ヤニねこ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヤニねこ』とはにゃんにゃんファクトリーによる喫煙ギャグ漫画である。2022年11月からTwitterで投稿・連載されている。『週刊ヤングマガジン』にて2023年18号から商業連載がスタートした。複数の作家が制作に関わっており、それぞれの作家が原案と作画をしているため、話によって画風が変わるのが特徴。物語は獣人が存在する日本を舞台にチェーンスモーカーの主人公・ヤニねこのやさぐれた生活が描かれている。あるあるの描写が多いことから喫煙者からの評価が高い作品となっている。

服屋でバイトをしている学生の獣人。カンサイに連れられてやってきたヤニねこのコーディネートを手伝った。なれない服に嘔吐してしまったヤニねこの嘔吐物を処理するたときに、ヤニねこのシャツを使うたり、ゴミと間違えてヤニねこのズボンを燃やすなどドジな性格。お詫びとして所属している部活のサンバ衣装をヤニねこに渡した。

ペンペンねこ

路上生活者の獣人。本名はナズナであり、あだ名のペンペンと合わせて植物が名前の由来。人前では気取って達観したような態度を取り、ミステリアスな雰囲気をであるが、すべて虚勢であり打たれ弱い性格をしている。社会的な価値観を捨てて、自然とともに生きること心情にしているとヤニねこに語っているが、テントを使っていたり時折スーパーで買い物をしていたりと、信条がブレブレである。
初登場時はにゃがみ川のそばに住んでいたが、水害に遭って以降は無許可でアパートの庭に住み着いている。着用しているマントの下は全裸となっている。

西順子(にしじゅんこ)

カンサイの母親で、関西の実家に住んでいる。関西のおかんを地で行く性格で、やかましくせっかちであるため、子供2人を振り回している。

その他の人間

カズシ

『ニャンマガ』の編集長の老齢の男性。ヤクザの組長のような恐ろしい外見が特徴であるため、周囲から「組長」と呼ばれている。口数が少ない寡黙な性格。ヤニねこが小さい頃から知っており娘同然に思っているため、頭からいちごミルクをかけられても怒らない。巨乳好きでヤニねこの胸の谷間が見えた際には勃起していた。部下が他社作家へ「ゲスト原稿ください」とメールを送ったことをきっかけに銃での襲撃を受けたが、漫画雑誌で防ぐ荒業を見せた。

柴田(しばた)

ニャンマガ編集部若頭の男性。右目に傷後がある強面が特徴。関西弁と鹿児島弁をミックスしたようなヤクザのような喋りをする。外見に反して仕事に対しては真面目。貧乳が好きなようで、ハメねこを見た際におそらく勃起していた。

本宮(もとみや)

株式会社デスサーティの営業課の女性。パンツスーツスタイルのキャリアーウーマンであり、派遣会社を通じてやってきたヤニねこの指導をした。滅私奉公精神の熱い体育会系の性格で、根拠のないスパルタ、ともすればパワハラに近い教育をヤニねこにした。煙草を没収したり、ネクタイで打つなどしたためヤニねこから恨まれて、仕事終わりに手を噛まれた。

王寺流子(おうじるこ)

妹ねこのクラスメイトの女子。クールビューティーといった外見で女子にモテる。獣人フェチで、妹ねこと仲良くしたいと思っているが、なかなか行動に移せていなかった。意を決して妹ねこの友人に彼女について聞いたことをきっかけに、妹ねこはうんこ好きであると勘違いしてしまう。そして、お近づきになりたいと自身のうんこを妹ねこにプレゼントして逃げられた。
自宅が大きいこと、母親をお母様と呼んでいることから良家のお嬢様であると思われる。

『ヤニねこ』の用語

獣人(じゅうじん)

猫の耳や尻尾、性質を持つ亜人のこと。猫以外の獣人がいるのかは不明。人間に比べて身体能力が高く、また年をとっても外見が若いままである。人間との間に子どもを授かることが可能であるが、生まれる子どもはすべて獣人となる。猫と同じように、信頼する相手には狩った獲物を分けたり、換毛期が存在する。基本的には知性が高いが、時折動物に近い個体も現れる。何らかの失敗を犯しても、人間ではないので、動物によるハプニングのような扱いをされる。人型と動物型と外見を任意で変化できる模様。
差別的な扱いをされることもしばしばあるようで、人間と同じ学校に通う妹ねこは一時苦しまされた。そのため、獣人へも差別を緩和する記念日などに優遇サービスを行う施策や獣人特有の病気予防薬の配布などが存在している。しかし、獣人に過酷な労働を強いる派遣事業などもあり、獣人の扱いは闇深い一面を孕む。喫煙率が高く、獣人を集めるイベントでの配布品がタバコということも珍しくない。

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