ヤニねこ（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.02.27

『ヤニねこ』とはにゃんにゃんファクトリーによる喫煙ギャグ漫画である。2022年11月からTwitterで投稿・連載されている。『週刊ヤングマガジン』にて2023年18号から商業連載がスタートした。複数の作家が制作に関わっており、それぞれの作家が原案と作画をしているため、話によって画風が変わるのが特徴。物語は獣人が存在する日本を舞台にチェーンスモーカーの主人公・ヤニねこのやさぐれた生活が描かれている。あるあるの描写が多いことから喫煙者からの評価が高い作品となっている。

『ヤニねこ』の登場人物・キャラクター

ヤニねこの後輩の現役女子高生で小説家志望。黒髪ロングが特徴で、本名は詠子（えいこ）。プロの小説家に憧れており小説投稿サイト『ナルルォ』に自作小説を投稿している。時折、おちんぽ達郎の元へ訪れて自作小説の添削をしてもらうが、達郎からの評価は厳しいものとなっている。創作への熱意はいまひとつで、SNSを見ている時間の方が長いというだらけた性格。そのため、『ナルルォ』での評価もイマイチ。また、若いことも影響して執筆のための経験が不足している、流行りに乗っかるタイプのテンプレ作品を嫌うわりに、面白いものを書くための研究を怠るなども小説の完成度に影響している模様。しかし、本人は気づいていない。

アパートの関係者

大家（おおや）

アパートの大家をしている人間の中年男性。スキンヘッドが特徴。本名は大谷おう也（おおたにおうや）であるが、ほぼ呼ばれない。様々な問題行動を起こすヤニねこを厄介だと思いつつ、相手をしている。ヤニねこの裸を見た際に自慰行為をしている姿から、ケモナーの性癖を持っている可能性が高い。また、ダッチワイフも獣人型である。
アパート住民が常識知らずな面々であるため、苦労が絶えない。しかし、面倒見がよい性格であるため、なんだかんだヤニねこたちの面倒をみている。幼い頃に飲んだくれでヘビースモーカーの父親から虐待を受けていたため、煙草の煙を顔にかけられるとトラウマから座り込んでえづく。大家としての仕事には真面目で、アパートを少しでも綺麗にしようと、細かく掃除をしている。

ヤニねこの家族

妹ねこ

現役女子高生で、清楚な見た目が特徴のヤニねこの妹。本名は佐藤妹子（さとういもこ）。ヤニねこと違って常識的な側面が強く、姉の自堕落かつヤニカスな面を心配している。ヤニねこが風邪を引いたときに看病しに来るなど姉思いであるが。ヤニ臭とヤニねこの体臭で具合が悪くなり嘔吐した。姉のことは好きで電話が来ると嬉しいそうにするが、年頃のためかそっけない対応になる。任侠映画が好きという女子高生らしからぬ趣味を持つ。真面目な性格が影響して、周囲に振り回されつつツッコミを披露することが多い。
学校では人間の友達がおり、一緒にでかけるなど仲が良い様子。1度男子から告白を受けたが断ってしまったことがある。

佐藤静江（さとうしずえ）

ヤニねこと妹ねこの母親。獣人であるため、成人済の娘がいるとは思えないほど外見が若い。ヤニねこから名前を呼び捨てにされても気にしないなど寛容な性格。妹ねこの前では隠しているが、ヘビースモーカーで彼女がいないときはメビウスを吸っている。煙草が絡むとヤニねこ以上の奇行に走ることがある。

ヤニねこの父親

やにねこと妹ねこの父親。鬼籍に入っており、仏壇に飾られている写真を見るに、人間であった事がうかがえる。

その他の獣人

ラニ

タバコ村の族長の女性。サラシに腰蓑と原始人のような格好をしているのが特徴。ヤクねことは知り合い。外見は若いが、口調や周囲からの扱いを見るに高齢だと思われる。温厚な性格で失礼なことをされても怒らない。しかし、怒ると光線銃を撃つなど過激な一面を持つ。

カンサイ弟

目が隠れるほど長い前髪のマッシュルームヘアーとギザっ歯が特徴の獣人男性。カンサイの弟で、本名は、西春蘭（にししゅんらん）。ハメねこが処女であることを見抜いて、からかって遊ぶなどふざけた性格。実家は関西地方だが、現在は町田の親戚宅に居候している。姉弟仲は良いようで一緒にでかけているシーンがある。趣味はアメイロケアリの繁殖。