ヤニねこ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヤニねこ』とはにゃんにゃんファクトリーによる喫煙ギャグ漫画である。2022年11月からTwitterで投稿・連載されている。『週刊ヤングマガジン』にて2023年18号から商業連載がスタートした。複数の作家が制作に関わっており、それぞれの作家が原案と作画をしているため、話によって画風が変わるのが特徴。物語は獣人が存在する日本を舞台にチェーンスモーカーの主人公・ヤニねこのやさぐれた生活が描かれている。あるあるの描写が多いことから喫煙者からの評価が高い作品となっている。

ヤニねこたちが住む2階建てのアパート。ヤニねこが住めるので安アパートであるようだが、バス・トイレ別、ベランダ付き、駐車場付きと条件は良い。1階の一室に大家が住んでいる。ヤニねこの部屋は畳、ヤクねことハメねこの部屋はフローリングと、部屋によってやや内装が違う模様。

にゃがみ原

ヤニねこたちの住む神奈川県内の都市。怪しい宗教や、違法薬物が買える飲食店や花屋があるなど、治安が悪い一面が強い。にゃがみ川という川がある。

ニャングマガジン

ヤニねこの愛読書であり、達郎の連載雑誌。編集長のカズシを始め、外見がヤクザのような編集員や獣人などで構成されている。モデルは実在する講談社の雑誌である『ヤングマガジン』。

タバコ村

第六特区のひとつで煙草を製造している村。獣人で構成されており、これらの獣人はアルファと呼ばれている。村にそびえ立つ猫耳の生えた巨岩を神様として祀っており、煙草を作る際にも祈りを捧げる。

小説投稿サイト『ナルルォ』

字書きねこが小説を投稿しているサイト。ユーザーの書いた小説を自由に投稿ができ、読むユーザーは評価をすることが可能な模様。サイト内では「追放系」と呼ばれるジャンルが流行っている。モデルは実在する小説投稿サイト『小説家になろう』。

チェーンスモーカー

チェーンスモーカーとは一般的に1日に50本以上100本未満ほどを吸う喫煙者を指す言葉である。煙草を気分転換の道具や、コミュニケーションとして使うのではなくニコチンを接種することを目的としている場合が多い。また、体を休める暇がないため、通常の喫煙者よりも健康被害のリスクが大きい。作中ではヤニねこがチェーンスモーカーとして描かれている。

シケモク

シケモクとは主に短くなった吸い殻のことを指す。語源は、シケはケチくさいという意味や路上に落ちて湿気った、消しという言葉を逆から読んだと諸説ある。モクは煙草の煙を指す。灰皿の吸い殻や落ちている吸い殻を拾ってフィルターギリギリまで吸おうとする喫煙者がいるが、新品に比べて味が落ちる上にフィルター付近まで燃やすので火傷の恐れがある危険行為である。また、シケモクを解体して葉っぱを集めてから、再度紙で巻き直して煙草を作り直すと火傷の心配はなくなるが、味は凄惨なものとなる。
作中では煙草に対して意地汚いヤニねこが、自分のシケモクを漁ったり、他人のシケモクを貰うシーンがある。

水煙草(みずたばこ)

水パイプと呼ばれる道具を使っておこなう喫煙方法。火皿で葉っぱを燃やして、煙を水に通すことで通常よりもまろやかな味を楽しめる。シーシャとも呼ばれる。ヤクねこが時折吸っている。

加熱式煙草(かねつしきたばこ)

紙巻き煙草とは違い、燃焼ではなく機械の加熱によって発生する蒸気を吸う煙草。専用の機械と専用の煙草が必要となっているが、紙巻きと違って臭いが薄い、灰が出ないなどの特徴を持つ。紙巻き煙草より辛味が薄いことと、メンソールが多いためハメねこが愛用している。

『ヤニねこ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ヤニねこ「メンソールならギリギリ吸えるにゃ!」

風邪を引いて普通の煙草が吸えなくなったので、メンソールタバコを買ったヤニねこが「メンソールならぎりぎり吸えるにゃ!」と言った。

風邪を引いたヤニねこは発熱した上に喉も痛んでいたために、煙草を美味しく感じることができなくなってしまった。ヤニねこは仕方なく安静にしようと布団に入ったが、少しすると起き上がりコンビニへ向かい、メンソール煙草を吸った。たとえ重度の風邪を引いていようとも、なんとかして煙草を吸おうとするヤニねこのヤニカスっぷりを表現したセリフとなっている。

喫煙者の唾液および口臭の臭酷さを表す大家

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