ガンニバル(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガンニバル』とは二宮正明による漫画作品、およびそれを原作としたドラマ。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて2018年から2021年まで連載され、後に「Disney+」にて連続ドラマ化された。舞台は山間にある小さな村「供花村」。その地に駐在として赴任した主人公・阿川大悟が、供花村の「食人文化」の秘密に迫っていく。ホラーサスペンスの枠に収まらない、それぞれの思惑と葛藤がせめぎ合うヒューマンドラマだ。

物語の舞台となる供花村の公式ホームページが、ドラマの公開に際して創設された。「くげっし~」という愛らしいマスコットキャラクターがサイト内を案内してくれる。供花村の豊かな自然や、美しい風景、そして先述した奉納祭についてなど、村の魅力がふんだんに散りばめられている。一見すれば、ごく普通の地域紹介ホームページだが、閲覧を進めていくと奇妙な現象が起こる。明らかに紹介ページとは毛色のちがう、不穏な画像や文章が表示されるのだ。ちなみに、この「ニゲロ」は作中でもおなじみ、阿川家の引っ越し先の家の柱に彫られていた言葉。このホームページは漫画やドラマの枠を超え、供花村の怖ろしい秘密をリアルに体験できる。制作陣のこだわりと作品への愛がこめられた粋なコンテンツだ。

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二宮正明と柳楽優弥の対談実現

ドラマ化を記念して、原作者の二宮正明氏と主演の柳楽優弥氏の対談が実現した。執筆と演技、ふたつの表現の違いやそれぞれの苦労話に花が咲く。二宮氏は撮影現場へ見学に行ったらしく、重要な場面となる銀の葬列シーンに立ち会った。また柳楽氏に漫画1ページにかかる執筆時間を聞かれ、「だいたい5時間ほど」と明かしている。

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メイキング映像は30分超えの大作

撮影の合間、カメラに笑顔を向ける柳楽優弥

「あの人」(左)とましろ(右)の撮影シーン

トンネル内でのカーアクションの裏側

ドラマの撮影の裏側が詰まったメイキング映像が、Youtubeの「ディズニー+」チャンネルで公開されている。キャスト陣の役に対するコメントや、撮影の合間に垣間見える意外な一面はもちろん、特殊メイクや美術セットのこだわりにも迫ったファン垂涎の長編メイキングとなっている。

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『ガンニバル』の主題歌・挿入歌

テーマ曲:ブラウアン・ディオリベイラ「Theme Music」

ドラマ『ガンニバル』の劇伴を担当したのは、ロサンゼルスに拠点を置く音楽プロデューサー・備耕庸。さらにボーカリストの堀澤麻衣子、作曲家のブラウアン・ディオリベイラを迎え、『ガンニバル』の不穏に満ちた世界観を表現した。

nishi
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@nishikura

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