の楽曲をカバーしている動画をチェックしてしており、その中でもっさはダントツで声が良かったと話している。しかし、当時はもっさが高校生だったためバンドに誘うのを諦めていた。しかし数年後、コンテンポラリーな生活のライブの楽屋で朝日がふと「あの子、どうしてるんやろ?」と思い出し、フォローしていたもっさのTwitterを見るとバンド活動をしていた。しかも、その日のコンテンポラリーな生活のライブに来ていることがわかり、朝日は客席にもっさを探しに行った。もっさを見つけ「バンドやろうよ!」と声をかけ、加入することになった。

朝日(あさひ)

Gt担当。1990年7月23日生まれ。本名は朝日廉(あさひれん)。ほぼ全ての楽曲の作詞作曲を担当している。
バンド「コンテンポラリーな生活」のVo&Gtとしても活動し、全曲の作詞作曲を担当している。「石風呂」名義ではボーカロイドを使用したボカロPとしての活動も行っており、ネクライトーキーでは石風呂楽曲のセルフカバーも行っている。もっさ同様にCDのジャケットやグッズ等のアートワークも手掛けている。
女性ボーカルでバンドを始めたいと思っていた朝日は、ドラムのカズマ・タケイ、ボーカルのもっさ、ベースの藤田の順に声をかけ、結成した。結成当初からサポートメンバーだった中村も2019年に正式に加入する。中村が加入しバンドの過半数が女性になったことで、朝日は気を遣う部分もあるので「優しくしようかな、と考えている」とインタビューで話している。

藤田(ふじた)

Ba担当。1990年8月2日生まれ。本名は藤田彩(ふじたあや)。Gtの朝日と同級生で、同じ軽音楽部のメンバーだった。
朝日と同様、バンド「コンテンポラリーな生活」のメンバーとしても活動。Keyの中村郁香とは以前から交友関係があり、サポートメンバーに勧誘した。
ネクライトーキーは当初、違うベーシストが加入する予定だったが後に藤田が加入することになる。
藤田はレコーディング中に自分のパートが撮り終わるとメンバーにご飯を振る舞ったりする。前日の夜からパスタソースを仕込んだりと手の込んだものを作っており、メンバーからはご飯が美味しいと好評を得ている。

カズマ・タケイ

Dr.担当。1989年8月29日生まれ。バンド「コンテンポラリーな生活」のサポートメンバーとしても活動。
バンド「the rouxtz」「Goodbye Gangsters」「わがままカレッジ」でもDr.を担当。
コンテンポラリーな生活でサポートを始めたころから朝日からネクライトーキーの構想を聞いており、メンバーとして声をかけられていたので「すげえワクワクして待っていたんですよ」と当時の心境をインタビューで語っている。

中村郁香(なかむらあやか)

Key担当。4月22日生まれ。ネクライトーキーの初ライブからサポートとして参加しており、ツアーにも同行している。愛称はむーさん。
もともと友人だったBa藤田から「私がやるバンドでサポートとしてやって欲しい」と頼まれて加入。中村はネクライトーキー加入前のバンドを辞めた後に、もう1度だけバンドを手伝ってダメだったら辞めようと思っていた。
その後サポートとして加入した中村はネクライトーキーが好きになり、朝日に「入りたい」と思いを伝える。そこからバンド内で話し合いを行い、2018年11月8日、新栄 RADSEVENでのワンマンライブ後に朝日から加入の返事をもらい、正式加入が決定する。ネクライトーキー縁の地である梅田Shangri-Laで発表したかったため、2019年3月15日「オーキートーキー!全国編「〆」」梅田Shangri-la公演での発表となった。しかし、正式加入の発表前にもっさがYouTube Liveで、「ネクライトーキー、メンバー5人と」と言ってしまったがメンバーは気付いていなかった。

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